毎年多くの観光客が訪れるタイ。その玄関口として、最近は多くのLCC国際便が運行するドンムアン空港を使う人も多いかもしれません。
そして空港からの移動手段としてタクシーを使う方も多くいらっしゃることでしょう。
今回のタイラボでは「ドンムアン空港発着タクシーをちょっと賢く使う方法」をご紹介したいと思います。
ドンムアン空港発着タクシーをちょっと賢く使う方法
空港から出るとき
まずは空港に着いてそこから目的地まで移動するときに使える方法です。
従来、ドンムアン空港内でタクシーを拾うさいには「G」地下一階に誘導されます。
そこに行くと空港職員がタクシーの誘導をしており、順番に従って配車してもらうことができます。しかしサービス料として50バーツ(150円)が徴収されます。
さらにタクシー待ちの多くの観光客でごった返すこともあり順番待ちをする必要もあるでしょう。疲れている時はさっさとタクシーに乗ってしまいたいですよね。
それらを解消してくれる裏技がこちら。
ドンムアン空港の3階にある「出発フロア」でタクシーを拾うという方法です。
このフロアには常にドンムアン空港へ客を乗せて来るタクシーが出入りしており、その前の客を下ろしたばかりのタクシーを拾うならサービス料の50バーツも必要ありません。
また順番待ちもほとんどすることなく乗り込むことができます。わたしはいつもこの方法でタクシーを拾っていますが、覚えて入る限りでは順番待ちをしたことは一度もなくいつもすぐに空港を出発することができています。
以上が空港出発時にタクシーを少しだけ賢く使う方法です。
次は「空港到着時」を見ていきましょう。
空港に向かうとき
先に言っておきますがこの方法はバンコクの中心街方面から空港に向かう人が使える方法です。
もしドンムアン空港より北に位置する場所から空港へ向かう人には全く意味のない方法ですのでご了承ください。
さて、普通タイでタクシーを拾って「ドンムアン空港まで」と言うと、さきほど紹介した空港3階にある出発フロアまで行ってくれます。
しかしバンコク周辺の道は非常に複雑で渋滞しやすく、Uターンひとつするにもずいぶん時間をかけなければいけない時があります。
たった数百メートル進むのに1時間以上かかるという時もあります。
飛行機のチェックイン時間が迫っていたりすると、たった5分のロスが旅程全体を大きく狂わしかねませんね。
渋滞で全く進まなくてもどんどん追加されていくタクシー料金も気になるところでしょう。
そこで使えるのがこちら。
タクシーをドンムアン空港の真向かいにあるタイ国鉄「ドンムアン駅」で降りるという方法です。
ドンムアン駅には道を挟んで向こう側にあるドンムアン空港に延びる「歩道橋」があるんです。
ドンムアン駅でおり駅構内に入り少し北に歩くとすぐに歩道橋入口が見えてきます。北がどっちか分からなければ「アマリホテル」のある方へ歩けばOKです。
階段ではなくスロープになっていますので大きなスーツケースを持っていたとしても大丈夫です。
スロープを上ったところを空港方面へと歩いて行くと施設内へ続くドアがあります。
突き当たりにあるエレベーターか階段を使って3階へ向かえば出発フロアです。
駅前でタクシーを降り、スロープを上って出発フロアに着くまでだいたい5分ぐらいです。
空港の前の道が渋滞している時などは大いに使える方法かもしれませんね。もちろん早く降りる分タクシー料金もお得になります。
ちなみに空港からバンコク市街地ではなく北のほうへ向かいたいのであれば、この手順を反対に下りドンムアン駅前でタクシーを拾うと効率的です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最初に紹介した空港出発フロアでタクシーを拾う方法は、数年前まではスワンナプーム空港でも可能だった方法なのですが今はできなくなっているようですね。
タイ語がある程度できるなら格安バスなども利用できますが、荷物などが多い場合タクシーでの移動が都合良いかもしれません。そんな時少しでも効率よく、かつお得にタクシーを利用する方法のご紹介でした。
ドンムアン空港はここ数年で新しく改装され以前よりずっと広くきれいになってきており、海外からの旅行者利用率も増えてきています。
どうぞ今回の記事を覚えておいて使って見てくださいね。