タイはコンビニ大国です。もしかしたら場所によっては日本よりコンビニの密集率が高いかもしれません。なので比較的簡単に欲しいものがすぐ手に入ります。
しかしそのコンビニより多いのが「ร้านค้า:ラーンカー」と呼ばれる個人商店です。
その個人商店の店先に、いかにもなローカルスナックが吊り下げられて売られているのを見たことがあるでしょうか?
《後日、参考画像が手に入りしだい貼り付けます》
コンビニで売られているような凝った包装ではなく、厚手の透明ビニール袋に簡単な情報が印刷された、いかにもチープでローカルなスナック菓子、得体が知れず恐ろしくてこれまで手を出したことがないという方も多いかもしれません。
そこはやはりタイ生活情報特化型ブログ「タイラボ」、使命感と共にレビューしておきたいと思います。
タイのローカルスナックを喰らう!安くて美味いのはコレだ!
3つのローカルお菓子
今回買って食べてみたのはこちらの3つ。
どーです、この溢れるローカル感! 見たら分かる、安いやつや!
私もタイに来たばかりの時には絶対手を出さなかった類のやつです。
各種一袋10バーツで売られていました。ではそれぞれの味をレビューして参りましょう。
魚のやつ「画像左」
まずはこちらのスナック。
こちらは魚を原料にしたチップスです。
原材料は「キャッサバ粉50%」「魚のすり身35%」「胡椒8%」「砂糖5%」「その他2%」となっています。
お味はというと少しの塩気があり、かなりしっかりと魚の味がします。でも生臭かったりするわけではなく、むしろ出汁のきいた旨味を感じさせる味です。
後味に胡椒がピリッと効いていて、ビールのあてになりそうな感じで普通に美味しくいただけました。ちょっと炙って食べるとさらに美味しいかもしれません。
ちなみにこちらのスナック、うちの猫たちにすこぶる評判が良かったです。やっぱり魚の風味が効いているからでしょうね。
エビのやつ「画像真ん中」
いわゆる海老せんと呼ばれるやつですね。タイのローカルスナックの代表格とも言えるかも知れません。それぐらい個人商店の店先でよく見かけます。
原材料は「キャッサバ粉58%」「パーム油23%」「エビのすり身9%」「胡椒5%」「塩5%」となっています。正体不明の原材料「その他」がありません。
お味はしっかりエビの香りがして香ばしい感じです。日本の駄菓子で売られている海老せんに通ずるものがありますね。
タイ人はよくこのスナックをソムタム(青パパイヤのサラダ)と一緒に食べたり、クイッティアオと呼ばれるタイの麺料理と一緒にスープに浸して食べています。
こちらも一袋ぐらいペロリといけそうな感じですね。
でも口に入れた瞬間、口内の水分を全部持っていかれそうになるので注意が必要かもしれません。バームクーヘン級の吸水率です。
エビのやつ2「画像右」
思わず指に入れて食べたくなるルックスをしたこちらのスナックも、原材料はエビを主体としています。
裏面に書かれた成分表によると、「キャッサバ粉56.69%」「パーム油28.34%」「エビのすり身9.45%」「胡椒0.66%」「塩0.57%」となっており、記載されていない約4%のその他材料が気になるところです。
個人的にはこちらのスナックが一番美味しく感じました。
味は日本の駄菓子屋で売られている、イカの切り身みたいなルックスのカレー味のあられのカレー味を抜いたみたいな感じです。
とても素朴な味わいで食べ出すとついつい止まらなくなります。
まさに「開けたら最後! You can’t stop!」プリングルス的魔性のタイローカルスナックです。
購入に際してのワンポイントアドバイス
おそらく各県各地方に生産工場があるのでしょう。これらのローカルスナックはだいたいどこの個人商店でも売られています。
しかし店舗によると、日光にさらされて油が酸化してしまっている商品が売られていたりしていて、そうなるととても食べれたものではありません。
そこでおすすめなのは生産工場を突き止めてそこまで買いに行くという方法です。
工場といってもそんなに大きなものではなく、多くの場合、民家を少し改造して作っているところがほとんどだと思います。
なので意外と近所の住宅地のど真ん中に工場があるというのがよくあるパターンです。
場合によっては卸値価格で買えますし、何より作り立てで美味しいのが買えます。
「たった10バーツのお菓子にそこまでは…」と思うかもしれませんが、どうせなら美味しいのが食べれる方がいいですよね。
もし偶然スナック菓子生産工場を見つけたらぜひ買ってみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
タイの個人商店の店先に吊られて売られているローカルスナック3品のレビューでした。
今まで得体が知れずに手を出してこなかった人がいましたら、何事も経験だと思ってぜひ食べてみてもらいたいと思います。
作りたてのおいしいスナックに当たればきっと気に入ってもらえると思います。
かさばるのでお土産には不向きかも知れませんが、旅先でのちょっとした「おつまみ」や「おやつ」に良いかもしれませんね。
以上、「タイのローカルスナックを喰らう!安くて美味いのはコレだ!」という記事でした。