
フルーツ王国と呼ばれるタイ。その中でもフルーツの王様、女王と呼ばれるものがあります。
ドリアン:フルーツの王様
マンゴスチン:フルーツの女王
両方とも4‐6月にかけてが旬となり、タイでは特に観光客の多い時期ですので旅行者が目にすることが多いフルーツかもしれません。
日本では食べる機会の少ないこのタイ2大フルーツ、せっかくなら美味しいものを選んで食べたいですよね。
この記事では熟したドリアン、マンゴスチンの良し悪しを選ぶ方法をご紹介したいと思います。
熟したドリアンと良いマンゴスチンの選び方
ドリアンの選び方
まずはドリアンの選び方。
ドリアンは実を叩いた音で見分けることができます。日本での良いスイカの見分け方みたいですね。
細い竹(葦)のような棒にゴムをかぶせたもので叩き、その音で熟しているかいないかを判断できます。
熟していないドリアンは叩くとこんな音がします。
まだ熟していないドリアンは中身が詰まったような「ペチペチ」という少し固い音がします。
続いて熟したドリアン。
熟したドリアンは中に空洞を感じるような少し軽い「ポスポス」という音がします。
基本的にドリアンを買う時は売り手側が熟したものを選んでくれる、もしくは剥かれて可食部分のみパッケージングされたものを買うということが多いと思います。もしドリアンを実ごと手に入れることがあって熟しているかどうか知りたい場合は上記の方法で知ることができます。
他にも熟したドリアンは表皮(とげとげの皮)が少し黄色みがかってくることや、割れてくることでも見分けられるそうです。
ただそこまでいくと中身がトロトロの熟しすぎな状態になっていることが多いようです。私はそれぐらい熟しきったのを凍らしてアイスクリームのようにして食べるのも好きです。
マンゴスチンの選び方
続いてマンゴスチン。フルーツの女王と呼ばれるだけあって可愛らしいルックスをしていますね。
良いマンゴスチンの選び方は以下の3ポイントを抑えることです。
- 外皮の柔らかいものを選ぶ
- 小さい実を選ぶ
- 黒い色の実を選ぶ
特に大切なのは外皮の柔らかいものを選ぶこと。固くなっているものは中の果肉部分が腐っていたり傷んでしまっていることが多いです。
タイ人曰く、小さい実を選ぶと中の種も大きくなっていなくてそのまま食べてしまうことができるので良いそうです。
三つ目の「実の色」ですが、実際はそれほどシリアスに考えなくても大丈夫です。
薄い紫のような色の実でも中はしっかり熟しているものがあります。ただ薄い茶色に近いような色のものはまだ熟していないかもしれません。
黄色い樹液が固まってついていることも多いですが、そちらも特に気にする必要はありません。

以上のことを踏まえますと、マンゴスチンは一つ一つ実を選別して買える、「量り売り」しているものを買うと良いでしょう。
よく3㎏/100バーツといったようにすでに袋詰めされているマンゴスチンを売っているのを目にしますが、買ってみたものの半分ほど腐っていた…ということがあったりします。
まとめ
ということで熟したドリアンと良いマンゴスチンの選び方についての記事でした。
現地でないとなかなか食べられないフルーツですので失敗無く美味しいものを選びたいですね。
ちなみに熟していないドリアンはドリアンチップスとして加工されることがあります。
自宅でドリアンチップスを作ってみる…なんてことはあまりないかと思いますが、そんな万が一の機会があればこの記事を参考にペチペチとドリアンを叩いてみてください。