語でもそうだと思いますが、ふさわしい「接続詞」を使えるようになると格段に自然な会話や文章を作れるようになります。
日本語でも状況に合わせて使い分ける様々な接続語がありますよね。例えば「それで…」とか「なぜなら…」「とういうことで…」「つまりは…」などです。
今回の記事ではタイ語の会話や文章の中で使えうとぐっと自然さが増す「接続詞」をいくつかご紹介したいと思います。
【それで…ということで…つまりは…】タイ語の「接続詞」を使いこなそう!
「それで」「では」
タイ語文章を作ったことがある人であればすぐにこの言葉の必要性に気づかれたことでしょう。それほど使用頻度の高い接続詞です
「ดังนั้น:ダンナン」
《使用例》
よく似たニュアンスで次のようなタイ語も用います。
「ฉะนั้น:チャナン」
「それで」という意味もありますが、どちらかというと日本語でいう「では」というニュアンスに近い気がします。
《使用例》
「ということで」「ですから」
次に紹介するのは前の文章をその後の文章の裏付けとする接続詞です。日本語だと「ということで…」「それゆえに…」みたいな言葉です。
「ด้วยเหตุนี้:ドゥワイ へー(ト) ニー」
「ด้วย:ドゥワイ」には「一緒に、共に」という意味があり、「เหตุ:へー(ト)」には「理由や事象」といったニュアンスがあります。
直訳すると「この理由と共に」みたいな言葉になるのですが、「ということで…」というニュアンスで使うことができます。
少し硬い表現なので日常会話というよりはビジネス用語や何かの講話の中で使いやすい言葉でしょう。
《使用例》
よく似たニュアンスを持つ次のような言葉もあります。
「เพราะฉะนั้น:プロッ チャナン」
「เพราะ:プロッ」には「なぜなら、理由」という意味があります。これに先ほどの「チャナン」がくっついて「それゆえに」「ですから」というニュアンスを持つ言葉になります。
《使用例》
「つまりは」
こちらもよく使う言葉かもしれません。前に述べた言葉を少しまとめる感じの接続語です。
最もよく使のは次の言葉でしょう。
「ก็คือ:ゴー クー」
「ก็:ゴー」には「~も」という意味があります。発音は「K」の無気音(分かりやすくするため記事内では濁点表記にしています)で上から下に落ちる発音です。「คือ:クー」には「等しい、イコール」という意味があり、この二つの言葉が合わさって「つまりは…」という意味の言葉になります。
《使用例》
この「つまりは…」に近いニュアンスを持つ言葉はいくつもあります。例えば、
「หมายความว่า:マーイクワームワー」
「หมายถึงว่า:マーイトゥンワー」
この二つは「つまり~という意味で…」というニュアンスで使えます。
相手の言っていることの意味が分からなかったとき「マーイクワームワー?」と尋ねるとより詳しく説明してくれるでしょう。
少し違ったニュアンスですが次のタイ語も使い勝手がいいです。
「สรุปว่า:サルー(プ)ワー」
「สรุป:サルー(プ)」には「要約する、まとめる」という意味がありますので。「つまりは要約すると…」というふうに訳せるタイ語です。
いろんな点を論じた後にこのタイ語を使って「つまりまとめると…」という感じで繋げていくことができます。
「それから」
「それから」「それと」といった接続詞です。よく使いますよね。
「แล้ว:レーオ」
過去形の文章の際に使う言葉として知っておられるかもしれません。しかし文章の間で使うことによって接続詞としても使うことができます。
《使用例》
「และก็:レッゴー」
「และ:レッ」だけでも「それと」という意味があるのですが、そのあとに「ก็:ゴー」を付けるとより会話的な表現になります。話し言葉の中だけで使う言葉なので注意しましょう。
《使用例》
まとめ
「สรุปว่า:サルー(プ)ワー:まとめますと…」こんな感じでタイ語の中にもいろんな接続詞ががありそのニュアンスも様々です。
よく似たニュアンスのものがいくつもあるのに気づかれたでしょう。
自分が伝えたい内容に合っていそうなのものを選んで積極的に使ってみましょう。だんだんと接続詞の使い分けが掴めてくると思います。
というか細かいニュアンスを文章にして伝えるのって難しいですね。
実際、今日紹介したタイ語の中には別のニュアンスを持っているものもありますし、他に使えそうな接続詞はまだまだあります。
まずはよく使う機会のあるものからということで、他の接続詞はまた何かの形で記事にまとめていきたいと思います。
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