「意味とか分かんないけど、なんか使ってみたい!」
タイ人や在タイ歴の長い人が話しているのを見て、そんなふうに感じるタイ語があります。
そういうタイ語に対する積極的な気持ちは言語成長において効率的だと思います。
今日の記事では私個人が過去に「使えたらなんかイイ感じ」と思って覚えたタイ語の一つ、「ンゴン ンゴン」について一緒に見ていきましょう。
【使ってみたいタイ語シリーズ】「ンゴン ンゴン:よく分かんない、混乱する、考えがまとまらない」
意味
今日覚えていただきたい「ンゴン ンゴン」はタイ語で次のように書きます。
「งงๆ:ンゴンg ンゴンg」fa-volume-up発音チェック
なんだか似ている文字が三つ並んでいるように見えますね。
最初の「ง」は子音で英語の「g」の発音になり、二つ目の「ง」は末子音で「ng」の発音になります。
母音は表記されていませんがあえて書くなら「งอง」と書かれているのと同じ発音になります。そして「ๆ」が付いているので繰り返しとなります。
この「งง:ンゴン」というタイ語にはどんな意味があるでしょうか?
私の持っている松山納さん著の日タイ辞書にはこんなふうに説明されていました。
【動】めまいがする、ぼうっとなる、困る、まごつく、気迷う
Google翻訳ですと「混乱する」と訳されています。コレらをひとまとめにしたニュアンスと理解しておいて良いと思います。
二回繰り返されていますので上記したニュアンスをさらに強調した意味を持つわけですが、よく理解できなくて混乱している、まだ考えがまとまっていない、そんな感じの意味を持つタイ語です。
使い方
では例文を使ってこの「งงๆ:ンゴン ンゴン」の使い方を見ていきましょう。
《例文①》
(いや..まだよく分かんないです...)
《例文②》
(路地と猫の相関性、その素晴らしさを熱く語るNobu)
(よく分かんねっす)
《例文➂》
(よく分からない地図だなぁ)
基本的に何か見聞きしたことで混乱させられる状況に関して使われる表現です。
まとめ
いかがでしょう、まず「ンゴン ンゴン」っていう響きがいいですよね。
音に近い発音なので何かいかにも混乱して頭が「ンゴン ンゴン」してるって感じです。
混乱するという意味の「สับสน:サップソン」という別のタイ語もありますが、この「งงๆ:ンゴンg ンゴンg」を使うともっと直感的な表現ができるような気がします。
タイ人との会話の中で「よく分からないなぁ」「なんだか変なこと言ってるぞ?」と思うことがありましたら、ぜひちょっと笑顔を織り交ぜてこの表現を使ってみて下さい。
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