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タイ・プラユット首相がコロナ拡大防止のために「非常事態宣言」を発表!これからいったい何が起きる…?

本日2020年3月24日、現地時間の14時から首相府において行われたプラユット首相兼国防相の会見において,「仏暦2548年(2005年)の非常事態における統治に関する勅令」を3月26日付で適用する旨の発表がありました。

以下が在タイ日本大使館からの速報内容となります。

・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の状況に対し,政府内で検討を重ねた結果,状況の改善のために,「仏暦2548年(2005年)の非常事態における統治に関する勅令」を3月26日付で適用することを閣議決定した。適用期間は1か月間である。
・同勅令に基づき非常事態宣言が発令され,政府内に特別な作業チームとして,プラユット首相兼国防相を責任者とする「COVID-19問題解決センター」を設置する。同機関において今後の措置が検討,決定されることになるところ,政府として国民の皆さまに日々の動きをお伝えしていく。
・状況の改善のために広範な協力をお願いする。
・現在,様々な情報が発信されているが,内容の真偽に注意してほしい。

あわせて,引き続きタイ当局等関係機関からの情報収集にも努めてください。
またタイ入国時や病院受診時など,必要な場合にはきちんと渡航歴等をご申告いただくようお願いします。

情報元:https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20200324_1.html

 

この速報には以下のような注意書きが添えられています。

※現時点で外出禁止令などの具体的措置の適用については発表されていません
今後,国内外の感染者数等の状況等を踏まえ,これらの措置が変更されることもありますので,引き続きタイ政府や関係機関等からの発表の最新の情報収集に努めて下さい。

ここ数週間のタイでの様子は変化が目まぐるしく、昨日と今日で状況が大きく変化することが起きています。

 

恐らくこのニュースを聞いた人の多くが「仏暦2548年(2005年)の非常事態における統治に関する勅令」というワードに興味を持たれたことでしょう。

あくまで参考情報程度にすぎませんが、過去にタイでこの「非常事態宣言」が出たときどんな政策が行われていたのかを少し調べてみました。

この「非常事態宣言」は2014年にも当時のタイ首相、インラック首相の辞任を求める反政府勢力のデモと、そのデモ隊を標的とする暴力事件の激化を見越した対策として発令されていました。

その際には戒厳令がしかれ、自宅から出ないように、また不必要に集まりあわないようにとの警告があったのを覚えています。

「仏暦2548年(2005年)の非常事態における統治に関する勅令」に基づく宣言は、タイ国内の治安維持のために政府・治安当局者に強い権限を与えるものとなっており、非常事態宣言下では、治安当局側が不審者を逮捕・拘留したり、デモ集会の禁止措置を取ったりと、実力行使ができるようになるものとなっています。

情報ソース:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140205-00000004-wordleaf-asia

日本ではこの2014年に起きた出来事を「タイ軍事クーデター」という名称でニュースが報じられており、そのことを覚えておられる人も多いことでしょう。

私自身その時にタイに居たのですが、町中で軍が指揮を執っており、バンコクではバスや列車も運休していたのを覚えています。

 

また2004年から 2005年にかけてタイの最南部にあるソンクラー県,パッタニー県,ヤラー県,ナラーティワート県で断続的に発生しているテロ,暴力事件との対策として、タイ政府による暴動の鎮圧を目的とした「非常事態宣言」が当時のタクシン元首相によって2005年7月に出されています。

恐らくこれが「仏暦2548年(2005年)の非常事態における統治に関する勅令」のもととなった出来事でしょう。

 

もちろんこれらの出来事と同じことがこのコロナ拡大防止対策としてそのまま行われるわけではないでしょう

しかし過去の事例に共通して見えるのは、治安維持のために政府・治安当局者に強い権限を与えられ、非常事態下では実力行使がなされるということでしょう。

今後どのような事態の進展が見られるかについてはあくまで個人的な予測でしかありませんが、おそらくまた戒厳令がしかれ、日常生活に影響が及ぶレベルでの制限が課されることを予想できます。

現在タイに居らっしゃる方、これから何らかの方法でタイへ入国予定の方は、どうぞ安全を重視した見方をいつも意識されてください。

詳細が発表され分かり次第、またこの記事に追記していきたいと思います。

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