現在タイでは「バンコクの大気汚染」が何かと話題になっています。PM2.5の被害がここ数年でかなりひどくなってきているようですね。
イサーン地方田舎暮らしのNobuは爽やかな空気と自然に囲まれての毎日なのですが、実際にバンコクに滞在している人は大変な思いをされていることでしょう。
小さなお子さんがいる方などであればその心配や気苦労の度合いはさらに増すことでしょう。
このPM2.5による大気汚染はタイ人にとっても見過ごせない問題となってきているようです。
今日の記事では「タイ政府が発表!人工降雨でPM2.5対策へ!いつ?どこで?どんな方法で?」と題して、先日タイ政府が発表した驚くべき対策についてご紹介していきたいと思います。
【ニュース】タイ政府が発表!人工降雨でPM2.5対策へ!いつ?どこで?どんな方法で?
「人工降雨計画」
バンコク首都圏の大気汚染の悪化を迅速に対処すべき問題と見たプラユット首相は、昨日1月14日に内務省や保健省、バンコク都庁、天然資源環境省といった関係機関に対し緊急対策をとりまとめるよう指示したようです。
「マスクの配布」といった身近な方法に加えて、「街中における散水車での放水」や「セスナ機による上空からの人工降雨」の計画も発表されました。
その人工降雨に関するニュースがタイ地元ニュース番組内でも取り上げられていました。
いつ、どこで、どんな方法で実施されるの?
上に貼ったニュース動画の中では1/15ー18の期間中にこの人工降雨計画が実施される予定だと言っていますね。
ハッキリと全て聞き取れたわけではありませんが、「スモッグやPM2.5はバンコクの東側から発生し流れてくることが多いので、南東にあるラヨーン県からセスナ機を飛ばす用意した」と言っていると思います。
では人工降雨計画が実行されるのはどこ、そしてどんな方法でなのでしょうか?バンコクの上空を所かまわず飛行機が飛び回り水を撒くという計画ではないようです。
動画内では「チャチュンサオ県」や「ナコンナーヨック県」に雨雲の種となるものを作り、それが成長しながらバンコク首都圏内に流れ込み雨を降らすように計画がなされているようです。
またこちらのFacebookページでは人工降雨計画を実施するにあたり考えるべき以下の三つの理由をあげていました。
航空法によって国際空港の50マイル圏内には立ち入ることが出来ない
バンコク周辺にはまだ収穫を待つ作物があり、雨が降ることによってそれら作物が害を被る可能性がある
現時点で予定地の湿度が60パーセント未満であり、計画実行するにはそれ以上の湿度が求められる
もしこの計画が実行され成功すれば、新たに発生するものを除いて現時点で空気中にある微小粒子状物質(PM2.5)はすべて除去できるとも述べています。
現時点で確認できる情報によると今朝(1/15)10:00に計画は実行されたようです。そして今日のお昼には人工的に作られた雨が降るのではないかと予想されています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
タイ政府が悪化するPM2.5対策として計画している人口降雨計画についてご紹介しました。
これでバンコクPM2.5問題が少しでも改善されると良いですね。経過を見守りたいと思います。
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