【〜よ、〜ね、〜な、〜う】タイ語の微妙な語尾の違いを使い分けよう

タイと日本を行き来する生活を始めてからもう丸7年が経ちました。ようやくタイ語にも慣れて来た頃ですが、言語はまだまだ奥が深いなぁ、とも感じています。

なんとなく普通に使っているタイ語でしたが、日本語と関連づけないでニュアンスとして使ってるものもありました。

しかし先日遊びに来てくれたタイ人の友達と話していて、何気なく使っていたタイ語に日本語のピッタリとくる単語が浮かんだのでスッキリしたんです。

すでにご存知の方も多いとは思いますが、今回はタイ語の微妙な語尾の違いについて紹介したいと思います。

【〜よ、〜ね、〜な、〜う】タイ語の微妙な語尾の違いを使い分けよう

「〇〇よ。〇〇ね。〇〇な。〇〇う。」

普段日本語で会話をする時によく使う「語尾」の種類に「〇〇よ。〇〇ね。〇〇な。〇〇う。」などがあります。

例えば、「雨が降ってきたよ。」「雨が降ってきたね。」「雨が降ってきたな。」といった感じです。

「〇〇う」は少し例外ですが、タイ語にもこれにピッタリ当てはまる単語があります。一つ一つ見てみましょう。

 

「〇〇よ」

「〇〇よ」これは相手に知らせる、教えるまたは報告するような時に使います。

例えば先ほども例題にあげましたが、「雨降ってきたよ。」とか「それでも良いよ」などがあります。

 

この「〇〇よ」タイ語では次のような言葉を使います。

〇〇นะ:〇〇ナ

 

例文を見てみましょう。

Okusan
ฝนตกแล้วนะ:フォン トッ(ク) レーオ ナ:雨降ってきたよ

Okusan
ก็ได้นะ:ゴー ダイ ナ:それでも良いよ

という感じで「นะ:ナ」を使います。

 

「〇〇ね」

「〇〇ね」これは相手に同意をもとめる時または幾らかの疑問を含む時に使う言葉です。

例えば「雨降ってきたね。」「それでも良いね。」などがあります。

 

この「〇〇ね」タイ語では次のように言います。

〇〇เนอะ:〇〇ノ

 

例文をみてみましょう。

Nobu
ฝนตกแล้วเนอะ:フォン トッ(ク) レーオ ノ:雨降ってきたね

Nobu
ก็ได้เนอะ:ゴー ダイ ノ:それでも良いね

という感じで「เนอะ:ノ」を使います。

 

「〇〇な」

「〇〇な」これは独り言に近い表現です。「あれ…?〇〇な」という感じに使うことが多いのではないでしょうか。

例えば、「雨降ってきたなぁ。」とか「それで良いな。」などがあります。

 

「〇〇な」タイ語では次のように言います。

〇〇แหะ:〇〇へ

 

例文を見てみましょう。

ラボゾウ
ฝนตกแล้วแหะ:フォン トッ(ク) レーオ へ:雨降ってきたなぁ

ラボゾウ
ก็ได้แหะ:ゴー ダイ へ:それでも良いな

という感じで「แหะ:へ」を使います。

この「แหะ:へ」は独り言として使うことが多いので、普段の会話ではなかなか耳にすることがないかもしれませんが、タイ人の独り言を聞いているとけっこうな頻度で使っていますので、ぜひ聞き耳立ててみてください。

 

「〇〇う」

そこまで使う幅が広くはないですが、ピンポイントでよく使う言葉があります。

例えば「行こう」「食べよう」などに使う「〇〇う」です。

相手を誘う、誘導する、時にはちょっと急かす感じで使うかもしれません。

 

「〇〇う」タイ語では次のように言います。

〇〇เถอะ:〇〇トゥ

 

例文をみてみましょう。

タイ人
ไปกันเถอะ:パイ ガン トゥ:行こう

タイ人
กินข้าวกันเถอะ:キン カーオ カン トゥ:食べよう

このような感じで相手と一緒に行動するときに「 เถอะ:トゥ 」を使います。

 

 

おまけ

他にも日本語にたくさん存在する「ですます」、いわゆる敬語に関するタイ語をまとめておきたいと思います。

タイ語は男性と女性では語尾に付く言葉が変わってきます。

男性は「ครับ:クラッp」 女性は「ค่ะ:カ-」 です。以下は男性系で書きますので女性の方は「ครับ:クラッp」の部分を「ค่ะ:カ-」に置き換えてください。

「〇〇です。:〇〇ครับ:〇〇クラッp」

「〇〇ます。:〇〇นะครับ:〇〇ナ クラッp」

「〇〇ますか。:〇〇ไหมครับ:〇〇マイ クラッp」

「〇〇ですか。(でしょう。):〇〇ใช่ไหมครับ:〇〇チャイマイクラッp」

「〇〇なさい。:〇〇สิครับ:〇〇シ クラッp」

「〇〇下さい。:ขอ〇〇ครับ:コー〇〇クラッp」

「〇〇ません。:ไม่〇〇ครับ:マイ〇〇クラッp」

まとめ

いかがでしたか。

普段からよく使っている。又は耳にしている言葉だったのではないでしょうか。わたしもニュアンスでよく使っていた言葉でしたが、いざ日本語に起こしてみるとビビッときました。

何年経ってもこうやって言語を学んでいくんですね。

【カバーしていないタイ語は無いくらい!?プロフェッショナルのためのタイ語辞書

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