※この記事は2016年11月に書かれたものを加筆修正したものです。
タイの街を歩いているとよく目にするタイ語があります。
「กาแฟสด:ガーフェー ソッt」
直訳すると「生のコーヒー」となりますが、要はインスタントコーヒーではない豆から淹れたコーヒーのことです 。
おそらく比較的簡単に始めることができる商売だからでしょうか、街の至るところでコーヒーや紅茶、各種スムージーなどを売るカフェスタイルの店を見つけることができます。
しっかりした店舗から簡単な屋台のようなスタイルのものまで様々な形態の店がタイには乱立しています。
最近ではタイのコンビニでも美味しいコーヒーを売るようになりましたが、コンビニ以外でも美味しい飲み物を手軽に買えるのはありがたいですよね。
それでこの記事ではカフェでの注文に役立つ幾つかのタイ語についてご紹介したいと思います。
現地の言葉で注文しよう!カフェで使えるタイ語
代表的な3つのドリンクメニュー
タイにあるほとんどのカフェでは「ホット」「コールド」「スムージー」の3種類のドリンクを売っています。
もちろんそれぞれを英語で言ってもある程度は伝わるのですがやはりタイ語で注文できるほうが良いですよね。
「ホット」「コールド」「スムージー」のそれぞれをタイ語では次のように言います。
タイ語 | 日本語読み | |
ホット | รัอน | ローン |
コールド | เย็น | イェン |
スムージー | ปั่น | パン |
コーヒーメニュー&紅茶メニュー
次に覚えてほしいのは代表的なコーヒーメニューです。
ほぼ元の英語と変わらないのですがタイ語での呼び方をまとめてみると少し変わったセオリーを見つけることができます。
タイ語 | 日本語読み | |
アメリカン | อเมริกาโน | アメリカーノー |
エスプレッソ | เอสเพรสโซ่ | エスプレッソー |
マキアート | มัคคียอาโต้ | マキィアートー |
ラテ | ลาเต้ | ラーテー |
モカ | มอคค่า | モーカー |
カプチーノ | คาปูชิโน่ | カプーチノー |
お気づきになったでしょうか?
そうなんですタイ語でコーヒー類の注文をする際、語尾を伸ばして言うというセオリーが見えてきますね。
中にはいくらか呼び方自体が変わるものもありますが、ほとんどの場合英語名の語尾を伸ばして発音すればタイ語の発音に近くなると覚えていただいても構わないかと思います。
タイ語では商品名の後に「ホット」「コールド」「スムージー」のいずれかを付けて注文します。
ですから「ホットエスプレッソ」を注文したければ「エスプレッソーローン」となります。
では「アイスマキアート」を注文したい場合はどう言えば良いでしょうか?
パズルのように組み立てればいいだけですね。そうです「マキィアートーイェン」と注文します。
「ラテスムージー」ならどうでしょうか? ‥その通り!「ラーテーパン」ですね。
ほとんどのカフェでは紅茶系メニューも取り扱っています。代表的な紅茶メニューをタイ語で次のように言います。
タイ語 | 日本語読み | |
紅茶 | ชาไทย | チャータイ |
レモンティー | ชามะนาว | チャーマナーオ |
ミルクティー | ชานม | チャーノm |
抹茶ラテ | ชาเขียวนม | チャーキアオノm |
紅茶系はほとんどがアイスかスムージーのみの販売となっていますので「イェン」と「パン」を使って注文することになります。
「甘くしないで」「甘さ控えめで」
以前の記事でも触れたことがありますが、タイで何も言わずコーヒーや紅茶などを注文するとかなり甘めの物が出てくることがあります。
それでもし甘いものを望まないなら注文する時点で「甘くしないで」「甘さ控えめで」と細かく意思表示をすることが必要になってきます。
その2つの言葉、タイ語では次のように言えます。
「ไม่หวาน:マイ ワーン」 甘くしないで
「หวานนิดเดียว:ワーン ニッt ディアオ」甘さ控えめ
「หวาน:ワーン」は甘いという意味です。
否定形の「ไม่:マイ」を前につけることによって「甘くない」という意味になり、「甘くしないで」と伝えたいときに使える言葉になります。
「นิดเดียว:ニッディアオ」で「ちょっぴりだけ」という意味があり、ワーンの後につけると「ちょっとだけ甘く」つまり「甘さ控えめ」という意味になります。
注意点
スターバックスなど大手フランチャイズ系のカフェや大都会の洗練されたカフェでは大丈夫ですが、個人で経営している街の小さなコーヒー屋さんなどでは「甘くしないで」と言っても、実際かなり甘いものが出てくることが多々あります。
個人的な観察ですが「甘くない」という概念がタイ人と日本人ではだいぶ違うからではないかと思います。
タイ人の「甘さ控えめ」は日本人にとってかなり甘く感じられるレベルだと思っていただいても良いでしょう。
それで本当に甘くないものを注文したいなら、 「ไม่หวานจริงๆ:マイワーンヂンgヂンg(本当に甘くない) 」「ไม่ใส่น้ำตาล:マイサイナムターン(砂糖を入れないでください)」という言葉を使うことができます。
まとめ
この記事にある言葉を丸暗記すれば、明日からカフェでの注文はすべてタイ語で!というのもそんなに難しいことではありません。
日常生活に密着したタイ語だからこそ是非覚えて使ってもらいたいです。
そんなふうにしてどんどん使えるタイ語が増えていって、それらを組み合わせて徐々に別の文章を作れるようになっていくんだと思います。覚えた言葉は自然と聞き取れるようにもなりますしね。
「実際的なタイ語からマスターしていく」 これがタイ語上達の秘訣かもしれませんね。
でもまぁ、もし仮に思うようにタイ語が上達しなくても美味しいコーヒーが飲めるようになるのは確実ですよ!
以上、「カフェで使えるタイ語 【これでスムーズに注文できる!!】」というテーマでお届けしました。