どの言語でも「気持ちを表す言葉」にはたくさんの種類があります。
「嬉しい、悲しい、楽しい」などの心理描写は他の人との会話の基本となりますよね。
今回の記事ではタイ語に数多く存在する、感情や心の状態を表す言葉をまとめてご紹介したいと思います。
【嬉しい、誇りに思う、感動するなど】感情、心の状態を表すタイ語まとめ
「悲しい」
「เสียใจ:シアジャイ」
「เสีย:シア:壊れる」と「ใจ:ジャイ:心」で「悲しい」「残念」といった意味を持つタイ語になります。
直訳だと「心が壊れる=ハートブレイク」ですね。
「嬉しい」
「ดีใจ:ディージャイ」
「ดี:ディー:良い」と「ใจ:ジャイ:心」で「嬉しい」となります。
ちなみに「ใจดี:ジャイディー」だと「優しい」となります。
「驚いた」
「ตกใจ:トッkジャイ」
「ตก:トッk:落とす」に「ใจ:ジャイ:心」で「驚く」となります。こうして見ると面白い表現ですよね。
「気持ち穏やか」
「สบายใจ:サバーイジャイ」
「สบาย:サバーイ:気持ちいい、心地よい」に「ใจ:ジャイ:心」で「穏やか」といったニュアンスを持った言葉になります。
厳密に日本語に訳すと「気持ちがスッキリとする」とか「気が楽になる」といったニュアンスも含まれてきます。
逆に「気持ちがざわつく」「イライラする」「心穏やかじゃない」といったときには否定形の「ไม่:マイ」をつけて次のように言います。
「ไม่สบายใจ:マイサバーイジャイ」
「傷つく」
「น้อยใจ:ノーイジャイ」
「น้อย:ノーイ:少ない」に「ใจ:ジャイ:心」で「傷つく」という意味になります。
直訳すると「心が少なくなる」、それで「傷つく」と表現するあたりにタイ語の持つ何とも言えないセンスを感じます。
ちなみに「ง่าย:ンガーイ:簡単」をつけて「น้อยใจง่าย:ノーイジャイ ンガーイ」と言うと、「傷つきやすい」となります。
「歓び、幸福」
「ชื่นใจ:チューンジャイ」
「ชื่น:チューン」だけでも「うれしい、愉快な」というニュアンスを持っています。関連する語として「爽やか」なことを「สดชื่น:ソッtチューン」と言います。
同じようなニュアンスで「ร่าเริง:ラールーン」という言葉も使えます。こっちのほうが英語の「ハッピー」に近い気がします。
「不思議、奇妙」
「แปลกใจ:プレーkジャイ」
「แปลก:プレーk」には「珍しい、不思議」というニュアンスがあります。
《 会話例 》
「すんごい不思議なんだけど…」
「満足」
「พอใจ:ポージャイ」
「พอ:ポー」には「ちょうど」「足りる」というニュアンスがあるので、そのあとに「ใจ:ジャイ:心」が付いて「満足」となるのは分かりやすいですね。
逆に「不満」「足りない」といったときには否定形の「ไม่:マイ」をつけて「ไม่พอใจ:マイポージャイ」と言います。
「決意する」
「ตั้งใจ:タンジャイ」
「ตั้ง:タン」には何かを「据える」「設置する」という意味があります。「心を据える」で「決意する」、分かりやすい単語ですね。
「寂しい」
「เศร้าใจ:サオジャイ」
「ちょっと寂しい」といったレベルの気持ちではなく「孤独」「悲しみ」のニュアンスを含んだ言葉です。
「ちょっと寂しい」なら「เหงา:ンガオ」で良いかもしれません。
「励まされる」
「ได้รับกําลังใจ:ダイラッp ガムランジャイ」
「ได้รับ:ダイラッp:受け取る」「กําลัง:ガムラン:力」「ใจ:ジャイ:心」で「励まされる、力づけられる」となります。
では、「励ます、力づける」だとどうなるでしょうか?気になる方は以下の記事をご覧ください。
「感動した」
「ประทับใจ:プラタッpジャイ」
タイ語でハンコを押すことを「プラタッp トラー」なんて表現しますから、「印象的な、印象強い」といったニュアンスにもなるんでしょうね。
「落ち込む」
「ท้อใจ:トージャイ」
「ท้อ:トー」には「ひるむ、くじける」という意味があります。なので「ใจ:ジャイ:心」が付いて「落ち込む」となります。
タイ語を少しかじっていると、「落ちる」は「ตก:トッk」なので「ใจ:ジャイ:心」をつけたら「落ち込む」になる?と考えてしまうかもしれません。
しかし上で説明したように「トッkジャイ」=「驚く」ですので間違った使い方をしないように気をつけましょう。
「誇りに思う」
「ภูมิใจ:プーmジャイ」
良い意味での「誇り」の気持ちです。英語だと「Proud」ですね。
「プー(ム)ジャイ」です。「プーミジャイ」と読み間違えないように気をつけましょう。
「緊張する、エキサイトする」
「ตื่นเต้น:トゥンテン」
直訳すると「ตื่น:トゥン:起きて」「เต้น:テン:踊る」、エキサイト感が伝わってくるタイ語ですね。
「ワクワクする」といった良い意味でも使えますので覚えておきましょう。
「懐かしい、恋しく思う」
「คิดถุง:キットゥン」
こちらのタイ語に関しての説明は以下の記事で詳しく書かれています。
「息苦しい、窮屈」
「อึดอัด:ウッtアッt」
こちらのタイ語に関しても詳しい説明が以下の記事で書かれています。
「とても嫌な気分」
「รู้สึกแย่:ルースッK イェー」
「イェー!」っていうと盛り上がっているときの掛け声のように聞こえますが、タイ語の「แย่:イェー」には「ひどい」とか「悪い」という意味があります。
「ルースッK イェー⤴」と発音するとパリピの掛け声、「ルースッK イェー⤵」だと「とても嫌な気分」となります。発音次第で180度意味が変わってきますので気をつけましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
感情や心の状態を意味するタイ語をいくつかまとめてご紹介しました。こうして見てみるとやはりタイ語にもこの種の単語は多いですね。
実際は他にももっとたくさんの言葉がありますので、機会があればこの記事をアップデートする形でご紹介していければと思います。
ポジティブなものも、ネガティブなものもこの記事内でご紹介しましたので、ご自分の気持ちを言い表す際にぜひ使ってみてくださいね。