さて、前回を一回目としてスタートした「タイ10年目のボクが最終的に落ち着いたのはコレだ!」シリーズです。
一回目は「石鹸」をテーマに記事を書きましたが、今回は【 ばらまき用お土産 】に的を絞ってい書いていきたいと思います。
【ばらまき用お土産編】タイ10年目のボクが最終的に落ち着いたのはコレだ!
10年目までの経緯
「タイから日本へ帰るときどうしても頭を悩ますのがお土産のセレクト」という方は意外と多いのではないでしょうか?
特にそこまで近しくない不特定多数の知人に配るお土産は、値段と数量、そしてそれなりのクオリティを考慮して決めなければならない難しいジャンルだったかもしれません。
ひとつひとつの容量が大きいなど、荷物としてあまりにかさばるものもばらまき用としては相応しくないでしょう。
特に食品系などは微妙かもしれませんね。日本人の多くが見慣れないものを口に入れたいとは思わないことでしょう。
「もらったけど馴染みがないものだから、結局そのまま…」なんてのは悲しいですがよく起こり得ることです。
好んでタイに行き現地の雰囲気を感じながらお土産を選ぶ我々と、ただ海外旅行に行ってきた知人からお土産をもらう人の感性には多少の温度差がある事を認めざるを得ません。
これまで私もいろんなお土産を日本に買って帰りました。そして大いに失敗してきています。
あれは忘れもしない2009年、初めてのタイ旅行の際に買ったばらまき用の「ナムプリック」、あれは失敗だったなぁ…と今でもときどき思い出します。
いわゆるタイの「唐辛子みそ」でご飯のお供みたいなものです。
お土産屋はもちろん、セブンなどのコンビニでも売っている商品で、値段も一つ10バーツしないぐらいだったと思います。
シェフ帽を被ったおじさんのイラストが描いてある2㎝四方の小さなパック、味もいろんな種類がありセットでまとめて売られているものもありました。
と喜んで買って帰ったのですが…まぁ不評でした。いや不評だったと思います。
というのも、私の周りは優しい人が多いのではっきりと口に出して「あれはアカン」という人はいなかったのですが、目の前に「ナムプリック」を差し出した時のあの微妙な反応は今でも記憶に残っています。
怪しいパッケージに入った東南アジア産のわけの分からないペーストをもらっても、そりゃそういうリアクションになりますよね。
自分でも食べてみましたが、やはり日本人の舌に合う感じの味ではなかったと思います。タイに何度も来ている人ならまた別だとは思いますが。
結局のところ買って帰ったナムプリックの半数は人の手に渡ることなく、数か月後ゴミ箱に消えていきました。もしかしたら人の手に渡ったものも....あり得ると思います。
それ以降は一度も「ナムプリック」をお土産用としては買って帰ったことはありません。
他にも「タイ料理のもと」「タイのインスタントラーメン」なども買って帰りましたが、好みの合う会わないがあって万人向けではない気がしました。
例えばグリーンカレーのもとなんかを買って帰っても「作り方が分からない…」という人も多かったような気がします。
「石鹸」や「歯磨き粉」はとても評判が良く、「次もあれを買ってきて」と言われることが多々ありましたが、数量によっては重量、値段共にかさばることになるでしょう。
「蝋燭(ろうそく)」や「タイっぽい小物」なんかも買って帰ると喜んでもらえますが、同じ人にそう何度もあげるものでもないと思います。
10年目の結論
そんなこんなで試行錯誤を繰り返してきた約10年。これさえ買っておけばまず間違いないという商品の傾向が見え始めてきました。
・万人受けする
・渡した人たちにそこそこ喜んでもらえる
・コンパクトでかさばらない
・財布に優しい
これらがお土産を買う側の事情を考慮しつつ、もらう相手の立場にも立って考えた結果導き出された答えです。
「そこそこ喜んでもらえる」←ここが大切なポイントです。
この記事で紹介しているのはあくまで「ばらまき用お土産」ですので、それぐらいがお互い気を遣わずちょうど良いんです。気遣うべき大切な知人にはそれなりにちゃんとしたものをセレクトしましょう。
ということで、ここ数年私が日本へ買って帰る「ばらまき用お土産」として選んでいる、そしてあげた人から確かに高評価を得ている二つの鉄板商品をご紹介しましょう。
➀ 「fisherman's friend」
「fisherman's friend:フィッシャーマンズフレンド」は、タイのどのコンビニ & スーパーでも売っている「ミントタブレット」です。
いろんな国で売られている商品ですが、タイのはちゃんとタイ語が書かれていますので「ばらまき用」にピッタリ。
日本にも「フリスク」や「ミンティア」など、様々な種類の「ミントタブレット」が売られていますね。常にカバンの中に入れているという人も少なくないのではないでしょうか?
