以前に投稿した記事の続きとなっています。
※以下、Koteraさん目線での記事が続きます。
今回は隔離プログラムを経て帰宅までを報告したいと思います。
ASQプログラムに参加しているホテルは、とても有名なホテルからローカルホテルまでピンキリです。
値段に比例してサービスの差はあると思いますが、わたしが今回選んだローカルホテルでもじゅうぶん快適に過ごせました。
二週間にわたる隔離生活の様子、その際に日本から持ってきて役に立ったものなどを中心に書いていきたいと思います。
コロナ禍でタイ入国…気になる二週間ホテル隔離生活レポート【PCR検査】
隔離中の大まかな流れ
隔離中のメインは「PCR検査」です。
各ホテルで多少の差はありますが、わたしの場合は5日目と12日目に検査がありました。結果は翌日か翌々日に電話で伝えられます。
1回目の検査が陰性の確認が取れると清掃が入ります。そして2回の検査が陰性であれば15日目に開放です!
ではここから実際の隔離生活の様子をいくつかのジャンルに分けてご紹介していきたいと思います。
① PCR検査
検査当日に電話で「一階に来るよう」言われます。
ホテルによっては車で病院へ移動し検査するというところもあるようですが、わたしの泊まったホテルでは中庭のようなところに検査場が設置されていました。
完全防御した医療スタッフが待機しており、名前を確認されて検査を受けます。
鼻腔と口腔両方から検体を取るのですが、それが痛いのなんの…毎回泣きました。
そしてやけに回転数が多い!あえて文字にするなら…
ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりっ! → 逆回転してぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぃぃぃっ!!って感じ。
結果は翌日の夕方から翌々日の午後に病院から電話で知らされます。証明書等はありませんでした。
※検査の知らせと病院からの結果報告はタイ語での通知となります。人によっては英語を話してくれる人もいるみたいですが、そこまで流ちょうな感じではないようです。
② 部屋
お部屋にはシングルベッドが2つありました。一個はお昼寝やごろごろする用に、もう一つは就寝用に決定です。
ケトル、冷蔵庫あります。レンジは無く、机は横長で奥行きもあるものでした。
わたしは週に何度かオンラインミーティングの予定があったのですが、資料を広げながらのミーティング参加も十分にこなせました。
大きめのクローゼットと全身鏡、本棚の様な棚もありました。滞在中に使うものを入れて自宅のように過ごせました。
テラスは椅子を持ち出して日光浴できるくらいの広さがあり、ちょとした気晴らしになります。
見ているとどの部屋の方もテラスで本を読んだりお昼寝したり、隣の人とおしゃべりしたり(いいのか?)されていました。
③ 清掃
お部屋の清掃が入るのは一回目のPCR検査が陰性の報告後になりますので、およそ1週間は掃除なしということになります。
でも部屋には備え付けの「ほうきとちりとり」があったので、毎日ちょこちょこと自分で掃除しました。
ゴミは毎日ドアの外に出せば回収してくれます。ゴミ袋がなくなっても電話すればすぐ持ってきてくれました。
電話でお願いしたらタオルやシーツ、トイレットペーパーなども無料で持ってきてくれます。(部屋には入れないので自分でシーツ交換)
残念ながらこのホテルのスタッフはあまり感染対策に気を遣っている印象はなかったです。
お食事を運ぶ方もお掃除スタッフも、ガウンを着ていたり着てなかったり、マスクをしてたりしてなかったりという感じ…。
ホテル滞在中に感染しては元も子も無いですし、きっと掃除してもらっても後で気になってあちこち除菌シートで拭きたくなりそうだったので…掃除サービスはキャンセルしました。
④ 洗濯
ランドリーサービスは有料です。
わたしはお部屋の洗面台で手洗いしテラスで干すことにしました。ここで日本から持ってきた「洗濯紐」が大活躍!!
