海外で生活し始めると、いずれ現地の人と電話で話をするという状況に直面するようになるかもしれません。
対面での会話なら身振り手振りをを使って何とか伝わることがあっても、相手の様子が見えにくい電話での会話は一つ上のタイ語レベルが求められるかもしれません。
ということでこの記事では電話口でよく使うタイ語フレーズ、特に掛かってきた電話に応対する際に使えるタイ語表現をいくつかまとめてご紹介したいと思います。
電話口で使えるタイ語フレーズ【応対編】
「もしもし」
電話を受け取るとき、掛ける時、その両方でまず使う言葉ですが、タイ語では次のように言います。
「ฮัลโหล:ハンロー」
英語の「hello:ハロー」から来ている言葉ですね。
タイ人が電話しているのを観察して「だいたいこう言うんだろうなぁ」と分かっていた人も多いと思いますが、あらためてタイ文字にすると「こう発音するんだ」という新たな気づきもあったかもしれません。
私も最初は耳で聞いた音に従って「アロー」と言っていたのですが、文字を見て「ハンロー⤴」というふうに発音を改めました。
だいたいの発音でも通じるのですが、顔が見えない電話口の会話な分だけにできるけイイ発音のタイ語を心がけたいものです。
「何の用ですか?」
ときどき誰か知らない人から電話が掛かってくる時があります。
そんな時は次のタイ語を使って「何の用ですか?」と聞いてみることもできるでしょう。
「ว่าอะไร?:ワーアライ?」
直訳すると「何を話すの?」といった感じの意味になるのですが、ニュアンス的には「何の用ですが?」といった感じです。
言い方によってはキツイ返しになってしまうので、穏やかな語調で語尾に「ครับ(クラッp)/ค่ะ(カ)」を付けるなどして丁寧に尋ねるようにしましょう。
「何の用ですか?」をそのままタイ語に直して「มีธุระอะไร:ミー トゥラ アライ」とも言えますが、この「ワーアライ?」の方がより柔らかい(くだけた)言い方なので、状況に合わせて使ってみることができるでしょう。
「どちらからお掛けですか?」
場合によっては掛けてきた個人の情報よりも、その関係する会社や組織について尋ねたい場合もあるかもしれません。
その様な時には次のタイ語を使って、「どちらからお掛けですか?」と聞いてみましょう。
「โทรจากที่ไหน?:トーン ジャーk ティーナイ?」
直訳でほぼ「どこから電話を掛けていますか?」と訳せるタイ語です。
先ほどと同じでこちらのタイ語も言い方によってはキツイ印象になってしまうので、穏やかな語調で尋ねるようにしましょう。
「どちら様ですか?」
全く知らない人や明らかに何らかの企業からの電話ですと、上で紹介した言葉を使って返答しやすいでしょう。
でも明らかにこちらを知ったふうの人からの電話で見知らぬ番号の場合、「どちら様でしょうか?」と聞く必要が生じる状況かもしれません。
「あなたは誰ですか?」と尋ねるタイ語は次のように言います。
「คุณเป็นใคร?:クン ペン クライ?」
日本語でも同じだと思うのですが、これって意外と言いづらい言葉ですよね。
特に相手側が凄くフレンドリーに話しかけてきてくれている場合、なんとも気まずい雰囲気になりそうで「どちら様?」と聞くのに勇気が必要となります。
なのでタイ語でも同じく、相手の心象を和らげる言葉を前置きしてから尋ねるなど気を使ってあげることができるかもしれません。
ぶっきらぼうに「クン ペン クライ?」と聞くのではなく、短く「ขอโทศ:コートーt(すみません)」と言ってから穏やかに同じ言葉で尋ねるのではずいぶん印象が違うと思います。
断り文句
あまり多用するのは良くないかもしれませんが、明らかに自分には関係ない電話内容の場合に使える「断り文句」も一つ紹介しておきましょう。
「わたし外国人なので…ちょっと都合悪いです~」みたいな断り文句なら何となく向こうも納得いきやすいかもしれませんね。次のように言えます。
「ฉันเป็นคนต่างชาติก็เลยคุยไม่สะดวก:チャン ペン コンターンチャーt ゴルーイ クイ マイサドワッk」
あまり自分が外国人だと知らせたくない場合は後半の「クイ マイサドワッk(今話するのは都合悪い)」だけでも良いと思います。
でもまぁ話している時点で相手はこちらが外国人と分かっていると思いますけどね。
まとめ
電話口で使えるタイ語表現をいくつかご紹介しました。
この記事でご紹介したのは主に電話が掛かってきたときの応対用のタイ語表現ですので、また後日、こちらから電話を掛ける時に使えるフレーズについても書きたいと思います。
電話でタイ人とある程度スマートに会話できるようになったらカッコいいですよね。頑張っていきましょう!
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