日本語には同じような意味を持つけど微妙にニュアンスの違う言葉というものがたくさん存在します。
例えば「たくさん」という意味を持つ言葉だけを見ても、「いっぱい」「大量」「溢れるほど」など様々な言い方が存在し、状況やニュアンスによって使い分けていきます。
同じようにタイ語でもよく似た意味を持つけど微妙に違った言い回し、ニュアンスを持つ言葉がたくさん存在します。
今回の記事では「別、違い」というニュアンスを含む4つのタイ語表現とその使い方を見ていきましょう。
「別、違い」というニュアンスを含む4つのタイ語表現とその使い方
①「マイムアンガン」
まずはこちらの言葉から。
「ไม่เหมือนกัน:マイムアンガン 」
「เหมือนกัน:ムアンガン」には「同じ」とか「似ている」という意味があり、その否定形となる言葉なので「同じではない」「似ていない」というニュアンスを持つ言葉となります。
《 例文 》
②「コンラヤーン」
続いてはこちらのタイ語表現です。
「คนละอย่าง:コンラヤーンg 」
「別々の」とか「それぞれ」といったニュアンスを持つタイ語です。主に人に向けて使うことになる言葉です。
《 例文 》
ちなみに「別人」と言いたい場合には「คนละคน:コンラコン 」というふうに表現します。
でもこの記事を書くにあたって色々調べてみても、そういう表現はひとつもヒットしませんでした。もしかしたらこれまで間違って使っていたのかも…。
③「ターンガン」
3つ目の「別」のニュアンスを持つタイ語はこちら。
「ต่างกัน:ターンgガン 」
「違っている、違い、相違」といった意味合いを持つ言葉です。
頭に「แตก:デーk」を付けて「แตกต่างกัน:デーkターンgガン 」というと「よりハッキリした違い」を強調する表現になります。
《 例文 》
この言葉に「ความ:クワーm」という言葉を付けると、「違い」「相違」といった抽象名詞になります。
「ความแตกต่างกัน:クワーmデーkターンgガン 」
最後の「ガン」無しの「クワーmデーkターンg」だけでもよく使われています。
「ความ:クワーm」の使い方についてはこちらの記事を参照なさってください。
④「ターンハーク」
先ほどの「ターンガン」に似ていますが次のような言葉もよく使います。
「ต่างหาก:ターンgハーk 」
「別々に」「個々に」「別個の」「独立して」というニュアンスを持つタイ語です。
《 例文 》
まとめ
いかがだったでしょうか?「別、違い」というニュアンスを含む4つのタイ語表現とその使い方をご紹介いたしました。
こうして見ると、タイ語にも日本語と同じぐらいよく似たニュアンスを持つ言葉が存在するのが分かりますね。
同じような意味を持つ言葉でも、それを使う状況や対象にピッタリの言葉を使う必要性が出てきます。
そんなふうにできればタイ人も「お、この日本人分かってるな!」と一目置いてく売れるかもしれません。
ぜひ今日の記事で紹介した4つの表現をうまく状況に合わせて使い分けてみてくださいね。