タイへ渡航するにあたって事前に気を付けなければいけない病気についてを調べることあるでしょう。
その際に必ず聞くことになるであろう病気の一つに「狂犬病」があります。タイラボでも過去に何度か「狂犬病」関連の記事を書いたことがあります。
人を含む哺乳類全てに感染する可能性があり、発症するとほぼ100%死に至る本当に恐ろしい病気です。
ここ数日タイを賑わしているニュースの一つとして狂犬病に感染した水牛(タイ語名 ควาย:クワーイ)の映像が話題となっています。
それがこちらの映像。
動画の0:24〜あたりから狂犬病に感染した(おそらく発症した)水牛の映像が流れています。〜4:06あたりまで狂犬病に関する事柄が報じられています。(その後は別の話題)
悲壮な鳴き声を出す水牛の映像は動物好きには見るに耐えないかもしれません。致死率100%の感染病がタイではまだまだ身近にあることを示す本当に恐ろしいニュースです。
しかしこのニュースの本当に恐ろしいところは別にあります。
それは何と…狂犬病に感染した水牛を食べてしまった200人以上の村人達がいるということ!!
恐ろしすぎるニュースです…。
ざっと要約しますとニュース内では次のように説明されていました。
タイのスリン県のある村で飼われていた水牛が異常な鳴き声を発し死んでしまった。その水牛は3ヶ月ほど前に犬に噛まれていた。
その村には同じ症状で死んでしまった水牛が他に3頭いた。調査の結果、合計4頭が狂犬病による死亡であることが分かる。
しかしその時点で村人200人以上が死んだ水牛の肉を持ち帰り食べていたことが発覚。
問題発覚後、現在は村人へ緊急のワクチン事後接種を行なっている。
狂犬病ウイルスは経口感染しますので、今回の事態は更なる被害拡大へと繋がりかねない非常に怖いものであることが分かります。
水牛が死んだのが8月10日、ワクチン接種が行われたのが13日ごろということですので、村人が水牛の肉をいつ食べたかにもよりますがそれなりに事態は早期発見できたことになります。
しかし本来は狂犬病ウイルスを持っている犬や猫に噛まれた場合、24時間以内に事後接種をしなければいけませんので危険な状況であることには変わりはないと言えます。
【狂犬病】タイで犬に噛まれたらどうすればいい?猫も危ない?予防ワクチン接種の値段や手順
まとめ
日本では撲滅されたと言われている「狂犬病」ですが、海外ではやはり身近に潜む危険だということを忘れないようにしたいですね。
以上、「【怖すぎる…】狂犬病で死亡した水牛を食べてしまったタイの村人たち200人」というニュースでした。
今後どういったニュースが届くかは分かりませんが関係する人たちの無事を願うばかりです。
《関連記事》