※この記事は過去に書かれたものを加筆修正したものです。
慣れない海外生活をしているとやはりストレスに対処するのが課題になってきます。
それで多くの人がペットを飼い始めるのですが、いざ動物を飼うとこれまでの日常生活にプラスしてペットを飼うことに関してのタイ語を覚えることが必要になってきます。
我が家では迷い込んできたメス猫を飼っているのですが一昨年3匹の子猫を生みました。賑やかでいいのですがこれ以上子供を産まれると、とてもじゃないですが養っていけません。
それでまずお母さん猫の避妊手術を行うことにしました。
去勢しておかないとオス猫たちも大きくなってマーキングをし始め家が臭くなってしまうので、子供たち(みんなオス)の去勢手術も時期を見て行うことにしました。(この記事を加筆修正している2017年7月の時点ではみんな避妊&去勢済みです)
この記事ではタイで動物病院の探し方、避妊&去勢手術をお願いするときの注意点などについてご紹介したいと思います。
タイでペットの避妊&去勢手術を受ける方法(注意点)
動物病院の探し方
タイ語で動物病院は次のように言います。
「คลินิครักษาสัตว์:クリニッ(ク) ラックサー サッ(ト)」
「คลินิค:クリニッ(ク) 」は日本でも使う言葉ですね。「医院」や「診療所」を意味しています。
「รักษา:ラックサー」は「維持する・保存する」するという意味もありますがこの場合は「治療する」という意味になります。
「สัตว์:サッ(ト)」は「動物」を意味するタイ語です。これら三つの単語が合わさって「動物病院」という意味になるわけですね。
多くの場合、病院の前に「รักษาสัตว์:ラックサー サッ(ト)」と書かれた看板が掲げられており動物の写真や絵があると思うので、動物病院を探すこと自体はそれほど難しくないかもしれません。
多くの場合、建物自体はそれほど大きくなくテナントの一角で営業しているところがほとんどだと思います。
避妊、去勢手術を受ける方法&注意点
タイ語で「避妊」は次のように言います。
「ทำหมันถาวร:タムマン ターウォン」
「ทำหมัน:タムマン」が「避妊」を意味するタイ語です。
では「ถาวร:ターウォン」にはどのような意味があるのでしょうか?実はここがタイで避妊手術をする際の注意点です。
「ถาวร:ターウォン」には「恒久的に」という意味があります。つまり「タムマンターウォン」で「恒久的避妊」となります。「ん?逆に一時的な避妊とかってあるの?」と思われるかもしれません。
あるんです☝
タイには注射によって一時的に(一年ほど)ペットが妊娠しないようにする避妊方法があるんです。(調べてみると日本でもそうした処置を行ってくれる動物病院があるみたいですね)
それでこの「ถาวร:ターウォン」という言葉を言っておかないと避妊したつもりが一年後には可愛い子供たちが…という事にもなりかねないんですね。
それでタイで避妊する際には必ず「ทำหมันถาวร:タムマン ターウォン」このタイ語を使うことを忘れないようにしましょう。
避妊&去勢の値段
避妊、去勢の値段はクリニックによって違ってきますが以下に平均的な価格をご紹介します。
性別 | メス | オス |
価格 | 約2,000バーツ | 約1,000バーツ |
手術台、術後の薬代なども含めた金額です。オスの去勢の場合、少なくとも生後六ヵ月は経っている必要があります。
またペットの個体の大きさによってもいくらか値段が変わってくることも覚えておきましょう。※表にある価格は「猫」に関するものです。
手術を申し込む場合は事前に予約し、術前8時間は水も食事も摂らせないようにしなければなりません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いくらか手間やタイ語のスキルが求められますが愛するペットの為ならしょうがないですよね。むしろペットのためならこの逆境を超えていけるのかもしれません。タイ語のスキルアップも間違いなしです。
時おり市や県がサポートする医院が無料の避妊、去勢手術を請け負っています。
私自身は利用したことがないので分かりませんが、どうしてもお金が用意できない場合はそうした医院を探してみるのも一つの手かもしれません。
しかし覚えてもらいたい点として、タイの動物病院は全体的に見て日本より数段レベルが落ちると思いますので、無料となるといったいどんな処置になるのかちょっと心配してしまいます。
「可愛いペットに痛い思いをさせるので少しでも良い環境で手術を受けさせたい」と思うのは私だけではないかもしれませんね。
この記事が皆さんの愛するペットの為に役立つことを願っています。