去年タイだけでなく世界中で話題になったタイ関連のニュースというと、真っ先に「タムルアン洞窟での遭難事故」を思い浮かべることでしょう。
「タムルアン洞窟での遭難事故」
2018年6月23日にタイ王国・チエンラーイ県のタムルアン森林公園内のタムルアン洞窟(タイ語: ถ้ำหลวงนางนอน、英語: Tham Luang Nang Non Cave」において地元のサッカーチーム「ムーパ・アカデミー」のメンバーであるコーチ1人と少年ら12人の計13人が閉じ込められた遭難事故。7月10日までに13人全員が救出された。
※引用元:Wikipedia
後に映画化の話まで上がった(実際に撮影がスタートしているようです)このニュースは、当時タイ全土の人々の関心の的となっていました。
無事生還した少年たちもみな健康を取り戻し、救出後は一躍「時の人」となっていましたね。
【ニュース】タイの洞窟から生還した少年たち…今度は日本の洞窟で…
遭難事件から約10ヵ月後の昨日、その少年たちに関するニュースが日本で流れていたのを皆さんはご存知でしょうか?
それがこちら。
洞窟に閉じ込められ「奇跡の生還」を果たしたタイのサッカーチームの少年らは来日二日目の六日、Jヴィレッジ(楢葉・広野町)で、JヴィレッジSC(JSC)の選手と交流試合をした。
タイの十二~十六歳の少年ら十一人は青空の下、伸び伸びとボールを追った。ポンチャイ・カムルアム主将(16)は「Jヴィレッジという素晴らしい環境でプレーできて光栄。東日本大震災からの復興、県民の温かさを感じることができた」と喜んだ。
JSCの山崎宗樹主将(15)=いわき市・草野中三年=は「初の海外チームとの対戦だったが、言語の壁を感じることなく試合を楽しむことができた。タイの選手は一様に笑顔でプレーしていたのが印象的だった」と語った。
試合は熱戦の末、JSCが8-0で勝利した。試合後に歓迎会を同施設で催し、親睦を深めた。
タイの少年らは昨年六月から七月にかけ、増水した洞窟に約二十日間取り残され、救出された。川内村の工場で製造した蓄光タイル「ルナウェア」を提供し救出に貢献したコドモエナジー(本社・大阪市)が橋渡しして、Jヴィレッジなどの訪問が実現した。
同社の岩本泰典社長(57)は「少年らが帰国した時には、福島の復興を発信してくれるはず。これからも福島とタイとの懸け橋の役割を担いたい」と語った。
七日は田村市のあぶくま洞を訪れる予定。
※引用元:福島民報
タイの少年たちが福島に招待され、そこで地元民たちとの温かい交流を楽しんだニュースですね。
地元少年サッカーチームとの交流試合なんかもしちゃって、なんだかイイ感じじゃないですか。
これはNobuの大好きな「ほんわかハートフル」な雰囲気ですよ。
…いやちょっと待って。
そう、みなさんもすでにお気づきだと思いますが、このニュースには突っ込むべき点が2つあります。
1つ目はこちら。
「試合は熱戦の末、JSCが8-0で勝利した」… JSC、圧勝しとるやんけっ!
いくら国際交流の場、しかも少年たちだからと言って八百長試合をして良い理由などありません。
ほらみんな笑顔で楽しそう!
「清廉潔白、一意専心、いつでもスポーツマンシップを」やっぱりこうじゃなきゃね!
…にしても「8-0」はなかなかなものですけどね。
しかし!
本当にツッコミを入れるべきなのはそこではありません!最後の一文にご注目ください!
「七日は田村市のあぶくま洞を訪れる予定。」
「あぶくま洞」
めっちゃ洞窟ですやん…。え、これトラウマ蘇ってこない…?
このニュースを見てネット民の反応がこちら。
などなど。
賛否両論色々ありますが、まぁ確かに私も「わざわざ洞窟に連れて行かなくても…」とは思いました。
少年たちが暗い過去を思い出すのではなく純粋に日本観光を楽しんでくれたことを願うばかりです。
タムルアン洞窟に閉じ込められ「奇跡の生還」を果たしたタイの少年たちに関するプチニュースでした。
ぜひタイ人との話題の足しにでもしてみてくださいね。
ちなみに「タムルアン洞窟」の「タム」には洞窟という意味がありますので「洞窟ルアン洞窟」てことになりますね。
「チゲ鍋」と同じパティーンですね。まぁこれ以上突っ込むのは野暮なのでやめておきます。