
タイ全土でコロナ感染が拡大を見せている中、それぞれの県で講じられている「マスク非着用者への罰金制度」に注目が集まっています。
違反者にはかなり高額の罰金が課せられますので、私たち在タイ外国人もよく精通しておきましょう。
タイのほぼ全土でマスク非着用者に罰金が課せられるように
2021年4月下旬、タイのほぼ全土で屋外(自宅以外の)でマスクを着用していない者に罰金を課す動きが出てきています。
こちらから現在そうした制度を導入している県を確認出来ます。
例えばタイ東北地方ですと、サコンナコン以外のすべての県が「マスク罰金」制度を導入していることになっています。
全国的な動きですので、おそらくこの後ほぼ全ての県でこの制度を実施されていくのではないかと思います。
罰金額
ちなみに罰金額はどれほどなのでしょうか?
こちらのニュース動画が詳しく説明しています。
動画内容をまとめますと…
1回目の違反:6000バーツ
2回目の違反:12000バーツ
3回目の違反:20000バーツ
「20000バーツ=約7万円」ですので、かなり高額の罰金になりますね。
罰金対象
また覚えておきたい大切な点として、個人の車に乗っている場合にもこの罰金制度は適用されます。
マスクを着けなくても良いと見なされるのは、自家用車に一人で乗っている時のみです。
同じ家族でも二人以上が乗車している場合はマスクを着用しなければならず、違反時は罰金の対象となります。
また二歳より下の子供はマスクを非着用でも罰金は取られないようです。
その理由は二歳以下の子供はマスクの外し方が分からず窒息してしまう可能性があるからとのことで、そうした子供を感染リスクの高い場所へ連れていかないよう注意喚起もなされていました。
ニュースを報じているスタジオも「屋外」に入るので、キャスター全員がマスクをしています。
なんと驚くことに、バンコクの知事やプラユット首相という政府高官にさえこの罰金刑が科されているようです。
「何としてでもコロナを封じ込める」というタイの本気度が伺えますね…。
日本ではなかなか考えられないこのかなり厳しい制度が、今後タイのコロナ感染を抑える大きな要因となるかもしれません。