日本でもそれぞれの地方に独自の方言がありますが、タイもそれぞれの地方にそれぞれの方言があります。
タイの中では大きく分けて4つ、細かく分けるならなんと80以上の言語が存在します。
例えば、標準語を使う「ภาคกลาง:パーク グラーン(バンコク近郊)」や「ภาคใต้:パーク タイ(南部)」、「ภาคอีสาน:パーク イサーン(東北地方)」そして「ภาคเหนือ :パーク ヌア(北部)」などがあります。
他にも山岳民族が使う言葉ラフ語、モン語、パマー語、などなどたくさんありますが、今日は私Nobuが住んでいる東北地方の言語であるイサーン語をご紹介したいと思います。
タイの【東北弁】を使おう!観光で使える\身近なイサーン語をご紹介!
大阪人が標準語を知ってるけど大阪弁しか話さないようにイサーンの人も基本イサーン語しか使いません。
しかもイサーン語はまたタイ語とは別の言語と言って良いほどまったく違うんです。しかもタイ語で最も大切な要素の一つである「声調」さえ変わってしまうほどです。
ですのでイサーン語はタイ国内で多くの人が使っているもう一つの言語と考えても良いかもしれません。
今回のタイラボではイサーンに遊びに行った時に使える身近なイサーン語をご紹介したいと思います。
身近な日常で使うイサーン語 「挨拶、受け応え編」
「こんにちわ」
タイ語…「สวัสดี 」(サワディー )
イサーン語…タイ語と同じ
「元気ですか?」
タイ語…「สบายดีไหม?」 (サバーイ ディーマイ ?)
イサーン語…「ซำบายดีบ่」(サンバーイ ディー ボー?)
「元気です」
タイ語…「สบายดี 」 (サバーイ ディー )
イサーン語…「ซำบายดี จ้า」(サンバーイ ディー ジャー)
「元気ではないです」
タイ語…「ไม่สบาย」 (マイ サバーイ)
イサーン語…「บ่ซำบาย」(ボ サンバーイ)
「そうです」
タイ語…「ใช่ 」 (チャイ )
イサーン語…「แม่น」(メーン)
「大丈夫です。どういたしまして。なんでもないです。」
タイ語…「ไม่เป็นไร」(マイ ペン ライ)
イサーン語…「บ่เป็นหยั่ง」(ボ ペン ヤン) ですが(ボ ペン ニャン)でも通じるハズです。
「何ですか?」
タイ語…「อะไร」(アッライ)
イサーン語…「อีหยั่ง」(イーヤン)
「あなたの名前は何ですか?」
タイ語…「คุณ ชื่ออะไร?」(クン チュー アライ?)
イサーン語…「เจ้า ซื่อ อีหยัง」(ジャオ スー イヤン?)ここのスーの発音はイの口を作ってウの発音をします。
「私の名前は…」
タイ語…男性「ผมชื่อ....」(ポム チュー....) 女性「ดิฉันชื่อ....」(ディチャン チュー....)
イサーン語…「ข้อยซื่อ....」(コーイ スー...)ここのスーも上と同じで、イの口でウの音を出します。
身近な日常で使うイサーン語 「食事、買い物編」
「美味しい」
タイ語…「อร่อย」(アローイ)
イサーン語…「แซบ」(セーブ)ここで言うセーブのブはハッキリと言わずに口を閉じます。
「とっても」
タイ語…「มาก」(マーク)
イサーン語…「หลาย」(ラーイ)
「とっても美味しい」
タイ語…「อร่อย มาก」(アローイ マーク)
イサーン語…「แซบ หลาย」 (セーブ ラーイ)
「いくらですか?」
タイ語…「เท่าไร?」(タオ ライ)
イサーン語…「ท่อใด๋」(トー ダイ)
「20バーツです」
タイ語…「ยี่สิบ บาท」(イーシップ バーツ)
イサーン語…「ซาว บาท」(サーオ バーツ)
お金に関しては20バーツだけ言い方が違いますので、20バーツが「サーオ バーツ」と言うことを覚えておくとあとはタイ語と同じです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
他にもたくさんありますが、とりあえず身近なところで使える単語をあげてみました。
しかしひとつ覚えておいて欲しいのが、イサーン地方(東北地方)でもそれぞれの県にそれぞれ独自の方言があります。
「ここの県ではこの言葉を使ってたのに違う県に行ったら全然違う!」なんてこともありえます。でも観光で遊びに行くのであれば上にあげたような基本のイサーン語を使えれば十分でしょう。
思った以上にタイ語とイサーン語は違うと感じられたかもしれません。
もちろんタイ人も外国人と分かればタイ語を使ってくれますし私たちが使うカタコトのタイ語もわかってくれますが、普段使えるイサーンの言葉を覚えて使ってみるならイサーン人の心をつかむ事間違いなしです。是非覚えて使ってみてくださいね。