タイラボのようなジャンルのブログを書いていますと海外生活で、もしくは長期海外旅行で何が必需品かを聞かれることがよくあります。
そのたびに自分の経験に沿って「あったら便利」と感じてきたものをお伝えするのですが、本当に必需品と言えるものはそう多くはありません。
タイは比較的日本人にとって住みやすい国で必要なものはほとんどこちらで揃うと考えていても問題ないと思います。
しかしそんな中で日本から用意してくるべき必ず欠かせないものとして「クレジットカード」を上げることができるでしょう。
こればかりは海外の現地で作るには一苦労しますし、日本を離れた状態で日本のクレジットカード会社に申し込むのにも色々と手間がかかります。
それで今回のタイラボでは、タイを含む海外へ長期の旅行へ出かける予定のある方、もしくは海外移住生活を計画しておられる方が持っておくと良いおすすめクレジットカードを厳選して3社ご紹介していきたいと思います。
実際、世の中にはたくさんのカード会社があるのですが、この記事でご紹介するのは「この3つさえ押さえとけば間違いない!」という3社です。
どんなカードを選べばよいのか、カードブランド選びのポイント、どこが他のカードと比べて優れているのかなど、徹底的に調査してご紹介していますので、これはマストチェックですよ!
海外生活&旅行の必需品!おすすめクレジットカード厳選3社
海外に持っていくにはどんなカードを選べばいいのか?
まずはこの点を十分に理解しておかなければ賢いクレジットカード選びはできません。
カード会社を選ぶ際にポイントとなってくることはいくつもありますが、この記事では 「海外に持っていく」 という目線から見ていきます。
クレジットカードには VISA/MASTER/JCB/MasterCard といった「国際ブランド(カードブランド)」が付きます。
ほとんどのブランドがどこの国でも問題なく使えますが VISA、MasterCard は「2大国際ブランド」と呼ばれており、全世界でこの2ブランドの加盟店舗数が群を抜いて多いのが現状です。
ですから、VISA、MasterCardのクレジットカードを持っておけば世界中どこに行ってもまず間違いなく使えるでしょう。
さらに以下のようなポイントを考慮に入れカード会社を選べるでしょう。
・海外旅行保険が付いている
・旅行の際に役立つサービスが付いている(空港のラウンジ無料使用など)
・年会費が無料、もしくは安い
・ポイント(マイルなど)が貯まる
・ATMで現地通貨を引き出せる
以下の記事ではこの5つの点を評価基準とし、◎=2点、〇=1点、△=0.5点、×=0点 の計10点満点(タイラボ独自目線)で採点していきたいと思います。
海外でのクレジットカードは複数持ちが基本!
海外長期滞在を考えておられる方に特におすすめしたいのは クレジットカードの(最低)2枚持ち です。
そのほうが補償があつくなりますし、カードを紛失した時など、いざという時に対応することができます。後ほど「自動付帯」と「利用付帯」の海外旅行保険の使い方などについても詳しくご説明しますがそれらも分かりやすい一例です。
海外で大きな治療を受けた場合、かなりの出費になることが多いので最低でも2枚以上、海外旅行保険の付いたクレジットカードを持っておくことをおすすめします。カードを複数枚持つことで、「合計補償額の引き上げ」が出来るということも覚えておきましょう。
「状況に合わせて複数枚のクレジットカードを使い分ける」
これがこの記事の基本となる考え方です。ですので、この記事内ではできるだけ「初期費用、ランニングコストがか掛からない」、そして「カード申し込み条件が高くない」ものを特集しています。
では以上の点を踏まえておすすめのクレジットカードを紹介していきたいと思います。
エポスカード
まずはこちら。
株式会社エポスカードが発行する「エポスカード」は世界中のVisaマークのあるお店で使えるクレジットカードです。
まずこのカードの魅力は 「初年度はもちろん、次年度以降も年会費は永久無料」 ということ!これは嬉しいですね。
さらに 「年会費無料なのに海外旅行保険が自動付帯している」 のも魅力のひとつです。補償内容について次のように説明されていました。
保険の種類 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 200万円(1事故の限度額) |
疾病治療費用 | 270万円(1疾病の限度額) |
賠償責任(免責なし) | 2000万円(1事故の限度額) |
救援者費用 | 100万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
携行品損害(免責3,000円) | 20万円(1旅行・保険期間中の限度額) |
※補償内容は急遽変わる場合があります。詳しくは申し込みページ及び、関連ページよりご確認ください。
例えばタイで体調を崩して病院に入院した場合、最高で270万円までの補償を受けられるということです。(エポスカード会員本人のみ有効)
「携行品損害」という補償にも注目できます。これは例えば旅先でカメラを落として壊してしまったという場合、その損害額に応じて保険金額の範囲内で、負担分(3,000円)を差し引いた金額が支払われるという補償です。
ちなみにこの海外旅行保険は自動付帯で、カードご加入日(カード発行日)の翌日以降に日本を出発される旅行が対象となり、1旅行につき最長90日間となっているようです。
