タイでご自分の「銀行口座」をお持ちの方も多いことでしょう。
タイでお仕事をされたり、またリタイアメントビザで滞在されている方なら必須アイテムとも言えるでしょう。
今ではすっかり難しくなってしまいましが、以前だと銀行によっては観光ビザでも口座を作れていました。
そうしょっちゅうある事ではありませんが、自分の銀行口座からの出金を他の人にお願いしたいということもあるでしょう。
逆に他人名義の口座からの出金を口座名義人本人に頼まれることもあるかもしれません。
そんなときに必要になってくるのが「委任状」です。
今日の記事ではタイの銀行が発行する委任状の書き方、そのタイ語表現について書いていきたいと思います。
タイの銀行が発行する委任状の書き方 タイ語での表現は?
「委任状」
タイの銀行でもらえる委任状はこんな様式をしています。
表
裏
タイ語で「委任状」は?
タイ語で「委任状」はどのように表現するのでしょうか?
上の画像内には「ใบคำขอถอนเงิน:バイ カm コー トーン ングーン」 と書かれています。
直訳すると「出金許可用紙」といったところでしょうか。
これはカシコン銀行でもらった用紙ですので、他の銀行でも同じような名称なのかは不明です。
それで以下のように言うならどこの銀行でも伝わるでしょう。
「ขอใบมอบอำนาจให้คนอื่นถอนเงินได้:コー バイ モーp アムナーt ハイ コン ウーン トーン ングーン ダイ」
上のタイ語表現で「他人に出金の権利を与える用紙を下さい」という意味になります。
一般的に「ใบมอบอำนาจ:バイ モーp アムナーt」で「委任状」というニュアンスになります。
委任状の書き方
ではタイ語での委任状の書き方を見ていきましょう。
表
裏
上の画像で日本語表記した部分さえ書いておけばまず大丈夫でしょう。
もちろんどこが「口座名義人」書くべきところで、どこが「代理人」が書くべきところなのかはちゃんと見極めておく必要があります。
事前用意の段階では基本的には「口座名義人」が書き、「代理人」はサインのみになるかと思います。
必要書類
もちろんこの委任状のみでは出金はできません。以下のものを用意して銀行に行きます。
・通帳
・口座名義人のパスポートのコピー(タイ人ならIDカードのコピーでOK)
・代理人のパスポートのコピー(タイ人ならIDカードのコピーでOK)
パスポートなど身分証明書のコピーには、本人了承済みであることを証明するサインが一筆あったほうが良いでしょう。
以上のものがそろっていれば代理人でも出金ができるはずです。
タイのお国柄ということもあって、ちゃんと証明書一式がそろっているなら銀行職員が代わりに記入してくれるということもあり得ますが、しっかりと不備なく事前準備しておくに越したことはないでしょう。
この委任状で出金できるのは「普通預金通帳」に限られるかもしれません。必要であればそのあたりの情報は銀行で確認なさってください。
一応触れておきますが、入金に関しては委任状がなくとも他人が行うことができます。
まとめ
タイの銀行を少し賢く利用するライフハック情報でした。
実際に口座名義人が病気や事故、その他の理由で銀行に直接出向けない場合こうした委任状が必要となってくるでしょう。
また日本人であれば一時帰国の際に委任状の必要を感じる時があるかもしれません。
この記事で紹介した方法は、銀行職員に直接聞いて教えてもらった方法なのでまず間違ってはいないと思います。
ただ実際にこの方法で出金したわけではありませんので、今後試す機会があればこの記事にその点を追記しておきたいと思います。