タイ人が日本へ技術を学びに出かけていくというのはよく聞く話です。
実際、日本の自動車産業などには多くのタイ人研修生がいるようです。そういったタイ人たちのための通訳&翻訳が求人に出ているのもよく目にします。
今月18日(2017年8月)にタイ政府公認で外国人で特殊な技術やスキルを持った人材、いわゆる「高度人材」を積極的に誘致するビザが閣議決定されたというニュースが発表されました。
そのビザは、取得できる人にとってはタイ滞在に関する手間やストレスを大幅に軽減できるもののようですので、現時点で得られている情報をまとめておきたいと思います。
高度人材をタイへ積極誘致!「スマートビザ」ってどんなの?
その情報ソースがこちら。
その名も「スマートビザ」! 意識の高さがビンビンに伝わってくるネーミングです。
「มอบสิทธิประโยชน์มากกว่าวีซ่าปกติ」と書かれているのに注目できます。
「普通のビザより優遇されている」という意味です。
では一体どんなビザなんでしょうか?見ていきましょう。
「スマートビザ」って?
まずはこちらのスマートビザを取得できるのはどんな人たちなのでしょうか?
画像内には三人のシルエット像があり次のように書かれています。
นักลงทุน:投資家
ผู้เริ่มธุรกิจใหม่:新事業を始める人(スタートアップ起業家)
พนักงานทักษะสูงหรือผู้บริหารระดับสูง:能力の高い社員、もしくは上級管理職
なるほど、誰でも「ボクこのビザ欲しい!」と言えるわけではないようですね。
世界のエグゼクティブのための、かなり限定された種類のビザと言えるでしょう。
「スマートビザ」どんなメリットがある
このスマートビザを取得することにはどんなメリットがあるのでしょうか?
画像内では以下の4つのポイントが強調されています。
「スマートビザ」取得者は最大4年間のタイ滞在が許可される
ワークパミット(労働許可証)取得不要
家族(配偶者、子供)もビザ所得者と共に4年間の滞在、労働許可がおりる
「90日レポート」不要、1年に1度の居住地届け出でOK
確かに一般的なビザと比べるとかなり優遇された内容となっていますね。現時点で開示されているのは以上の情報までです。
まとめ
この「スマートビザ」の閣議決定がなされたのが2017年8月18日、先週の金曜ですのでまだまだ詳細な情報は出回っていません。
今後このスマートビザへの申し込みがいつスタートするのか、どんなスキルや技能が求められ、ビザ申請にいくら費用が掛かり、どのような書類が求められるのかといった情報も上がってくることでしょう。
タイラボも今後の進展に注目し追って記事にまとめていきたいと思います。