「知人と会う」「ご飯と合う」「災害に遭う」
すべて日本語で「あう」という言葉が使われる表現ですが、それぞれ使われる漢字は別のものとなります。
今日の記事では日本語でいろんな「あう」に該当するタイ語表現をまとめて見てみることにしましょう。
【会う、合う、遭う】いろんな「あう」を意味するタイ語まとめ
「会う」
「知人と会う」などに使われる「あう」で「ある場所で実際に対面しそれぞれが認識しあう」というニュアンスを持つ言葉です。
この「会う」をタイ語にするなら以下の二つの表現を用いることができるでしょう。
「พบ(กัน):ポッp(ガン)」
「เจอ(กัน):ジュー(ガン)」
どちらも「会う」を意味する言葉で人や物に対して使うことができます。
どちらの言葉にも「กัน:ガン」のところにかっこを付けてあるのは、どちらも本来は「ガン」無しで「会う」という意味を持つ言葉として独立して使えるからです。
ただ日常会話の中で「会う」のニュアンスで使う場合、「ポッpガン」「ジューガン」と使うことが多いのでセットにしておきました。
「กัน:ガン」には「互いに」というニュアンスがあるので、先ほど述べた「ある場所で実際に対面しそれぞれが認識しあう」と意味合いの表現であれば大抵セットとして使うことになるでしょう。
《例文》
(いつもと同じ場所で会いましょう)
(また会いましょう)
「合う」
続いては「合う」です。「一緒になる」とか「ピッタリと合う」というニュアンスをもつ言葉です。
この「合う」と同じニュアンスを持つタイ語がこちら。
「เข้ากัน:カオガン」
「ご飯に合う」「服が合う」などの他にも「気が合う」「雰囲気に合っている」とかにも使える言葉です。
英語の「match」とほぼ同じニュアンスを持つ言葉ですね。
《例文》
(雰囲気と合ってる)
遭う
最後は「遭う」です。
「災害に遭う」といったふうに「あるものと偶然に直面する」意味合いをもつ言葉です。そしてどちらかというとマイナスイメージのある言葉かもしれません。
タイ語で次の言葉が日本語の「遭う」に該当します。
「เผชิญ:パチューン」
「パチューン」という響きに可愛らしさを感じるのは私だけでしょうか?
ただこのタイ語も基本的には「好ましくないものに直面する」というニュアンスがあります。
「災害に遭う」「苦難に直面する」「問題に直面する」といった表現の際に使われます。
《例文》
(自然災害に遭う)
(問題に直面する)
「問題に直面する」だと最初に紹介した「เจอ:ジュー」を使って「เจอปัญหา:ジューパンハー」と言ってもOKです。
ただ「パチューン」のほうがなんだか事の重大さを伝える点、さらに望ましくない状況に面したことを伝える点で重みがある気がします。
状況に合わせて使い分けることができるかもしれません。
まとめ
日本語では同じ発音の言葉でもタイ語だとこんだけ違ってくるんですね。まぁ当たり前のことと言えばそうなんですけど。
「合う」=「เข้ากัน:カオガン」
「遭う」=「เผชิญ:パチューン」
今日学んだ「あう」を意味する4つのタイ語、ぜひ覚えておいて機会があれば使い分けてみましょう。