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【猫パルボ】タイで猫を飼っている人に必ず読んで欲しい記事【完全保存版】

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タイに移住生活しておられる人たちの中でペットを飼っておられる方も多いことでしょう。

ペットを飼われたことがある人なら分かると思いますが、もはや家族同然の彼らにできるだけ幸せで快適な生活をしてもらいたいと願うものです。

タイでほぼ野良と同じような飼われ方をしている動物たちを見るととても可哀そうになり、「せめて自分たちが飼っている子たちだけでも…」との気持ちが一層強まるのは私だけではないでしょう。

おそらくタイラボの読者の皆さんの中にもペットを深く愛している人が多いのでしょう、過去記事の中でもペット関連の記事はよく読まれています。

 

いつもタイラボを見てくださっている人はすでにご存知だと思いますが私の家でも現在2匹の猫を飼っています。

つい先月その2匹ともが大きな病気を発症し本当に危険な状況に落ちいりました。

獣医さんが言うには日本でも話題になっている「猫パルボ(猫汎白血球減少症)」という非常に致死率の高いウィルスに感染したとのことでしたが、看病しているあいだ本当に危険な病気だと感じました。

しかし飼っているペットが重病にかかった場合、タイでは日本の獣医さんと同等の処置を期待できないことが多いのも現実です。

つくづく大切なのは「予防」だと痛感させられました。

ということでこの記事を通してタイに住む愛猫家の皆さんに情報を共有しておければと思います。

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【猫パルボ】タイで猫を飼っている人に必ず読んで欲しい記事【完全保存版】

「猫パルボ」とは

先月、日本の猫カフェでの猫パルボウィルス感染がニュースになっていました。

残念ながら数匹の猫ちゃんたちは死んでしまったようですね。ニュースサイトには次のように書かれていました。

 「猫パルボウイルスは猫のウイルスの中でも、最も恐ろしい病気のひとつです。感染後、腸や骨髄、リンパなどで増殖し、1~2週間の潜伏期間を経て発症。激しい嘔吐や下痢などの症状を経て、血便も多くなり、発症から7日以内に死亡するとされています。子猫の場合は吐き始めて数時間で死亡するケースもあり、成猫で回復した場合でも便や尿などを通して数ヶ月に渡りウイルスを排泄します。これにより、多頭飼いの場合はすぐに感染が広がってしまいます」(動物ライター)

感染力が強く、幼弱猫の死亡率は75~90%とも言われる猫パルボウイルス。

予防する方法はあるのだろうか。

 「ウイルスの治療法は基本的にはありません。しかし、ワクチンを接種していれば感染を防ぐことができます。動物病院で接種できるワクチンの中で最もポピュラーな3種混合ワクチンに含まれているので、飼育場所が室内でも、室外でも少なくとも3年に1回は受けるようにしましょう」(前出・同)

 ワクチン未接種で免疫のない個体へのウイルス感染率はほぼ100%と言われている。大切な愛猫のために、ワクチンは必ず接種するべきだろう。

引用元:https://news.nifty.com/article/domestic/society/12184-42081/

「感染力が非常に強く」「致死率が非常に高く」「感染、発症してしまうと治療法がない」

猫を飼っている身としてはぞっとするようなキーワードが連なっています。

感染した動物の排泄物、ノミなどの媒介物、ケージ、食器、エサそして被毛にいたるまで全てのものが感染経路となりうる恐ろしい病気です。

 

実際その他のサイトなどを調べてみましたが我が家の猫たちに見られた症状と合致しています。

つまりタイでも「猫パルボウィルス」に感染する可能性が大だということです。実際今回お世話になったタイの獣医さんも毎年かなりの数の猫がこの病気にかかりそのほとんどが命を落としていると言っていました。

 

タイで猫を飼っている人にぜひ知っておいてもらいたいことですので、うちの猫たちが経験した事柄を忘備録として詳細にまとめておきたいと思います。

まずは飼い主として観察した「猫に見られた症状」を時系列ごとに詳しくまとめてていきたいと思います。

 

猫パルボに感染、発症したら見られる症状

潜伏期が1~2週間あるということですがその期間は目立った症状がありませんでしたので、明らかに体調に変化があってからの1週間を見ていきたいと思います。

残念ながら写真はありません。弱っていく子たちを見ていて可哀そう&心配でそれどころではありませんでした。

ご心配をかけないためにも前もってお伝えしておきますが、ありがたいことにうちの猫は2匹とも完全回復し今は元気いっぱい走り回っています。

 

