タイでの生活をスタートさせるにあたってまず確保しなければならないもの…それは家です。
もちろんタイでも日本と同じように、新しく家を借りる際には賃貸契約書を作成しなければなりません。
この記事ではタイの賃貸契約書「サンヤーチャオバーン」の書き方について説明していきたいと思います。
これなら書ける!タイの賃貸契約書の記入方法【意外と簡単】
サンヤーチャオバーンは絶対作成しておくべき
そもそもこの「สัญญาเช่าบ้าน:サンヤーチャオバーン(賃貸契約書)」を作成する責任があるのは誰でしょうか?
尋ねておいて私も詳しいことは知らないのですが、普通に考えて「大家さん」側でしょう。
でもそこはさすがタイランド。
こちら側から何も言わなければ、家賃とデポジットだけ受け取って「じゃぁ、どうぞ」って感じの大家さんもいるのが現実です。
特に家の持ち主の代わりにその親族が賃貸手続きをしていたりすると、契約書の作成がスルーされてしまうことがあります。
まれに税金を免れるために家を貸し出したことを役所に届け出ない人もいたりして、それもこうした事態の一因となっているようです。
まぁ借りる側としてはそれはそれで簡単な感じがして楽だったりするのですが…、でも言えばちゃんと作ってくれますのでしっかり事前に確認し、絶対に賃貸契約書は作成しておきましょう。
なぜ「絶対に」かというと、法律を守るというのは大前提として、私たち外国人がタイで様々な申請を行う際にこの書類が必要となってくるからです。
例えばイミグレーションでの滞在延長申請時に提出が求められる時があります。家にインターネットを引くときに提出が求められることもあります。
他にも免許申請時やタイで仕事に就くときなど、どれも必ずしもというわけではありませんが「賃貸契約書」の提示が求められる状況はいくつもあります。
また警察官に身元確認のために提示を求められることもあり得ます。
なのでいずれにせよ「サンヤーチャオバーン」は絶対に作成しておきましょう。
入手方法
タイのスーパーの文房具コーナーなどに「สัญญาเช่าบ้าน」と書かれた用紙が売られています。
またネット上から無料でダウンロードしたものをプリントアウトして使用することもできます。
「สัญญาเช่าบ้าน」と検索をかけると「サンヤーチャオバーン用紙」をダウンロードできる様々なリンクがヒットします。
これから記入方法を説明する用紙は以下のリンクからダウンロードできます。
https://home.kku.ac.th/ksuriy/form01.doc ←クリックするとDLされます
一点注意していただきたいのは、このサンヤーチャオバーンにはいろんな様式があって、選んだ様式にある項目が他の様式には無いということがあります。
ただ細かな違いはあれども、基本は同じ内容になっているのでどれも使えると思います。
記入方法
ではさっそく記入方法を見ていきましょう。
まずは最初の部分からです。この部分にはこの契約書を作成した日付と場所を記入します(画像参照)↓
続いての部分には大家さんの情報を書きます。(画像参照)↓
さらに続く部分に借り手(あなた)の情報を書きます。(画像参照)↓
さらにその下の部分には借りる家の契約条件に関する情報を書きます。(画像参照)↓
もし一年ごとの契約更新にするなら、この下の部分は特に書かなくても良いかと思います。(画像参照)↓
※他の様式の用紙だとこの欄が無いことが多いです
「月々の家賃支払い期日」を書く欄もあれば記入してもらいましょう。(画像参照)↓
「ค่ามัดจํา:カーマッジャム」、つまりデポジット(手付金)は退去時に必要経費を抜いた分が返ってきますので、欄が無くても必ず記載するようにしましょう。
そうした書いておくと良い補足情報などは空いている白紙部分に書くと良いでしょう。(画像参照)↓
最後に大家、借りる人、証人①、証人②、それぞれのサイン(崩し書きと楷書の2種類)をします。(画像参照)↓
以上がタイの賃貸契約書「サンヤーチャオバーン」の記入方法です。最後にこちらの動画をどうぞ!
こうして見ると意外とシンプルで簡単だと思うのですが…、いかがでしょうか?
まとめ
日本からタイに移住してくる人、またはタイ国内で引っ越しする人も含めて、これからタイで新しく家を借りる予定のある人はぜひこの記事を参考にしてみて下さい。
タイラボはこれからも皆さんの豊かなタイライフを応援しています!
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