今年タイで大流行するかもしれないと言われている「デング熱」、じつは私もかかったことがあります。
一歩間違えば命の危険につながる病気ですので正しい処置が大切になってきます。
ということでこの記事ではデング熱の「対策方法」に加え、もしかかってしまった時のためにその「症状」や「治療法があるのか」について書いていきたいと思います。
デング熱の対策方法は?どんな症状?治療法はある?
対策方法
デング熱は「蚊」を媒介してうつる病気です。そしてそれ以外の媒介経路はありません。
ですので徹底した「蚊対策」が「デング熱対策」のポイントと言えるでしょう。
蚊取り線香類や蚊よけクリーム&スプレーなどを用いるとよいですが一つ注意点がfa-bullhorn
全ての商品には該当しませんが、日本から持ってきた蚊よけ商品はタイの蚊に効きにくいと言われているのを聞いたことがあります。
とくに日本の「蚊取り線香」はタイでは効きにくいそうです。タイでも売られていますのでそれを買いましょう。
アナログな方法ですが物理的に蚊の侵入を防ぐ「網戸」は効率の良いデング対策と言えます。
同じ理由で「蚊帳:かや」を使うのも良い方法で、多くのタイ人が用いる最もポピュラーな蚊対策手段でもあります。
タイではときどき網戸のついていない家があります。皆さんがお住みの家はどうでしょうか?
ホテル滞在やアパート暮らしだと大家さんに頼んで網戸を付けてもらう(←これができればベスト!)というのは少し現実的ではないかもしれませんね。
そうであれば蚊帳の採用が良いかもしれません。タイのロータスやBigCなど、どこでも売られており値段も150バーツ~と安価です。
日本からコンパクトに持ち運べる網戸や蚊帳を準備して来るのも良いかもしれません。
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また「ボウフラ(蚊の幼虫)」がわかないように、家の中や周囲で不必要に水を溜めておかないのも大切なことです。
どれもけっこうアナログな方法ですが「蚊を避ける」という点で効果的なデング熱対策となります。
- 蚊よけ製品を使う(蚊取り線香に関してはタイのものが良いかも…)
- 網戸や蚊帳を使って蚊を物理的にガードする
- ボウフラがわかないよう不必要に水を溜めおかない
ここまでは自分でできる対策です。
タイでは市町村でデング熱対策の薬(煙?)を撒いてくれることがありますので、その対策にも協力的でありましょう。
デング熱の症状
とはいえタイにいて蚊に刺されるのを100%完全に防ぐのは不可能と言えるでしょう。
ではもしデング熱を発症してしまったのなら、そのときどんな症状が見られるのでしょうか?
事前に知っておくなら迅速かつ的確な処置を行えるはずです。
デング熱には次のような症状が見られます。
- 高熱が2-7日間続く
- 顔面紅潮や吐き気、食欲減退
- 全身の筋肉痛、関節痛、全身倦怠感
- 胸や腕、足に発疹が出る
- 腹痛や鼻血、歯ぐきからの出血がある場合も
- 便に血が混じることもあり、人によってはショック症状も
後半の二点は重度のデング熱になった場合で、特にショック症状は死につながりかねない危険な症状です。
ちなみにデング熱にはおよそ3ー7日の潜伏期間があります。
上記の症状が見られたらすぐに病院に行って血液検査をしてもらいましょう。
その際には「ไข้เลือดออก:カイ ルアッt オーk:デング熱」というタイ語を覚えておくようにしましょう。
病院での応対に以下の記事が役に立つかもしれません。
治療法はあるの?
現時点でデング熱には特効薬がありません。
それでこれを治療法と呼べるのかは微妙ですが、デング熱を発症した後は「解熱剤を投与し水分を十分とって休む」という対処方法をとることになります。
わたしがデング熱にかかった時は40℃を超える熱が5日間ほど続きました。
解熱剤に抵抗がある人もいるかもしれませんが、デング熱に関しては熱を下げるというのが肝要です。
あとは体力を失わないよう水分と一緒にいくらかの栄養を取ることが必要でしょう。
食欲はないかもしれませんが無理にでも流し込みましょう。食べやすいゼリー飲料なんかが良いかもしれません。
デング熱に打ち勝てるかには持ち前の体力が大きく関係しています。日ごろから適度な運動をして体力をつけておきたいですね。
まとめ
タイでは連日デング熱に関するニュースが報道されています。
このタイラボを見てくださっている方の中にはタイに長期滞在されているが多いかもしれません。
ぜひデング熱対策に十分な注意を払っていただければと思います。