プラチナ、ゴールドカード会員限定で特定の空港ラウンジ利用が無料になるサービスも付帯しているようです。残念ながらその無料空港ラウンジのリストにタイは含まれていませんでした。
しかし一般会員も空港からの手荷物宅配優待券や空港パーキング優待券がもらえるサービスが付いています。
また海外の現地サポートデスクでは、パスポートの紛失や盗難時の手続き方法などを日本語で案内してくれます。
現地サポートデスクの営業時間外も東京の海外緊急デスクが24時間、年中無休で対応してくれるようです。
カード利用で「エポスポイント」がたまっていく仕組みです。このエポスポイントは全国のマルイの店舗や通販で1ポイント=1円として利用できるほか、全国共通のギフト券、iTunesカード、スターバックスカードに交換が可能、JALやANAのマイル、DoCoMoやauのポイントにも交換できてしまいます。
「Visa」「PLUS」マークのあるATMで現地通貨を引き出すことができます。利用金額1万円以下で100円、1万円超で200円のATM仕様手数料が必要です。
ちなみに付けられる国際ブランド(カードブランド)は「Visa」のみとなっています。
年会費無料でこれほど手厚いサービスを受けられるのはポイント高いですね。上の5つのポイントに照らし合わせて評価してみましょう。
・海外旅行保険が付いている ◎
・旅行の際に役立つサービスが付いている(海外トラベルサービス、空港のラウンジ使用など) 〇
・年会費が無料、もしくは安い ◎
・ポイント(マイルなど)が貯まる ◎
・ATMで現地通貨を引き出せる 〇
エポスカード=8ポイント!!
かなり高得点のおすすめクレジットカードですね。年会費無料でお手軽に持てるカードですので1枚持っておいて損はないでしょう。
お申し込みはこちらから。
ちなみに上の画像にも出ていますが、今ならタイと日本のハイブリッドゆるキャラ「マムアンちゃん」デザインのエポスカードも申し込めるみたいですよ。(2018年9月現在は不明)
楽天カード
続いておすすめするのがこちらの楽天カード。
「楽天グループ」から出されているクレジットカードです。IT企業の楽天グループだからこそネットに関するセキュリティに力を入れているようです。クレジットカードを選ぶ際には大切な点ですね。
ではこちらの楽天カードがなぜおすすめなのかを見ていきましょう。
まずは こちらのカードも「初年度はもちろん、次年度以降も年会費は永久無料」 ということ。やはり年会費永年無料は魅力的ですね。
そして「海外旅行傷害保険」が付帯しています。その補償内容もなかなか良さそうです。
険の種類 | 保険金額 | 楽天カード |
傷害死亡・後遺障害 | 最高額 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 1事故の限度額 | 200万円 |
疾病治療費用 | 1疾病の限度額 | 200万円 |
賠償責任(免責なし) | 1事故の限度額 | 2,000万円 |
救援者費用 | 年間限度額 | 200万円 |
携行品損害(免責金額3,000円) | 年間限度額 | 20万円 |
※補償内容は急遽変わる場合があります。詳しくは申し込みページ及び、関連ページよりご確認ください。
ただこの楽天カードに付帯している海外旅行保険が 利用付帯 であることはしっかり理解しておかなければならないポイントです。
「利用付帯」とは簡単に言うとそのクレジットカードを使って初めて保険の効力が発効されるというものです。ですからこのカードを持って海外旅行に出かければ自動で保険が発効される「自動付帯」とは違ってくるということですね。旅行保険発効のために「出国前のカード利用」を忘れないようにしなければなりません。
しかもこの楽天カードの「利用付帯」は、海外旅行出国前の日本国内で「公共交通機関」や「海外旅行代金」に該当するものに関して、使用しておかなければならないという条件が付いています。
しかしこの点で特筆すべき良い点も。年会費540円で発行できる家族カードを持っており本カード会員が旅行代金をまとめて支払っている場合、家族カードを持っている人にも海外旅行保険が適用されるようです。家族で旅行に行くけど全員に保険を掛けるのが大変、という場合に重宝しそうなシステムですね。
年会費2160円を必要とする楽天ゴールドカードですと、日本国内の主要空港ラウンジ、ハワイ・ホノルル国際空港、韓国・仁川国際空港ラウンジを無料で利用できます。残念ながら年会費無料の通常カードにはそのサービスはありません。
当然ながら楽天カードを利用するなら国内様々な加盟店で使える「楽天ポイント」が貯まります。ANAのマイルにも変換できるようです。
世界中の提携ATMで現地通貨を引き出すことができます。利用金額1万円以下で108円、1万円超で216円のATM仕様手数料が必要です。
またこの楽天カードのおすすめポイントの一つとして選べる国際ブランドの豊富さを挙げられるでしょう。VISA/MASTER/JCB の3つの国際ブランドから選ぶことができます。
カードブランドによっては両替レートの良し悪しや、その国での強い弱いがありますのでこれはありがたいですね。
この点は上記のATMで現地通貨を引き出す際の利便性にも影響するでしょう。
以上の点を踏まえての楽天カードの評価はこんな感じです。
・海外旅行保険が付いている 〇
・旅行の際に役立つサービスが付いている(海外トラベルサービス、空港のラウンジ使用など) △
・年会費が無料、もしくは安い ◎
・ポイント(マイルなど)が貯まる 〇
・ATMで現地通貨を引き出せる ◎
楽天カード=6.5ポイント!!
