タイ語に限らずすべての言語学習に言えることかもしれませんが、会話をすることによって言語を効率よく学ぶことができます。
特に日常でよく使う言葉などは使っていくうちに自然と語彙が増えていくものです。
また同じような意味でもいくつもの言い回しがあることに気づき、より自然な言葉遣いを覚えていくかもしれません。
今日のタイラボではタイ語の日常会話でよく使える、「できるかぎり」「もしかしたら」という二つの表現をご紹介したいと思います。
日常会話でよく使えるタイ語「できるかぎり」「もしかしたら」
「できるかぎり」
タイ語で「できるだけ」「できる限り」といったニュアンスを次のように表現します。
「เท่าที่จะทำได้:タオ ティー ジャ タム ダイ」
直訳すると「できるのと等しく」といった感じになります。
「เท่าที่:等しい」
「จะทำได้:できる」
なんとなく「できるかぎり」といったニュアンスが伝わってきますね。
《 使用例① 》
《 使用例② 》
例文を見ていただくと分かりますが、「タオティージャタムダイ」という文の前に「できるだけ○○」の「○○」の部分を述べる形になります。(例えば「早く」とか「多く」など)
タイ語文の中にこの言葉をきれいに折り込もうとするとそれなりのタイ語能力が必要になってきますが、何かの質問に「できるかぎり善処します」と答える分には、「タオティージャタムダイ」と答えるだけで十分伝わり、会話としても成立すると思います。
「もしかしたら…」
以前に「可能性を表す表現」という記事の中で、「かもしれない」「おそらく」というニュアンスを持ついくつかのタイ語表現を紹介したことがあります。
その記事内にある言葉とよく似たニュアンスですが、次のタイ語も日常会話でよく用いることがあるでしょう。
「สงสัยว่า...:ソンサイ ワー」
日本語にすると「もしかしたら…」とか「恐らく…かもしれない」といった表現になります。
「สงสัย:ソンサイ」というタイ語には「疑い」という意味がありますので、より疑念の色が濃い言葉として使うことができます。
《 使用例 》
ちなみにこの「ソンサイ」という言葉に「ข้อ:コー」という言葉をくっつけると、「ข้อสงสัย:コー ソンサイ:疑問」というタイ語になります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
タイの日常会話でよく使う、「できるかぎり」「もしかしたら」という二つの表現をご紹介しました。
少しずつでもタイ語表現のレパートリーを増やしていくと、いずれ自分の伝えたいことを100%表現することができると思います。
タイラボの「タイ語」カテゴリー内には、ニッチですがとても役立つタイ語紹介記事が満載です。是非ご覧になってみてくださいね。