タイで外国人の取り締まりが強化 トラブル回避に役立つ大切な3つのポイント

インターネット上で以下のような情報が掲載されていました。

【タイ】タイ警察は「不良外国人」一斉取り締まりの第11弾として、16日から17日未明にかけ、インター校12校、語学学校9校、バンコク都内の繁華街RCAなど国内の104カ所で手入れを実施し、不法滞在などで外国人36人を逮捕した。

 逮捕者の内訳は不法滞在がスイス人、ロシア人、セネガル人各1人など6人、不法入国がラオス人9人、インド人6人など27人、その他3人。

 このうち不法滞在で逮捕されたスイス人の男(56)は不法滞在期間が2316日に及んでいた。

引用元:http://www.newsclip.be/article/2018/05/18/36460.html

どうやらここ最近、タイのいたるところで不法滞在取り締まりの強化が見られているようです。

 

タイで長くいますとこういった流れはちょくちょく見ることがあります。

いまから4年前の2014年ぐらいだったと思いますが、当時北朝鮮からの不法入国者が増えているということで、街のいたるところで警察官による外国人への声掛けがなされていました。

私も妻と一緒に街を歩いているときに警察官から「どこの国から来たのか?」「何のためにタイにいるのか?」「ちゃんとビザを取得しているのか?」など、いろいろ聞かれたことがあります。

正直に自分の置かれた状況を説明し、パスポートをを携帯していないときだったので代わりにタイの免許証を見せたのですが「それではダメ」ということで、「家までパスポートを確認しに行ってもいいか?」ということの運びになりました。

パトカーに乗せられて家まで連行され(警察官も「ごめんねー、信頼はしてるんだけど一応決まりだからねー」と車内では終始フレンドリーな雰囲気)パスポートを見せて無事確認が取れて何事もなく済んだのですが、パトカーから降りてくる私たちを見て近所の人にはどんなふうに思われたがちょっと心配だったのを覚えています。

 

今回またタイでそういった外国人取り締まり強化の動きが見られているということで、数年前と同じくパスポートの確認などがなされていくかもしれませんね。

ということで、あくまで個人的な経験によるものですが、もしタイで警察官から聴取を受けたときなどにどうするべきなのか、不必要なトラブルを回避する上で『大切な三つのポイント」をお伝えしておきたいと思います。

タイで外国人の取り締まりが強化 トラブル回避に役立つ大切な3つのポイント

①パスポートを常に携帯しておく

やはり外国人にとって一番確かな身分証明書となるのはパスポートです。

私の経験と同じように、もしタイでの免許証を持っていたとしても身分を証明するものとして受け入れてもらえない可能性があります。

それで可能な限りパスポートを携帯しておくのがベストと言えます。

 

しかし大切なパスポートをいつも持ち歩くのはちょっと怖いですし、正直かさばるし面倒くさいですよね。

なので顔写真のページと最新の入国スタンプのページ(ビザがあるならそのページ)をコピーして折りたたみ、かばん財布の中に入れておくと良いかもしれません。町のコピー屋さんで一枚/1バーツですぐできます。

顔写真のページはしょっちゅう変わるものではないので、一度コピーしてしまえばパスポート自体を変えない限り使いまわすことができるでしょう。

少し面倒くさいかもしれませんが新しくビザを取ったり、入国するたびにそのページを印刷しておきましょう。

その際に自分のサインと「สําเนาถูกต้อง:サムナオ トゥーkトン:正式なコピー」と書いておけば、証明書としてより信頼度が増すかもしれません

もちろん警察官によっては「パスポート本体を見なければいけない」と言う人もいるかもしれませんが、何も持っていないかよりはなんとかその場を切り抜けやすくなるのは間違いないでしょう。

 

②正直である、前もって返答を考えておく

一つでも嘘をつくと一気に疑われ取り返しがつかない状況になりかねません。それで聴取を受けたときは正直であるようにしましょう。

多くの場合警察官は「なぜタイにいるのか」を尋ねます。そういった際には自分の取得しているビザの種類に沿って答えるようにしましょう。

観光ビザなら「観光のため」、学生ビザなら「留学のため」、就労ビザを持っているなら「仕事のため」といった具合です。

 

ノービザならどうでしょうか?人それぞれあると思いますが大切なのは正直に答えることです。

「観光のため」「友達を尋ねてきている」と答えることができるかもしれません。そのあとに「ビザを取りに行く予定がる」と付け加えるなら警察官も安心するかもしれません。

 

「なんでこんなに長くタイにいるんだ」と聞かれることもあるでしょう。

わたしはいつも「タイが好きで生活しやすいから。タイ人はナムジャイがあるし、アハーンタイも美味しいし…」といった具合に答えています。

そうすると人によっては「えぇ~、イープンのほうがアハーンは美味しいでしょー?町はリヤップローイだし、僕は日本に住みたいよ~」みたいな和やかな会話になることが多いですね。

ソムタムが好き」→「パラー(プラーラー)も食べれる」はタイ人受け抜群の会話必勝パターンです。

 

もちろん「正直に話すこと」と「必要ないことまですべて話して混乱を生じさせること」は別問題です。

必要ない情報までベラベラしゃべると警察官も逆に怪しむかもしれませんし、何より関係する人を巻き込んで迷惑をかけてしまうかもしれません。とばっちりで被害を受けた人はたまったもんじゃありませんよね。

それで前もって自分の置かれた状況をよく考え理解し、聞かれたらどう答えるかを準備しておくと良いでしょう。

 

③礼儀、マナーを守る

タイは年齢や立場が非常に重視される文化を持つ国です

それで本来求められる礼儀やマナーを欠くと、状況が悪化するケースが多く見られます。お役所関係などで担当者がへそを曲げてしまうともうどうしようもない、というのはよくあることです。

しかし逆に言うと、きちんと礼節を守るなら状況が思わぬ方向に好転することもあります。

 

日本人はサービスを受ける側として「相手側の責任」「自分の持つ権利」に目を向けすぎる傾向があるかもしれません。

「こうしてもらって当然だ」「国の税金で給料もらっているんだから…」「お客様を何だと思っているんだ」といった具合です。

日本人の中でもそうした行き過ぎた見方に賛否が問われることがあるぐらいですから、それを海外で振りかざしても通用しないことがあるのは当然です。

それでこのブログで何度も書いた言葉ですが、「郷に入りては郷に従い」ましょう。

警察官が何かを尋ねに来た時、たとえ高圧的な態度であってもこちらから良いマナーを示すと良い結果が見られるかもしれません。

この点で「敬称の使い方」「ไหว้:ワイ(手を合わせるタイの礼儀作法)」「言葉遣い」などはとても大切になってくるでしょう。

「笑顔」も忘れてはならない大切なポイントですね。いくら言葉遣いやマナーが良くても顔が怖かったら効果が薄れてしまいます。

 

もちろん卑屈になったり、賄賂を渡したりする必要はありません。タイの文化として本来必要とされている礼儀、マナーを忘れずに払うだけで相手の態度は大きく変わるかもしれないということを覚えておきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

タイで外国人に対する取り締まりが強化されているということで、事前に思いに留めておくべき点をご紹介しました。

トラブル回避に役立つ3つのポイントは、警察官だけでなくほかの役所関係、政府関係の人との対応にも役立つかと思います。

まぁそういう職種の人たちも仕事ですからしょうがないですよね。

この記事が皆さんの「ハッピータイライフ」のお役に立てれば幸いです。

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