タイで長く暮らしている人なら公共のもの以外で何かしらの交通手段を確保しているかもしれません。
比較的購入しやすい身近なところなら「バイク」、本気でタイ長期滞在を考えている人なら「車」もその選択肢に入っていることでしょう。
この記事ではバイクや車を所有している人がいずれ直面する場面、「オイル&タイヤ交換、パンク修理」という状況で使えるタイ語とその方法、だいたいの値段について紹介していきたいと思います。
タイでオイル&タイヤ交換、パンク修理をする方法と費用【整備工場で使えるタイ語】
オイル交換
まずはオイル交換ができるお店を探しましょう。整備工場ならどこでも請け負っているでしょうし、町の小さなお店でもだいたいできます。
どんなお店でもオイルの入った容器が店先に見えるなら間違いなくできるでしょう。
「エンジンオイル」のことをタイ語で次のように言います。
「น้ำมันเครื่อง:ナmマン クルアン」
「น้ำมัน:ナmマン」が「油、オイル」、「เครื่อง:クルアン」は「機械」という意味があります。
それで「オイル交換したい」と伝えたいなら次のように言います。
「อยากเปลี่ยนน้ำมันเครื่อง:ヤーk プリヤン ナmマン クルアン」
「อยากเปลี่ยน:ヤーk プリヤン」は「交換したい」という意味です。タイラボ過去記事に何度も出てきたことのある言葉なので、いつもこのブログを見に来てくださっている人には説明するまでもないですね。
車のオイル交換の場合だと「オイルフィルター」の交換も必要になってくるでしょう。タイ語で次のように言います。
「กรองน้ำมัน:グローン ナmマン」
「กรอง:グローン」には「フィルター」という意味があります。
「グローン」は平声、まっすぐな発音です。「กล้อง:グローン⤵」と上から下に落ちるの発音(下声)にすると「カメラ」という意味のタイ語になってしまうので気をつけましょう。
他にも「ブランド、メーカー」を意味する「ยี่ห้อ:イーホー」というタイ語も覚えておくと良いかもしれませんね。
オイル交換の値段相場
オイルブランドとグレードにもよりますが工賃も含めだいたい1000~1500バーツぐらいです。フィルター交換も一緒にするなら+200~300バーツぐらいでしょう。
正規ディーラーで行うと1.5倍ぐらいしますが、その分サービスもクオリティも良くなります。
タイヤ交換
タイヤ交換はオイルより値が張るので慎重にいきたいですね。
タイヤをタイ語で次のように言います。
「ยาง:ヤーン」
「ゴム」って意味の言葉なのですが、整備工場や修理屋さんで言えばちゃんと伝わります。
もっと細かくちゃんと伝えたい人は次のように言えるでしょう。
「ยางรถยนต์:ヤーン ロッtヨン:車用タイヤ」
「ยางมอไซค์:ヤーン モーサイ:バイク用タイヤ」
バイク用タイヤに関してはいわゆるタイヤ「ยางนอก:ヤーン ノーk」と、中のチューブ「ยางใน:ヤーン ナイ」とを分けて言わなければいけない場合もあります。
まぁだいたいの場合、整備士さんが状況を見て意味を汲んでくれるとは思いますが…。
先ほどの「อยากเปลี่ยน…:ヤーk プリヤン…」を使って「タイヤ交換をしたい」という旨を伝えましょう。
車のタイヤ交換の場合は特に「ブランド、メーカー」を意味する「ยี่ห้อ:イーホー」というタイ語を使う確率が高いでしょう。
また新品のタイヤを「ยางไหม่:ヤーン マイ」、中古タイヤを「ยางเปอร์เซ็นต์:ヤーン プォーセン」と呼びます。
「新しい」を意味する「ไหม่:マイ」をつけて「ยางไหม่:ヤーン マイ:新品のタイヤ」は分かりやすいですが、「%(パーセント)」のタイ語読み「เปอร์เซ็นต์:プォーセン」を付けて「中古タイヤ」という意味になるのは面白いですね。
タイヤ溝の残り具合で値段が変わるからそう呼ぶのでしょう。もちろん「中古」を意味する「ムーソーン」を付けて「ยางมือสอง:ヤーン ムーソーン」でも伝わります。
日本では一般的にタイヤ交換時に「ローテーション」という方法を使うかもしれません。
つまりタイヤは前後でかかる負荷が異なるので、長持ちさせる為に定期的に前後左右を交換(ローテーション)させるという方法です。
タイ人はあまりそういう方法を使わないそうなんですが、もしどうしてもローテーションしてほしいなら次のように言えるでしょう。
「เอายางไหม่ไว้ที่หลัง เอายางเก่าไว้ที่หน้า:アオ ヤーンガオ ワイ ティーラン アオ ヤーンマイ ワイ ティーナー」
「古いタイヤを後ろに、新しいタイヤを前にして」
「ยางไหม่:新しいタイヤ」「ยางเก่า:古いタイヤ」「ที่หลัง:後ろ」「ที่หน้า:前」を入れ替えれば、希望に沿った文章にカスタムできるでしょう。
ちなみにタイヤの類別詞は「เส้น:セン」です。
タイヤを2本買いたいなら「สองเส้น:ソーン セン」4本買いたいなら「สี่เส้น:シ- セン」となります。
タイヤ交換の値段相場
こちらもタイヤの大きさ、種類、グレード、メーカーによって値段は大きく変わってきますが、一つの例として私の乗っている日産マーチのタイヤなら以下のようになりました。
もともと履いていた「175/60R15」をブリヂストンの「185/60R15」へ交換。新品タイヤ2本購入。
(本来1本1900バーツのところを200バーツまけてもらって)工賃などすべて含めて1700バーツ×2本=3400バーツ(約11,000円)
参考程度にどうぞ。もちろんこちらも正規ディーラーだともっと割高になります。
パンク修理
オイル交換やタイヤ交換と比べると値段も方法もずいぶん気楽な修理ですね。
「パンク修理」のことをタイ語で次のように言います。
「ปะยาง:パ ヤーン」
この文字が書かれた看板があればパンク修理を請け負っているお店です。分かりやすいですね。
普通はパンクしたバイクや車を修理店にもっていき、「ยางรั่ว:ヤーン :パンクした(空気が抜けた)」と言えば状況に応じた処置をしてくれます。
しかしバイクだとチューブタイヤを履いていますので、小さな破れならパッチを張ってかなり安価で修理することも可能です。
その場合次のように言います。
「ซ่อมยาง:ソム ヤーン」
「タイヤを修理する」という意味です。破れが大きい場合はチューブ交換になります。
今どきの車だとほぼ100%チューブレスタイヤでしょうから、上の「ソム ヤーン」というタイ語を使えば直してもらえるでしょう。
パンク修理の値段相場
バイクだとパッチを張ってのパンク修理が一か所20バーツぐらい、チューブ交換だと120バーツほどでできます。
車のパンク修理は一か所100~150バーツぐらいだと思います。もちろん町の個人経営の修理工場での値段です。
タイでのパンク修理の様子はこちらの動画をご覧ください↓
まとめ
いかがだったでしょうか。「タイでオイル&タイヤ交換、パンク修理をする方法 整備工場で使えるタイ語」という記事でした。
旅行者にはあまりピンとこない記事かもしれませんが、タイ移住者にとってはかなり実際的な情報だったと思います。まぁニッチな感じでそれも良いのではないでしょうか。
この記事が皆さんの豊かなタイライフのお役に立てれば嬉しいです。