海外旅行者の大きな楽しみの一つが「食事」でしょう。そしてよりディープな世界観を楽しむためにいわゆるその地の「地元飯:ローカル飯」を追求する人もいます。
訪れる地域によってそれぞれ違った地元飯が存在し各地域の名産物などが使われています。そうした地場産の材料を使った料理はまさに地元飯と言えるかもしれませんね。
しかし「地元飯:ローカル飯」のもう一つの定義として、「その地元の人しか知らないような場所で食べるご飯」というのもあるのではないでしょうか。
今回のタイラボでは最強の地元飯と言えるタイの学食、社員食堂への潜入レポートを書きたいと思います。
【最強の地元飯】安い!美味しい!早い!タイの学食、社員食堂に行ってみた
学食、社員食堂って入っていいの?
「でも学食とか社員食堂って一般の人が、まして外国人が入って大丈夫なの?」と思われるかもしれません。気になるところですよね。
この疑問に対する答えとしては「大丈夫なところもあるし、ダメなところもある」といったところでしょうか。
経験上ですが大学や市役所などの食堂はまず大丈夫です。私立の学校になってくると難しいかもしれません。
会社や工場なんかも出入りをチェックしているところが多いので難しいでしょう。なので狙い目は大学や市役所の食堂ということになります。
タイの学食、社食ってどんな感じ?
多くの場合、タイの学食や社食は半屋外に設置されています。
上の写真のような半屋外のスペースに机と椅子が並べられており、施設によってはかなりの数の店舗が入っています。
もちろんもっとキレイでお洒落な食堂もあるのですがローカル飯といえばこれぐらい雑多な感じの方がより雰囲気が出るというものです。
ちなみに写真は私の住んでいる市役所の社員食堂です。田舎の街なのでかなり小さく店の数も少ないですし食べに来ている人も少ないです。販売されているのも100%タイ料理です。
ご安心ください。一般的なちょっと大き目の街ならこの何倍もの活気があり部外者が入ろうとも全く目立ちません。
そもそもこういった食堂で料理を提供している方々も外部の人なので客が職員であろうがそうでなかろうが歓迎してくれます。
実際私が行った食堂にも地元の子供たちや近くで工事をしている人、サムロー(タイのバイクタクシー)の運転手などが食べに来ていました。
多くの場合こうした食堂はタイ語で次のように呼ばれます。
「ศูนย์อาหาร:スーン アーハーン」
ほとんどの学食や社食には「食堂」を意味するこのタイ語が看板や外壁に書かれていますので、それを目印に探すことができるでしょう。
料理と価格
こういった食堂で多く提供されているのが、おかずをセレクトしてご飯に上にかけて食べるいわゆる「のっけご飯」です。
だいたい二種類セレクトして35バーツぐらいです。スープも付きます。こういう「のっけご飯」だと指さしだけで注文できてタイ語が不要なのもいいですね。
他にも「อาหารตามสั่ง:アハーン ターム サン」と呼ばれる「注文に応じて料理を作ってくれるお店」も必ず入っているでしょう。
私が選んだお店はほとんど全てのメニューが30バーツ均一。写真は「ข้าวผัดหมู:カーオ パッ(ト) ムー」豚肉入りチャーハンでパクチー入りスープがついて30バーツでした。
強い火力でサッと仕上げているのでお米がパラパラですごく美味しかったです。
食べ終わってから料金を支払っても良いですし、料理を受け取った時でも良いですし何とも自由な支払いシステムです。
あんなに混雑していて料金受け取りの取りこぼしがないのか心配になります。
こうしたしっかりお店を構えている人以外にもバイクに取り付けた屋台のような形でデザートや串揚げを売りに来ている人もいます。
まぁタイ特有のかなり自由な感じで、日本の社食とはかなり違った雰囲気です。360度タイ人に囲まれ「ローカル飯」感が満載ですよ!
まとめ
いかがだったでしょうか?
「最強の地元飯:ローカル飯」ということでタイ地方市役所の社員食堂への潜入レポートを書いてみましたがちょっとニッチすぎましたでしょうか(笑)
バンコク周辺ですと気軽に入れて美味しい学食のある大学がたくさんあります。
「激安激うまカツ丼」が食べられるおすすめの大学が一か所あるのですが、残念ながら今は手元に写真がないのでまたいつかのタイラボで紹介されるのを楽しみにしておいてくださいね。
「市役所の社食はまだハードルが高い‥」と感じられる方はぜひ大学の学食からトライしてみるのはいかがでしょうか。
安くて美味しくてしかも早い!三拍子そろったローカル飯を堪能できること間違いなしですよ!