少し前からバンコク在住の人たちの間で話題になっている情報があります。
それは、「既存のバンコク路線バスのルートと番号が大幅に変更される」ということ。
バンコクにお住まいの方で生活の足としてバスを利用している方は非常に多いことでしょう。
実際、イサーンに住んでいる私もバンコクに出向いた際にはバスをよく使います。タクシーと比べるとかなり格安になるので、本屋で売っているバンコク路線バスのルート表などを買って覚えようとしたこともあります。
しかしなかなか複雑なルート表だった上に、イサーン住みにとってはそんなに使用頻度が高くないだろうと断念してしまいました。
しかしバンコク在住の方々にとっては慣れ親しんだ路線バスルートが変わるのは一大事かもしれませんね。今回のタイラボではそのあたりを少しまとめておきたいと思います。
一大事!バンコク路線バスのルートとナンバーが大幅変更するらしい…
情報元
今回の情報ソースはこちら。
https://www.facebook.com/pg/RotMaeThai/photos/?tab=album&album_id=1590809404323345
恐らくタイ国営?のバス会社のFacebookページだと思います。
そのページには次のように書かれていました。
รวบรวมข้อมูลเส้นทางรถเมล์ที่ใช้เลขสายใหม่ ในเบื้องต้น เขตการเดินรถที่ 7 และ 8 มีเลขสายรถเมล์แบบใหม่แล้ว
หากมีข้อมูลเขตการเดินรถอื่นๆ จึงจะนำเสนอต่อไป ก็ขอให้ทุกท่านศึกษาข้อมูลเลขสายเก่า กับเลขสายใหม่ เปรียบเทียบไปพร้อมๆ กันนะครับ
ここでいつものタイラボ恒例「ザクっと訳し」、いってみましょう。こんな感じのこと言っていると思います。
「新たな路線バス運行表のまとめ。バス運行区域⑦と⑧に関しては新たな運行表が適用されています。もしその他のバス運行区域に関しての情報をお持ちの方は、古い情報と新たな情報を見比べていかれることをおすすめします。」
なるほど、もし上の訳が正しければすでにバス運行区域「7」と「8」に関しては新たなバンコク路線バスのルートとナンバーが適用されているということになりますね。
変更されたバスナンバーとルート
上記のFacebookページには改定されたバスルートとナンバーが表にまとめられていました。
※下記画像すべてはhttps://www.facebook.com/pg/RotMaeThai/photos/?tab=album&album_id=1590809404323345より引用
この表にあるのは先ほど言っていたバス運行区域「7」と「8」のようですね。
ぱっと見で分かるのが、バスナンバーにアルファベットが含まれるようになったことです。
しかしただ単に以前のバスナンバーにアルファベットが足されただけというわけではなく、ナンバー自体も別の数字が新たにあてがわれていることがわかります。
つまり、
(旧)No,「114」 → (新)No,「G114」 となるのではなく、
(旧)No,「114」 → (新)No,「G21」 と全く違うバスナンバーになっているということです。
これは厄介ですね。すべてのバスナンバーをまた一から覚えなおさないといけないことになります。
バスの運行ルートはどうなんでしょうか?
私の持っている2012年4月発行のバスルート表と見比べてみました。
《検証①》
(旧)No,114 バスルート:ตลาด อตก.3 - แยกลำลูกกา
↓
(新)No,G21 バスルート:รังสิต - อู่นครอินทร์
《検証②》
(旧)No,67 バスルート:วัดเสมียนนารี - เซ็นทรัลพระราม3
↓
(新)No,R44 バスルート:รพ.รามา - วัดเสมียนนารี
うーん、バスルートも変わっていますね…
もしかすると私の持っているバスルート表が古すぎるのかもしれません。
というのも上に張った画像内にあるいくつかの新しいバスルートの部分に「ปรับ เป็น~:プラッ(プ) ペン(~に変わるという意味)」という言葉が使われているからです。
その言葉の付いているバスルートに関しては、今回の改定でルート変更がなされたということが分かります。
しかしその言葉が使われていないルートに関しても、2012年4月発行のバスルート表と見比べると大きく変わってきています。
この変化が過去5年間のものなのか、それとも今回の改訂に基づいたものなのか、日頃からバンコク路線バスを使っていてご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただければ嬉しいです。
今後の動き
バス運行区域「7」と「8」だけでも大きな変更点があることが分かりました。
しかし上記Facebookページには次のような表題が掲げられています。
【 เปิดโผเลขสายรถเมล์ใหม่ ในเส้นทางปฏิรูป 269 เส้นทาง 】
いやでも「269」という数字に目がいくと思います。そうです、表題は269のバス路線で改訂が行われると言っています。
ですから今後、バス運行区域「7」と「8」だけでなく、ほかの区域でも順次改訂がなされていくと考えてよいでしょう。
もしかすると公に情報が出ていないだけでもうすでに改訂されている路線もあるかもしれません。
バスを日常的に使っている人にとってこれは大きな変更点ですね。新しくなったバスナンバーも含めて、苦労して覚えてきた路線をまた新たに覚え直さなければなりません。
もちろん新しく改定されたバス路線図も発売されるでしょうから覚える方法が無いというわけではありませんが、しばらくはバンコク界隈で路線図を広げている人を見かけることが多くなるかもしれませんね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
わたしはイサーン地方に住んでいるので滅多にバスを使うことはありませんが、バンコク近郊に住む方々にとって今日の記事はまさに「一大事!」といった内容だったかもしれません。
こういう改定がなされれる度に「なんでタイはもっと効率よく物事を推し進めないんだろう…」と思ってしまいます。
もちろん関係することをすべて知っているわけではなく、当事者しか知りえない事情もあるでしょうから何とも言えないのですが、今回のバンコク路線バスに関する改定でいくらかの混乱が生じるのは必然だと思います。
タイラボも今後の動向に注目していきたいと思います。以上、「一大事!バンコク路線バスのルートとナンバーが大幅変更するらしい…」のご紹介でした。