日本のものと比べると一粒の大きさが3~4倍ほどあり、かなりの清涼感があります。
「ハニー&レモン」や「チェリー」「マンダリンオレンジ」など、他にも何種類もの味があり好みに合わせて選べます。
個人にはオーソドックスなミント味は少し辛すぎる気がするので、何かフルーツ味が付いているほうが好きですね。
コンビニだと一つが38バーツ(約135円)ほどしますが、ドラッグストアや「Makro」など量販店に行くとまとめ売りでかなり安く買えます。
例えばMakroで見かけたこちらの箱売りだと24袋入って通常695バーツ。一つあたり29バーツ(約100円)となります。
少し小さめのパックでも売られていました。ちょうど特売だったらしく12袋入りで229バーツ、一つあたり19バーツ(約65円)となります。安い!
何人かの知人にお土産として渡しましたが、「美味しい」と喜んでくれていました。ミント好きの人にとっては一袋に25gも入っているのもいいですね。
日本でも「ミントタブレット」はすっかり馴染みがある商品ですので、偏見なくすぐに味見してくれるでしょう。
ジップロックタイプの袋で一度開けてもそこそこ保存がききます。
どこかほのかに漂う「意識の高さ」もおすすめポイントかもしれません。ちょっと想像してみてください。
木枯らし吹きすさぶ冬の曇り空の下、防波堤に打ち寄せては砕けていく白波に眉を顰(ひそ)めながら、コートのポケットから取り出したるは…クシャった袋の「fisherman's friend」
➁「My Chewy」ソフトミルクキャンディー
さて、「ばらまき用お土産」としてもう一つおすすめするのはこちら。
「【My Chewy】ソフトミルクキャンディー」です。
これもタイだったらどこでも売ってますよね。セブンでは10個入りぐらいの一袋がたった10バーツ(約35円)で売られています。
なぜこのソフトキャンディーがおすすめかと言いますと、単純に美味しいんです。
ベースはやわらか~いミルク味なんですが、そこにスイカやコーン、イチゴ、タロイモ、ドリアン、バナナ、ミント、チョコレート、ブドウ、ライチなどいろんな味(フレーバー?)がプラスされて普通に美味しいんです。
個人的にですが、味でおすすめなのは「タロイモ」と「スイカ」です。普通に美味しい。気が付けばずっと食べているぐらいです。
でもお土産としてパンチがあるのはやはり「ドリアン」でしょうか。でも「タロイモ」「ライチ」も東南アジアっぽくていいですよね。
全ての味を一店舗だけで買えるというのは稀だと思いますが、いろんなスーパーやコンビニに立ち寄るたびに気にかけておけば全種類コンプリート出来るかもしれません。
上の写真のようにスーパーだと大袋で50バーツ(約180円)ぐらいで売っています。激安です。
大袋でいろんな種類を買って帰り、日本で味をシャッフルして小袋に詰めなおしてあげるなら「ばらまき用お土産」にピッタリかもしれません。ちょっとひと手間かけるだけで値段以上のお土産になるかも!?
これまでこのソフトキャンディをあげると「美味しくてすぐに全部食べちゃった」という人がほとんどでした。
お財布にも優しく、鞄やスーツケースを圧迫することもありません。
本命のお土産に少し添える「おまけ」みたいな感じでも使えるかもしれませんね。ぜひお試しを!
まとめ
ということで、「タイ10年目のボクが最終的に落ち着いたのはコレだ!【ばらまき用お土産編】」ということで記事を書いてまいりました。
驚くほど地味でありふれた商品だったので、逆にビックリしたかもしれませんね。
でも「そこそこ喜んでもらえる、低価格&コンパクト、どこでも買える」、このあたりさえ押さえていたら「ばらまき用お土産」としては十分合格点なのではないでしょうか。
この記事を読んで、
と言っていただけるなら幸いです。