先月に私の友人が4人タイへ再入国する機会がありましたので、その時の情報をお分かちできればと思います。
これからタイへの入国を計画している人にとって、傾向と対策を知る良い判断材料となるかもしれません。
【2018年6月】タイ入国に見られる現状
友人①のケース
タイへ入国したのは6月上旬で、お昼14時ごろにスワンナプーム空港のイミグレーションを通過。
担当したのは20-30歳ぐらいの男性職員。
厳しく問い詰められたという感じではなかったのですが、イミグレの窓口でいろいろと質問されたそうです。その内容はというと…
「帰りのチケットは?」
「滞在期間中タイで何するの?」
「日本での仕事は何?何か月も休めるの?」
バンコクで泊まる予定のホテルを書いてあったので「ずっとここに滞在するのか?」っといった感じだったそうです。
友人①のパスポートの状態はと言うと、新しくしたばかりのパスポートで、一週間ほど前に今回の長期滞在の準備のために5日間ほど訪れていたタイへの渡航歴が一つだけあったようです。
またタイー日本間の往復ではなく日本への復路航空券なしでの入国だったのも呼び止められた大きな要因だったのかもしれません。
友人②
6/10、19時頃、ドンムアン空港にて男性の係員に呼び止められる。出入国回数の多さが理由。
パスポートは過去の観光ビザシールが7枚貼られている状況だった。
パスポートチェックの際にしっかり確認され、責任者が来るまで待つように言われた。
別カウンターにて何でこんなに長く滞在しているのか、出入国を繰り返しているのか聞かれ、観光だと答えると恋人がいるのかと聞かれた。友人がいると答えると電話するように促される。
その後、同じような状況の人が別室に集められる。出入国に関するパソコン内の情報をプリントアウトしたものを持ってきて同じ質問をされる。
友人に電話するよう言われ、電話口で状況を説明してもらう。いつ出国するのか聞かれ、30日以内に出国するチケットを持っていたので、それを見せる。
その後、入国許可してもらい、タイへ。
自国での収入に関しても聞かれた。現金の提示も求められるかもしれない。現地で仕事をしていないことを示すため。
友人③
スワンナプームにて6/25にスワンナプーム空港からタイへ入国。
パスポートには過去ビザはなく、一か月ほど前のタイへ数日間の渡航記録があるのみ。日本への復路チケットも購入済み。
男性の係員が対応してくれ何事もなく通過OK。
しかし一緒に行動していた友人が、二年ほどタイと日本を行き来していることを突っ込まれ、その場で色々と聞かれる。
その友人は復路のチケット無し、TM6(タイ出入国カード)の裏面&復路便欄が未記入だった。
友人④
6/29にドンムアン空港からタイへ入国。復路チケットあり、パスポートには過去観光ビザが二枚。
何事もなくすんなり入国。
まとめ
こうしてみると今は「スワンナプームだから」とか「ドンムアンだから」という感じではないようです。
むしろどこの空港であっても「どれだけタイに長く滞在しているか」「パスポートにどれだけビザシールやタイへの渡航記録が残っているか」が関係してくるようですね。
そして基本的なところですが今回改めて大切だと感じた点として、「出入国カード(TM.6)の記入漏れ」「復路航空券を持たずの入国」が厳しくチェックされる理由ともなりかねないということです。
タイに長期滞在しているとだんだんと慣れから気持ちが緩み、そういった基本的なところを甘く見てしまいがちですが、やはりきちんと押さえておくべき大切なポイントであることが再確認できました。
もちろん大きな要因として「係員の人柄、機嫌」というのもありますが、そればっかりはなかなか事前には見極めにくいですのでどうしようもないのが現状です。
以前は「女性係員」のほうが厳しいという傾向がありましたが、今回の報告を見てみると男性係員も厳しくチェックするようになってきていそうです。
この情報が皆さんのサバーイなタイ生活のお役に立てれば幸いです。