※ここから時系列で紹介する猫の症状ですが、後述する獣医さんからもらった薬の投与やその他十分な処置をした状態でのことです。

1日目~2日目

食欲が無くなりあまり活動的でなくなる。

ほぼ一日何も食べなくなる。歩くことはできるが少しふらつき始める

嘔吐が見られるようになる。

 

1日目の終わりごろから嘔吐することが増し(1、2時間おきに吐く)「よだれ」が止まらなくなる

エサも水分も自分からは取らなくなる。おそらく口内や食道に炎症が生じているため。熱も出てくる。

子猫や老猫などはこの時点ですでにかなり衰弱し命の危険がみられると思います。

 

3日目~5日目

嘔吐、よだれがますますひどくなる。下痢血便が出始める。(腸の内壁がはがれて血便と一緒に出ます。一見すると寄生虫のように見えるので結構ビビります…)

エサも水分も全く取らなくなるので酷い脱水症状がみられるようになる。

大人の猫でも体力のない子ならこの時点でかなり危ないと思います。体力のある子でも衰弱しきってしまいます。

何も処置を施さないなら恐らくこの時点でほとんどの子が死んでしまうと思います。それぐらい症状が悪化する期間。

 

6日目~7日目

山場は越えたような感じ。でもまだまだ気が抜けない状態。

回復に向かっているならよだれと嘔吐が少しおさまり始める。熱は引いてくるが下痢、血便はまだ止まらない。

依然として自分からは全くエサ、水を取らない。まだまだ口内の炎症がおさまっていない様子。

 

8日目~9日目

少しずつ回復が見られ始める。

少し活動的になり自分からエサや水の方に寄って行き始めるが、口内が痛いのかまだ食べれない状況。

ただもう猫パルボによる命の危険が生じる山場は完全に超えた感じ。下痢と血便が止まり始めるのもこのあたりから。

ただ免疫が弱っているので他の感染症にはまだ注意が必要。

 

10日目~

自分で水やご飯を食べれるようになる。

ここで初めてホッと胸をなでおろせるぐらい元気を取り戻し始める。

しかし足に力が入らない様子特に後ろ足が不自由な感じ。高いところから飛び降りると後ろ足が滑って転んでしまう。

足の状況が改善されるまでは+1週間ほど掛かったと思います。

 

うちの猫たちは「マクロ → チャンツー」といった感じで1週間ずれた状態でそれぞれが感染発症しましたので、症状の進行が分かっていたぶんチャンツーは最初から十分な処置を施してあげることができました。

だからかチャンツーの方が山場を越えるのは早かったように感じます。それでも完全回復にはそれぞれ約2週間はかかったと思います。

 

続いて猫パルボに感染した猫たちにどういった処置を施したかを説明していきたいと思います。

 

 

施した処置

ここでは我が家が獣医さんのアドバイスを受けて行なった処置を書いていきます。

しかしもしお飼いの猫ちゃんがパルボに感染した恐れがある場合、まずはすぐに病院に連れて行ってあげてください!!

その後、獣医さんの指示に従ってそのとき相応しいと思われる処置をなさってください。

ただすぐに病院へ連れていけない場合などこの情報が参考になるかもしれません。

 

まず大切になってくるのは「強制的な水分と栄養補給」です。

パルボに感染した猫は本当に全くエサと水を取らなくなります。なので脱水症状が進みどんどん衰弱してそれが理由で命を落とすケースが多いようです。

 

うちの猫たちの場合、最初に発症したマクロが酷い脱水症状で大変でした。

パルボの症状が見られ始めた(その時はまだ何の症状か分かってなかった)次の日には病院に連れて行ったのですが、その時点では獣医さんも猫パルボとは確定できず「毒か何かを食べたのではないか」と言っていました。(数日後には猫パルボの可能性が高いと言っていました…)

ただ観察した症状から見て「抗生物質」と「吐き気止め」の薬を注射してもらい、自宅で経口摂取させるようにも言われました。

その際の薬がこちら。

タイ語で次のように言います。

「抗生物質:ยาปฏิชีวนะ:ヤーパティチーワナッ」

「吐き気止め:ยาแก้อาเจียน:ヤーゲーアージヤン」

 

抗生物質も吐き気止め合わせてだいたい300バーツほどで、これらを1日に2回スポイトで飲ませるようにとのことでした。

ただ猫もそう簡単には飲んでくれません。かなり抗って飲もうとせず(口から食道にかけて炎症があるので当然ですよね…)体力をひどく消耗しているようだったので「点滴」をしてもらうことにしました。

