今年に入ってからの「一番大きなニュース」と言えば、やはり新型コロナウイルスに関するものでしょう。
日本でも既に何人もの感染者が出ており、今後どれほど被害が拡大するのかが懸念されています。
横浜に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」における新型コロナウイルスをめぐる日本の対応にも、「対応が甘すぎる」「不安しか募らない」など、様々な意見が飛び交っています。
そうした日本へのマイナスな見方も影響してか、2/17にタイ保健省はこれまでの中国、香港、マカオ、台湾に加えて日本とシンガポールからの入国者に対して検疫を強化する旨を発表しました。
【緊急】タイ保健省が日本からのタイ入国者に対して検疫強化を発表!
以下、その発表の全文となります。
2月17日、タイ保健省は、新型コロナウィルス(COVID-19)に関し、日本、シンガポールからの入国者に対して検疫を強化する旨発表しました。
- タイに滞在中の方、また、これからタイへの渡航等をお考えの方は、体調管理に努め、日頃から人混みを避け、マスクの着用や外出後のうがい・手洗いの励行、アルコール消毒等に努めてください。
タイ保健省は、国内での感染例が増加している新型コロナウィルス(COVID-19)に関し、従来の中国、香港、マカオ、台湾に加えて、日本、シンガポールからの渡航者及び過去14日以内にこれらの地域に滞在した渡航者に対して、空港でスクリーニングの対象とすることを決定しました。具体的には、体温が37.5度以上あり、かつ、咳、鼻水、のどの痛み、頻呼吸、呼吸困難のいずれかを伴う症状がある方は、タイ国内の病院においてウイルスの検査を受けていただくことになります。
既にタイに入国されている方でも、過去14日以内にこれらの地域に滞在した方については、病院で診察を受けられた際、上述の症状がある方は、同様のウイルス検査を受けていただくことになるとのことです。
ついては、タイに滞在中の方、また、これからタイへの渡航等をお考えの方は、新型コロナウィルスに関する外務省海外安全ホームページや在タイ日本国大使館ホームページをチェックするなど、最新情報の収集に努めてください。
また、インフルエンザが流行する季節でもあり、空港や人混みの多い施設を利用される際はマスクの着用や手指等のアルコール消毒をお奨めします。さらに、外出後は必ずうがい・手洗いを励行するなど予防に努めてください。
引用元:在タイ日本大使館公式ページ
空港での検疫が強化されるとのことで、これは今後タイへの渡航を計画している多くの人に影響が出るものと見られます。
「体温が37.5度以上あり」と書かれていますが、これって人によっては微熱の域を出ないかもしれませんよね。
旅行からくる疲れや飛行機内での空調の影響によって、上記のような症状が出てしまうことも全くないとは言えません。
言葉も伝わらない異国で強制的にスクリーニングされ、しかも疑わしいならタイ国内の病院においてウイルスの検査を受けなければならないかもしれないということで、これはかなりのストレスの原因になりそうです。
もし新型コロナウイルス感染と疑わしい検査結果が出るとどうなるのでしょうか?
そのままタイの病院に隔離されるのか、それとも日本へ強制帰国させられるのか、情報は少なくまだまだ不明な部分がほとんどです。
もしタイ国内病院で隔離されるとして、その費用が自分持ちとなるとかなり大きな出費を覚悟しなければなりません。
すでにタイに長期滞在している者の目線からすると、これを機に変にタイ入国が厳格化されないかも心配です。
こうしたイレギュラーなことがあるとどうしても物事をマイナス方面へ考えてしまいがちになってしまいますね…。
しかしこの情報を知っているだけでも幾らか心の準備ができますし、できる範囲内での事前対策も講じられるかもしれません。
近くタイへの渡航を計画なさっている人はこのニュースをぜひ思いに留めておかれてください。
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