
現在タイでも新型コロナワクチン接種が進んでいます。
ワクチンが十分にいきわたったていない状況をニュースで聞くこともありますが、実際周りの知人からは二回目の接種を終えた報告を聞いたりしますので、きっと着々とワクチン接種は進行しているのでしょう。
とはいえやはり、「○○産のワクチンはリスクがありそう…怖い…」と感じている人も多いようです。
特にタイ在住日本人の方々の中には、「できれば日本と同じファイザー社製のワクチンをタイでも接種できれば…」と願う人もいるのではないでしょうか。
つい先日、その点に関する新たなニュースが入ってきました。
【ニュース】タイの主要コロナワクチンに「ファイザー」を推薦する動き
情報ソースとなるのは「POST TODAY」というタイのニュースサイトで、YouTube上にもチャンネルを持ち幅広くタイのニュースを提供しています。
2021年7月5日付で次のようなタイトルのニュースが掲載されていました。
「เร่งจัดหา "ไฟเซอร์" เป็นวัคซีนหลักของไทยอีก1ยี่ห้อ」
訳すと「ファイザーがタイ主要ワクチンに加わるよう供給を促進」となります。
2021年の5月の段階で、タイ国内で承認されている新型コロナワクチンは以下の5種でした。
アストラゼネカ:AstraZeneca:แอสตร้าเซนเนก้า
シノバック:Sinovac:ซิโนแวค
ジョンソン アンド ジョンソン:Johnson & Johnson:จอห์นสันแอนด์จอห์นสัน
モデルナ:Moderna:โมเดอร์นา
シノファーム:Sinopharm:ซิโนฟาร์ม
先月(2021/06)の上旬にファイザー製のワクチンがタイでの承認待ち段階に入り、同月24日に正式に承認が下りたようです。
そこに来て7/5日付のこのニュースですので、かなり急ピッチでファイザー製新型コロナワクチンをタイで接種できるよう準備が進められているのが分かります。
この7/5付の発表の中で注目できるのは「主要ワクチンに加わるよう」という部分です。
ニュースなどを見ていると、現時点ではアストラゼネカとシノバックがタイで主に使われているワクチンだと観察できます。
この表現だとそこにファイザーが入るということなのでしょうか?
もしそうだとすると、承認こそされていてもなかなか接種する機会のないモデルナなどとは違って、タイ全土にファイザー製ワクチンが広く行き届くようになるのかもしれません。
もちろんワクチン接種はまだまだ分からない点も多いですし、それぞれ個人や家族と一緒に話し合って選んでいくべきことです。
とはいえこのニュースが本当に実現していくなら、ある人にとってはワクチン接種タイミングを決定する重要な要素となるでしょう。
日本人にとって耳馴染みのなるファイザー製新型コロナワクチンが、タイでも広く接種できるようになると聞いてホッとする人も多いかもしれませんね。
この件がタイでよくある「発表したものの自然消滅…」とならないことを願います。
【続報】
そのワクチンは2021年四半期内、もしくは10月中にタイに届く予定で、その後国民が無料で接種できるよう提供されます。