以前書いたこちらの記事↓
タイで電子決済をする際に非常に便利なアプリで、特にこのコロナ期間中には各種支払いのために外出する手間が省けて重宝しています。
Lazadaなどオンラインストアでの買い物や、フードデリバリーを利用する際にも関連付けることができ、もはやタイでの生活に欠かせないアプリの一つになっています。
この「True Maney Wallet」から身分証明の提出要請&本人確認が来ていましたので、その情報を少し共有できればと思います。
「True Maney Wallet」から身分証明の提出要請が来てた…その手順は?
身分証明の提出
身分証明の提出要請は電話番号宛てにSMSで届いていましたし、「True Maney Wallet」アプリ内でもアナウンスされていました。
According to the new regulations of the Bank of Thailand and Anti-Money Laundering Office, please kindly submit to us one of the following documents for the self verification and continuous usage of TrueMoney Wallet application.
- Work Permit
- Alien identity card
- Driving license (Issued in Thailand)
- House registration (Yellow Book)
- Certificate of student status
Click to call > 1240
How to:
Step 1. Contact our Call Center 1240
Step 2. Book a schedule to make a video call with our call center team
Step 3. Make a video call with our staff. Please ensure that the documents are ready with you during the verification process
SMSで届いたものを抜粋
どうやらマネーロンダリング防止局の新しい規制に従っての事のようですが、引き続きこのアプリを使用するために身分証明のできる書類を提出しなければいけないようです。
証明書類としてそこに挙げられていた書類は以下の通りです。
- Work Permit:労働許可証
- Alien identity card:外国人の身分証明書
- Driving license (Issued in Thailand):運転免許証(タイで発行した)
- House registration (Yellow Book):住居登録(イエローブック)
- Certificate of student status:在学証明書
この5つの書類の内ひとつでもあれば、今回の身分証明用書類として使うことができます。
アプリの初期設定(登録)ではパスポートのみで大丈夫でしたが、今回の身分証明用には使えないみたいです。
見た感じタイに観光目的などではない、理由あっての長期滞在を証明する書類が求められているような気がします。
身分証明書類を準備できるなら「1240」でコールセンターへ電話を掛け、さらに手続きを進めていくようです。
コールセンターへ電話をかけてみた
「1240」とダイヤルすると音声ガイダンスが流れます。
ゴリゴリのタイ語+所々に英語が混じっているもので、ちょっと聞き取りにくいですがまぁ何とか分かります。
従来の自動応答のものと同じで、希望するサービスの番号を押して次に進めていくよう促してきます。
とりあえず簡単に記しますと、次のような順番で身分証明に関するオペレーターに繋がりました。
「1240」をプッシュ
↓
「1」をプッシュ
↓
「電話後に評価をお願いしますみたいなアナウンス」
↓
「0」をプッシュ
↓
「アプリ内での身分証明書類の提出手順説明(おそらくタイ人限定)アナウンス」
↓
「0」をプッシュ
上記の順番で担当オペレーター(タイ語)に繋がります。
まず最初にこちらの電話番号(「True Maney Wallet」に関連付けている番号)を聞いてきます。
名前も聞かれ「また後ほどかけなおします」と言うので、「どれぐらいで電話がかかってきますか?」と聞くと「早くて今日中、それか明日には電話します」とのこと。
この時点で夕方の4時半ごろだったので「折り返しの電話は明日以降だろうなぁ」とか思っていたのですが、それから一時間ほどしてちゃんとその日のうちにかかってきました。
そこからは怒涛のタイ語での説明!そんでもってめっちゃ早口!退勤時間が迫っているからなのか!?
「申し訳ないけどもう少しゆっくり喋って欲しい」とお願いすると、やっと常人の話すスピードぐらいにはなりました。
彼女(オペレーター)が言うには…
- 現時点で外国人が身分証明するには上記の書類が必要。(タイ国籍保有者はアプリ内で国民IDをアップロードして簡単に登録できるらしい)
- 証明書類を写真で撮ったもの(書類の種類によって「裏表一枚ずつ」といった感じにリクエストあり)と、自分がその書類を手に持ってセルフィ―で撮ったものを用意する。
- この後「True Maney Wallet」に登録されているメールアドレスにメッセージを送るので、それに返信する形で証明書類の写真を送って欲しい。
その後のやり取り
電話を切った後すぐに「TrueMoney Wallet: Supporting Document for Foreigner Wallet.」というタイトルでメールが届いていました。
そこに上記の手順に従って本人証明書類の写真を張り付けて返送します。
それから夜が明けて朝には新しいメッセージが届いていました。
そこには「LINEを使ってのビデオ通話をして本人確認を行いますので、このLINEを登録してください」とありました。
なかなかのボリュームの「個人情報」です。
とはいえこのアプリが使えなくなるのは正直痛いし、まぁマネーロンダリングの点から言っても外国人にはこれぐらい確認が必要なのかも…と思えなくもない。
ということで指示に従います。
LINEを登録し「この後どうしたらいいの?」とメッセージを送ると、「今たくさんのお客さんが連絡してきているので、また順を追ってご連絡します」と返信が来ました。
その後も定型文のような形でいくつかメッセージが来ましたが、分からない点を尋ねるとちゃんと個人的に対応してくれます。
どうやらちゃんと「中の人」はいるようで安心しました。
ちなみに最初英語でメッセージが来ていたのですが、個人的にまだタイ語の方がマシなので「タイ語でお願いできますか?」と聞くとちゃんと変えてくれました。
数時間後、「これから手続きに入るので、本人確認のために「True Maney Wallet」で使用している電話番号をタイピングして送ってください」と連絡が来ました。
電話番号を送ってさらに数分後、「もし都合が良いなら今からこのLINEでビデオ通話をし本人確認を行うので、昨晩メールで送った本人証明用書類を準備して下さい」「通話ができる状況になったら"พร้อม"(準備OK)と送ってください」とメッセージが届きます。
準備が整ったことをメッセージで送るとすぐにビデオコールがかかってきました。
恐らくテレワークで仕事をしていると思われるタイ人の若い女性が対応してくれ、親切な口調で「これから二枚ほど写真を画面上で撮る」ことを説明してくれます。
一枚は証明書類を手に持った状態の本人込みの写真、そしてもう一枚は証明書類だけを画面いっぱいに近づけての写真でした。
昨晩メールで送ったものと一緒ですが、このビデオ通話で撮ったものと合わせて本人確認とするそうです。
ビデオ通話自体は時間にして約三分ほどで終了しました。
後ほど本人証明手続きの完了を知らせるメッセージを送ってくれるそうです。
まとめ
ということで「True Maney Wallet」から届いた身分証明書類提出&本人確認手続きの流れをご紹介しました。
正直かなりめんどくさいと感じるかもしれませんが、必要な書類さえ揃っていればそこまで難しいものではありません。
タイ語か英語のどちらかがある程度できれば、Google翻訳などを駆使してなんとか完了できると思います。
調べてみると「1242」で電話をかけると他の言語も選べるようで、日本語対応スタッフもいたりするみたいです。
このコロナ禍で個人的に「True Maney Wallet」を重宝しています。とりあえずまた使い続けれそうで良かったとホッと胸を撫でおろしています。
この情報がどなたかのお役に立てれば幸いです。
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