ちなみに洗剤は持参しましたが、お部屋にも用意されていました。
⑤ 食事
やはり気になるのは隔離期間中の食事だと思います。
お部屋にはペットボトルの水とカップラーメン2週間分(タイブランド)、インスタントのお茶、コーヒー、お菓子が備えられていました。
水は無くなれば追加料金なしでいくらでも補充してくれます。
食事は三食お弁当パックで運ばれてきますが ほぼタイご飯です。
めちゃくちゃ美味しい!というわけではないですが、「予算は限られてるけどお腹をすかせることはしないからね!」という心意気が伝わってくる食事でした。
これがそのご飯たちです。
【朝ごはん例】
パンとご飯がセットできたので「両方はいらないですよ」と伝えたら翌日はご飯だけになりました。でも2パックセットは変わらず。
「ほんとに食べきれないのでおかず減らしてください」と言ったらこう↓
【昼・夕ごはん例】
ご覧のとおり炭水化物推しです。
謎なのはパンがデザートのように付いてくること。これとは別にデザートやお菓子も付いてきます。
そして小さいパックの飲み物。牛乳だったりジュースだったり豆乳だったりします。
1番笑ったのはこれ↓
カノムチンにご飯、パン+甘い卵、フライドポテトにりんご、ココナツミルクのデザート…とまさに炭水化物祭りです。
1番インパクトがあったのはコレ↓
⑤ 健康管理
部屋には水銀体温計が置いてありました。わたしは日本から持参したものを使いました。
毎日2回、アプリで病院スタッフに体温と体調を送ります。
ホテル側がわたしの情報を入れていて、アプリをダウンロードし名前を入れるだけですぐに使えました。
1日でもデータを送らないと病院から電話が来るそうです。
⑥ 持っていってよかったもの
ここでわたしが日本から持って行って良かった、役に立ったと感じたものをご紹介しておきます。
【トラベルSIM】
日本からAmazonで2枚組を買っていきました。ホテルのWi-Fiを使えますが遅いです。
海外ではよくある事ですが、時間帯や天気によってほぼ使えないと言ってぐらい低速になることがあります。
メールを打つぶんぐらいには大丈夫だと思いますが、動画を見たりオンラインミーティングに出席するとなると、やはり安定したネット環境は必須だと思います。
【コスメ類】
歯磨き・アメニティ置いてありますが、やはり使い慣れたものが落ち着きます。
【洗濯ひも】
部屋の中でもテラスでも使えました。何気にすごく助かりました。
【プロテイン】
炭水化物推しの食事で量もすごいですので「タンパク質補給」に良かったです。インスタントスープやオートミールなどもあると良いかもしれません。
【ドリップコーヒー、お茶類】
インスタント系の飲み物は豊富に置いてありますが全部甘いです。甘い飲み物が少し苦手なので、持って来てなかったら厳しかったと思います。
【本・動画】
ホテルのネットが不安定なので、映画や本もダウンロードしておくとストレスがありません。
わたしは「2週間で体を引き締める!簡単エクササイズ」なるものと、ストレッチの動画をダウンロードして毎日やってました。
【鼻うがいセット】
隔離中に感染するなんて残念なことがないように、朝晩に鼻うがいをしていました。
特に検査の日は念入りに。(検査の1時間前からはうがい、歯磨きダメだそうです)
【逆にあまり必要なかったもの】
日本からお菓子をたくさん買って持って行ったのですが…ホテルに備えつき&提供されるものが豊富で、食べる暇がありませんでした。
重かったのに…タイ在住知人へのお土産になりました。
編集Nobuのひと言
最近は便利な携帯食品も出ていますので、そのあたりを持って行っておくと良いかもしれません。
⑦ 隔離終了〜帰宅
12日目にもう一度PCR検査があり、結果は14日目の夕方知らされました。
その後フロントから翌日で隔離終了になること、チェックアウト予定時刻、タクシー等の手配が必要かどうかを確認する電話が来ます。
予約の際に支払いを済ませてあるので、もちろんチェックアウト時に会計はありません。
隔離終了を示す数枚の書類にサインをし…ついに解放です!!
その後飛行機で帰宅しましたが、書類の提出を求められることなく普段通りの利用ができました。
編集Nobuのひと言
…取り扱いに注意しましょう。
まとめ
人によっては2週間の隔離期間は修行のように感じるかもしれませんが、もともと家に籠(こも)るのが苦でない人にとっては「ボーナスステージ」と言えるかもしれません。
好きなだけごろごろできますし、今まで時間がなくてできなかったことも2週間たっぷり使えます。意外に楽しめると思いますよ!
今後タイへの入国規制がどのように変化していくか予想がつきませんが、この記事がこれからタイへ入国される方にとっていくらかでもお役にたてば幸いです。
ライター:Kotera
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