先ほどのエポスカードと同様、高ポイントおすすめクレジットカードです。普段から楽天のサービスを使っている人なら特に良いかもしれませんね。
お申し込みはこちらから。
三井住友トラストVISAカード(クラシックカード)
続いてご紹介するのが「三井住友トラストVISAカード(クラシックカード)」です。三井住友信託銀行グループが発行し、国際ブランドも「VISA」という、二大信用ブランド からなるクレジットカードを選ぶ人は少なくありません。
では例に倣ってこのカードのおすすめポイントを見ていきましょう。
まずは大切な点として「年会費」。
こちらの三井住友トラストVISAカードは 初年度のみ年会費無料、2年目以降税抜1,250円+税 となっています。これまで紹介した二つのカードが「年会費永年無料」だったのでちょっと目についてしまいますね。でも年1300円程度なら全然安いと感じられる方も多いでしょう。
続いて「海外旅行保険」はどうでしょうか?
旅行中のアクシデントに備えて、最高2,000万円の補償額を有する海外旅行傷害保険が付帯しています。気になる補償内容はこちら。
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用(1事故の限度額) | 最高50万円 |
疾病治療費用(1疾病の限度額) | 最高50万円 |
賠償責任(1事故の限度額) | 最高2,000万 |
携行品損害(自己負担額3,000円) | 最高15万円 |
救援者費用(1年間の限度額) | 最高100万円 |
※補償内容は急遽変わる場合があります。詳しくは申し込みページ及び、関連ページよりご確認ください。
さらにこの付帯いている海外旅行障害保険が利用付帯であることが大きなセールスポイントともなります。
というのもこちらの利用付帯の旅行保険、海外に出国した後に公共交通乗用具の料金などをこのクレジットカードで支払った場合も3ヵ月間補償適用となる条件 なんです。←はいっここ!かなり大事なポイントです。
つまりは自分の好きなタイミングで保険の補償適用をスタートさせられるというわけなんですね。分かりやすさで定評のあるタイラボ、もう少しわかりやすく説明しましょう。こんな感じです。
とこんな感じになるわけですね。
先ほどの楽天カードに付いている海外旅行保険も利用付帯でしたが、出国前の日本国内での使用に限定されているので上記の使い方はできないことになってきます。
プラチナ、ゴールドカード会員以外は空港ラウンジ利用が無料になるサービスは付いていません。
「ワールドプレゼント」というサービス名で、カードの利用額に応じてポイントを獲得でき、様々な景品へ交換することができます。ポイントをANAマイルや様々な電子マネーへ交換することもできます。
海外キャッシュサービスの利用枠を設定しているなら、海外現地ATMより現地通貨を引き出すことができるようです。利率は15.0%~18.0%とのことです。
以上の点を踏まえての「三井住友トラストVISAカード(クラシックカード)」の評価は次のようにしました。
・海外旅行保険が付いている ◎
・旅行の際に役立つサービスが付いている(海外トラベルサービス、空港のラウンジ使用など) △
・年会費が無料、もしくは安い ◎
・ポイント(マイルなど)が貯まる 〇
・ATMで現地通貨を引き出せる 〇
三井住友トラストVISAカード=6.5点!!
こちらの採点はあくまで上の条件に沿ってのものであって、三井住友のネームバリューや使いやすい利用付帯の海外旅行傷害保険などのポイントを考えると、複数持つクレジットカードの1枚に選ぶ価値があると思います。
特に長期海外旅行を計画している人にとっては必ず持っておいたほうが良いカードと言えるでしょう。
お申込みはこちらから。
まとめ
いかがだったでしょうか?お気に召すカード会社はありましたでしょうか?
海外旅行に際して「この3つさえ押さえとけば間違いない!」というクレジットカード会社を厳選して3社ご紹介しました。
どれも申し込みがそれほど難しくなく、そして充実した補償を低コストで受けることができます。まさに複数持ちにぴったりのクレジットカードと言えるでしょう。
タイラボが個人的にお勧めするのは「エポスカード」と「三井住友トラストVISAカード(クラシックカード)」の二枚持ちですが、皆さんはどう感じられたでしょうか?
楽しい海外旅行がアクシデントで台無しになってしまわないためのある程度の備えを、クレジットカードを持つだけで簡単にできてしまいます。これから海外に行く予定のある方、ぜひこの記事を参考になさってくださいね。
《追記》
クレジットカード選びでもう迷いたくない!という人は、どうぞこちらの記事も参考になさってください。