タイの東北地方のことを「อีสาน:イサーン」と呼びます(正確に発音するなら「イーサーン」)
実はイサーン地方はタイに6つある地方の中でも一番面積が広く、タイ全国民の3分の1はイサーン地方出身だと言われています。
しかし農村地域であるイサーンには比較的貧しい家庭が多く、生活のために家族を地元に残して大都市に出稼ぎに行くというのもよくあることです。
そういった事情からなのか、バンコクなどでタクシーに乗るとかなりの確率でイサーン出身の人に当たります。
つまり私たちの知り合うタイ人の多くはイサーン出身の可能性が高いと言えるるわけですね。
ということで今日のタイラボは「イサーン出身のタイ人が大喜びする 鉄板フレーズ「ペンター○○」を使いこなそう!!」というテーマでお届けしていきたいと思います。
イサーン出身のタイ人が大喜びする鉄板フレーズ「ペンター○○」を使いこなそう!!
「ペンター」ってどんな意味?
いわゆるイサーン地方で使われている方言、「イサーン語」の一つで次のように書きます。
「เป็นตา:ペン ター」
「เป็น:ペン」も「ตา:ター」も両方とも並声で、「ペンター」とまっすぐに発音します。
標準タイ語に直すなら「น่า:ナー」や「น่าจะ:ナー ジャ」になります。
前後につく文章で意味がいくらか変わってきますが、この場合は「○○そう」「○○しい」「○○すべき」(例:美味しそう、楽しそう、可愛らしい、食べるべき、など)というニュアンスになります。
多くの場合、○○の部分には対象の人物や事象に向けられたこちら側の感情、行動を表す言葉が入ることになります。
「ペンター」の使い方
ではこの「เป็นตา:ペン ター」詳しい使い方を見ていきましょう。
とは言っても使い方は非常に簡単!
先ほど述べたように「ペンターの後に対象の人物や事象に向けられたこちら側の感情、行動を表す言葉を入れる」だけです。
ひとつだけ難点となるかもしれないのが、より自然な表現へと近づけるためには○○の部分に入る言葉もイサーン語に直す必要があるという点です。
まぁ言葉にするとどうしても難しく感じてしまうかもしれませんね。ここはやはりいつものように例文を見て慣れていくことにしましょう。
《 例文 》
「น่ารัก:ナーラッk(可愛い、愛らしい)」
↓
「เป็นตาฮัก:ペンターハッk」
「น่าอร่อย:ナーアローイ(美味しそう)」
↓
「เป็นตาแซบ:ペンターセーb」
「น่ากลั่ว:ナークルア(怖そう)」
↓
「เป็นตาย่าน:ペンターヤーン」
もちろん「否定形」の言葉にも使えます。
《 例文 》
「ไม่น่าดู:マイナードゥー(見たくもない、見るべきじゃない)」
↓
「บ่เป็นตาเบิ่ง:ボペンターブーンg」
「ไม่น่าอยู่:マイナーユー(居たくない、居心地が悪い)」
↓
「บ่เป็นตาอยู่:ボペンターユー」
他にもいろいろあるとは思いますが、とりあえずは間違いなく使える5つの例を挙げて見ました。
タイラボのイサーン語関連記事を読み直すなどして、いろいろな表現にくっつけて試しに使ってみてください。
ちなみにイサーン出身の人にこの「ペンター」という言葉を使うと、いったいどんなリアクションを見ることができるのでしょうか?
次の動画の中で実際に「ペンターセーb:美味しそう」という言葉を使っていますので、ぜひイサーン人がどんなリアクションをするのかご覧になってみていただければと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「イサーン出身のタイ人が大喜びする鉄板フレーズ「ペンター○○」を使いこなそう!!」というテーマでお届けしてきました。
次にタイ人の友人と話す機会がありましたら出身がどこなのか聞いてみると良いかもしれません。
もしその人がイサーン出身だったら…ぜひ今日の記事で紹介した表現を使ってみて下さいね。
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