先日、私のよく見るタイの情報サイトに次のようなびっくりニュースが掲載されていました。
タイでゴッホの絵が発見される!?本物だったら100億円以上の価値が…【タイトレンドニュース】
"อุ๊ หฤทัย" ไขปริศนาภาพวาดต้นไม้ได้แล้ว หลังสงสัยว่าจะเป็นของ "แวนโก๊ะ"
「ウー・ハルタイ」手に入れた木の絵の謎に迫る。「ゴッホ」の絵の可能性が…。
簡単に説明しますと、タイ人歌手の「อุ๊ หฤทัย:ウー・ハルタイ」という女性がバンコク市内の家具屋で見つけ、たった1000バーツ(約3,300円)で買った絵が、じつはあのゴッホ(フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ)の作品かもしれない可能性が出てきたというものです。
現在このニュースはタイで非常に大きく取り上げられており、ニュース番組などでも報じられています。
動画内では「ウー・ハルタイ」さんにインタビューがなされており、彼女曰く「この絵がゴッホの作品であることに100パーセントの確信を持っている」とのことです。
他の情報サイトなどを見てみますと、各分野の専門家によってこの絵がゴッホの作品かどうかを詳しく調査なされている段階のようです。
現時点で分かっているのはこの絵が少なくとも100年以上前の作品であること、おそらく1700~1900年代のものであることがスイスから来た専門家によって確証されているそうです。
また歴史の専門家によるとこの絵が凡人の描いたものではないのは間違いないそうで、ゴッホの作品に見られる特徴がこの絵にもあるそうです。
この絵が「1700~1900年代のもので間違いない」ということで、「ずいぶんまた幅広い観察だなぁ…」というのが率直な感想ですが、たしかにその年代ならゴッホの生涯とも重なりますね。
この絵画を売っていたバンコクの家具屋さんもヨーロッパからの輸入品を取り扱っているお店だということで、この絵もゴッホの活躍していたオランダ~フランスから来たものである可能性は十分あると言えるでしょう。
もし本当にこの絵がゴッホの作品だったとしたらその価値はいったいどれほどになるのでしょうか?
上で見た動画の最後では「3พันล้านバーツ以上」と言っています。
3พัน(パン)=3000、ล้าน=100万ですから、3000×100万= 3,000,000,000!!
「30億バーツ」というとんでもない価値が付くことになります。日本円だと100億円以上…。
この絵の真贋を巡っての調査は約4年も続けられており、この絵を買ったウーさんもその証明調査の費用としてすでに300万バーツ(約1000万円)ものお金を使っているそうです。もう後には引けないって感じですね。
実際ニュース動画内でこの絵についてコメントするウーさんの知識はかなり入念な調査に基づいたもので、その表情には鬼気迫るものを感じます。
しかしたった1000バーツで買った絵がそれほど大きな可能性を秘めているだなんて…なんだか夢のある話ですね。
もしこの絵が本当にゴッホの絵だった場合、タイのみならず世界中で話題になることでしょう。結果を楽しみに待つことにいたしましょう。
この機会にタイラボが過去に取り上げたタイのトレンドニュース記事もぜひご覧ください。
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