2018/12 過去記事の体裁を整えリライトしました。
日本だろうとタイだろうと世界中のどこに居たとしても私たちは生活していくために必要なものを「買って」生きていくことになります。
住み慣れた日本でさえ自給自足の生活はかなりハードルが高いでしょうから、まして慣れない外国の地で自給自足なんて到底無理な事でしょう。
この「買い物」、生活していく上で欠かせない行動であると同時に生活に彩りを与えてくれるものでもあります。
「お気に入りの商品を安く買えた!」「珍しい物を見つけた!」 たったそれだけで少しハッピーな気持ちになるものです。
タイで生活していますと多くの必要品をスーパーマーケットで買うことになるでしょう。 安全性や豊富な品揃えの点でもスーパーマーケットはとても便利な場所で生活していく上で欠かせない存在です。
しかし「安さ」や「地場産の物を探す」という点でタイの人にとって「市場」の存在は欠かせないものとなっています。
ということでこの記事ではタイの魅力的な文化の一つ、市場:タラートに目を向けてみましょう。
タイの魅力的な文化 【市場:タラート】買い物時に使える二つのタイ語
市場の種類
タイの市場には大きく分けて2つの種類があります。
一つは朝早くから夜遅くまで決まった場所で毎日営業している市場です。
多くの人はこの市場のことを次のように呼びます。
「ตลาดสด:タラートソット」
この市場では野菜や肉、魚と言った生鮮食品を中心にお惣菜やその他日用生活品が売られています。
もう一つの種類は曜日によって違う場所、もしくは決まった場所で夜にだけ開かれる市場というものがあります。
タイ人は「ตลาดไนท์:タラートナイ」とか「ตลาดนัด:タラートナッ(ト)」呼びますが、外国人たちにも分かるよう「ナイトバザール」と呼ぶこともあります。
この市場では生鮮食品に加え、出来立てのお惣菜やおやつ、古着に携帯電話、お土産品や雑貨など様々なものが売られています。多くの場合、学校のグラウンドなどかなり広い敷地で開かれています。
ですので2つとも基本的にはよく似たものを売っているのですが、タラートソットは生活に必要なものを売っている普通のスーパーのような感じで、ナイトバザールはどこかお祭りの屋台のような雰囲気があるとイメージしていただければ良いと思います。
市場(タラート)を賢く使い分けよう
この2つのタラートをそれぞれの用途に合わせて賢く使う方法を考えましょう。
まずタラートソットですがこの種類の市場の特徴は「決まった人がいつも決まった場所で同じ商品を売っている」ということです。
ですので通い詰めてお得意さんになれば時おりオマケしてもらえたりなんかします。
お気に入りのお惣菜屋さんを見つけて定期的に通うなら顔や好みを覚えてもらえ新商品が出たりすると「味見してみてね」ともらえたりするかもしれません。
野菜を売っているお店なんかだと5バーツぐらいの端数ならこちらが何も言わなくてもまけてくれることが多々あります。
またタラートソットは地元の人が地元の物を仕入れて売っていることが多いので、野菜などは新鮮で値段もかなりお手頃になっています。
タラートソットに行けばその時期に何が旬なのかも分かるでしょう。
次にタラートナイ(ナイトバザール)ですが「普通の市場では売っていないようなものが手に入る」ということを特徴として挙げることができるかもしれません。
地元の民芸品や手作りの雑貨、アーティスティックな小物まで、お土産やお部屋のアクセントに丁度よいものがたくさん売られています。
ですので観光気分でショッピングに出かけるのにも良い場所となっています。
実際、お土産屋で売っているものと同じものが格安で手に入ることもありますので活用しない手はないですよね。
市場で使いたい2つのタイ語「アンニータオライ?」「ロットダイマイ?」
せっかくなら上の2つの言葉を使ってもっとディープに現地の市場を楽しみましょう。
「อันนี้เท่าไหร่:アンニータオライ 」コレいくら?
「ลดได้ไหม:ロットダイマイ 」まけてくれる?
ポイントはニコニコ笑顔でお願いすることです。タイでは日本と違い店側と客の立場はそう大きく離れていません。
なので対等でフレンドリーな関係で上の二つの言葉を投げかけて見ましょう。きっとタイ人の優しさに触れることができると思いますよ。
まとめ
確かにスーパーマーケットでの買い物のほうが衛生面でも安心で価格表示も分かりやすいかもしれませんが、その土地の市場でしか経験できないディープな世界観も魅力的ですよね。
「郷に入りては郷に従う」
海外生活でまず思いに留めておきたいとても大切なことわざだと思います。
せっかくタイに来たなら現地の人たちと同じ目線で日常生活を経験してみるのも良いかもしれません。
ぜひ皆さんが滞在する地域のタラートを探して足を運んでみてくださいね。