「点滴をしてください」をタイ語で言うと次のように言います。

ขอฉีดนำเกลือ:コー チーt ナムグルア」

 

普通動物にする点滴だと全身麻酔時以外は皮下点滴が普通のようなんですが、マクロは弱り切っていましたので二日ほど保つ血管への点滴をしてもらうことにしました。

その際食事をとらなくても大丈夫なようにと生理食塩液以外に栄養成分も入れてもらいました。

タイ語で栄養素のことをสารอาหาร:サーンアーハーン」と言います。

点滴は全部合わせて400バーツほどでした。

 

吊り下げ型の点滴だったので動物の場合は24時間目が離せず夫婦で交代で見張る必要がありましたが、症状がとても重かったマクロの場合はこの栄養成分入りの点滴は正解だったように思います。

いま思えばその点滴の中に「抗生物質」と「吐き気止め」も入れてもらえたらもっと良かったのですが…それって可能なんでしょうかね?

 

チャンツーの場合はできるだけ毎日スポイトで水を飲ませどうしてもという時は皮下点滴をしてもらいました。

栄養摂取の面ではジェル状の高カロリー猫エサを買ってきて無理やり口の上あご部分に塗りつけて食べさせました。

その「ジェル状高カロリー猫エサ」がこちら。

中身はかなりねっとりしたペースト状でけっこう強めの魚の匂いがします。値段はだいたい300バーツほどです。

どんどんお金が出ていきますが可愛い猫たちの命には代えられません。

このジェル状の高カロリーエサも正解だったと思います。少しの量でも栄養が取りやすいので食べるのを嫌がる猫たちにピッタリです。

粘度の高いペースト状のエサなので上顎に塗り付けると吐き出されにくく感じました。

 

約一週間は心配が絶えませんでしたがうちの猫たちは以上の処置で何とか持ちこたえてくれました。

獣医さんも二匹ともが持ちこたえたことはかなりのレアケースだと驚いていました。やはり相当致死率の高いウィルスなんですね。

マクロ、チャンツー生きていてくれて本当にありがとう!!😂

 

 

必ず予防ワクチン接種を!!

ということで何とか猫パルボから生還したうちの二匹ですが、この経験を通して事前のワクチン予防接種が本当に大切だと痛感しました。

獣医さんに聞くと最初の年は2回、翌年からは毎年1回の接種でこの猫パルボを予防できるそうです。

大切な点として「猫パルボ」をタイ語で何というかを覚えておきましょう。次のように言います。

โรคไข้หัดแมว:ローk カイハッt メーオ」

 

タイの動物病院ではこの猫パルボウィルスを含む4種の混合ワクチンを受けることができます。

その4種混合ワクチンがこちら。大切な情報なので大きめの画像でどうぞ。

 

一応4つのワクチンの種類を記しますと以下の通りです。(タイ語だと3種に分けられています、英語だと5つあるようにも見えます…)

4種(3種?)混合ワクチン

➀「โรคไข้หัดแมว」=「猫パルボ(猫汎白血球減少症)」

➁「โรคระบบทางเดินหายใจส่วนต้น」=「猫ウイルス性気管炎(猫ヘルペス)

③「ช่องปากและลิ้นอักเสบ」=「猫カリシウイルス(猫風邪)」

④「โรคลิวคีเมีย」=「猫白血病ウィルス感染症」

 

タイ語で混合ワクチンを打ってくださいは次のように言います。

ขอฉีดวัคซีนรวมแมว:コー チーt ワッkチン ルワム メーオ」

 

一度の接種で約450バーツほど掛かりますが 愛する猫のこと、後々のことを考えると必ず打っておいたほうがいい混合ワクチンです!!

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まとめ

いかがだったでしょうか。以上、【猫パルボ】タイで猫を飼っている人は必ず読んでおいてほしい記事【完全保存版】というテーマでお届けしてきました。

この記事は「かなりの気合い」を入れて書きあげました。愛猫家の熱い想いが込められています。

 

実際に「猫パルボウィルス」は本当に怖い病気だと痛感しました。

うちの猫たちは奇跡的に二匹とも完治しましたが、症状を見る限り命を落としても何ら不思議ではない病気だと思います。

ただこの記事にあるぐらいの十分な処置をしてあげられるなら、体力のある猫なら持ちこたえられそうだとも感じました。

愛すべき猫ちゃんたちのためにもぜひ飼い主の皆さんには知っておいてもらいたい情報ですので、お持ちのSNSなどでこの記事を同じ愛猫家の皆さんにシェアしていただけると嬉しいです!!

タイラボは皆さんの素敵な猫ライフを願っております。

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