ここ数年日本ではSNSを通じて不適切動画を投稿した結果、炎上し取り返しのつかない状況に陥ったというニュースが絶えません。
「バカッター」なる言葉が生まれるほどで、SNS利用者が増え続ける昨今、関係する人や企業に多大の影響を与える無視できない問題となっています。
もちろんそうした度の過ぎた迷惑な行動は良くありませんし、生じた弊害に見合ったそれなりの罰が科せられるのも抑止力として当然あって良いものかとも思います。
しかし今週タイで、一見すると「ちょっと対応がシビアすぎるんじゃないか…」思われるSNS炎上関連のニュースが取り上げられていました。
SNS炎上!!「タイの猛暑で卵が焼ける」冗談投稿で懲役&罰金の可能性…
発端は「ジョーク」動画
ことの発端となったのはこちらの動画。
動画の内容はというと次の通り。
ときどき友人間でおもしろ動画を撮ってシェアするというのはよくあることですよね。どうやらこのビデオはその種のもののようです。
実際はガスを使って卵が焼けるほど十分に熱しておいたフライパンを使ってのフェイク動画だったらしいのですが、この動画に対する反応は予想以上にシビアなものでした…。
警察が動いた!
動画拡散後、この動画の真偽に疑問を抱いた人が騒ぎ出した結果「ปอท. :ポーオートー」と呼ばれるタイのサイバーポリスが動き出す結果となりました。
サイバーポリスが言うには、
「SNS内で投稿した真実ではない情報が拡散され人々をパニックに陥れる可能性がある。それはコンピューター法の第14条に反することになる。」
「投稿した本人が問題となる動画を消しても拡散された動画は残り続ける」
「もしこの種の問題が裁判で扱われた際、懲役5年か10万バーツ以下の罰金、もしくはその両方が科せられることになる」
情報ソース:LINEニュース
周りの人を巻き込み人を不快にさせる度を越した迷惑行為動画などにはこうした罰則が科されてもおかしくないような気がしますが、今回の動画に関してはちょっと反応がシビアすぎるのではないかとも感じます。
でも確かにここ数週間タイでは異常な猛暑が続いていますので、このジョーク動画を見ることによって何らかの混乱を招く可能性はあるかもしれません。
まとめ
今回はタイ人が投降した動画が発端となっての騒動でしたが、もしこれが外国人によるものであったらならさらにシビアな対応になっていたかもしれません。
「日本の人にタイの暑さを伝えたい…どうせなら面白い方法で…そうだ!」…あり得そうで怖いです。
いずれにせよSNSでの情報投稿には慎重さが求められますね。
暑すぎると正確な判断力が働かなくなることもありますので、この点気を付けていきましょう。