これまでこのブログで何度も使っている表現の一つに「言語の壁」というものがあります。
確かに海外旅行などに行くとその「壁」を実感させられることが多いのではないでしょうか?
すると人は 必ず 次のように考えるようになります。
外観や食感はまさにコンニャクそのもの。これを食べると、あらゆる言語を自国語として理解できるようになる。自分が話す言語は、相手が使用する言語に自動的に翻訳されるため、言葉の通じなかった相手と自由に会話できる。いわば食べる翻訳機。また、口を持たないために本来は食べることのできないロボットにも、その上に乗せることで、ロボットに食べさせたときと同じ効果を得る(『のび太と鉄人兵団』のジュド(ザンダクロス)の頭脳回路)。食べた量による効果の持続時間は不明。新・のび太と鉄人兵団では、ジュド(ザンダクロス)の頭脳とほんやくコンニャクを「おはなしボックス」に入れ、ヒヨコの形に変身。同時にインストールしたほんやくコンニャクの効力で摂取時と同様に話すことができるようになった。
他言語を使用する相手と会話する際は、相手に食べさせても、自分が食べても、同様の効果を発揮する。食べさせる場合は相手側の言語が自分側の言語に聞こえ、理解できるようになる。ドラえもんだけが食べた場合があり、この場合は食べた者だけ相手の言語を理解できるようになるので、他言語使用者と話すときは相手側の言語で、のび太らと話すときは自分側の言語になる(説話対象者に対する言語となる。「ゆうれい城へひっこし」では、ドイツ語を話すドラえもんにのび太が驚く描写がある)。
引用元:Wikipedia
食べれば瞬時に多言語同時通訳(翻訳)能力が得られるまさに夢のようなコンニャク。さすがF先生、ネーミングセンスにもキラリと光るものを感じます。
しかし時代は流れ進歩し、今や本当に「ほんやくコンニャク」に近いアイテムが世に出てくるようになりました。
それがこの記事のタイトルにもある「POCKETALK:ポケトーク」という商品です。
今回はそのポケトークが本当にタイでも使えるのかに焦点を合わせた、「評判まとめ記事」を書いていきたいと思います。
夢のAI搭載翻訳機「POCKETALK:ポケトーク」タイ語には使えるのか?評判 値段 スペックまとめ
「POCKETALK:ポケトーク」とは?
ソースネクスト株式会社から発売されている「POCKETALK:ポケトーク」とはいったいどのような商品なのでしょうか。
以下に販売元からの製品特徴、セールスポイントをまとめました。
・翻訳機を超えた、夢のAI通訳機。
・POCKETALK®(ポケトーク)は互いに相手の言葉を話せなくても まるで通訳がいるように対話できる双方向の音声翻訳機。 対話のために設計された専用機ならではの使いやすさが特長。
・翻訳は端末ではなくクラウド上のエンジンを使用。 そのためいつも最新で言語ごとに最適な翻訳エンジンを利用できる。 従来のオフラインの翻訳機ではなしえない高度な処理を実現。
・超小型ながら英語はもちろん中国語、韓国語、ロシア語、フランス語、タイ語、ベトナム語など、74言語のうち任意の2言語でのコミュニケーションが可能。インド英語、ブラジルポルトガル語などの方言にも対応。
・ポケトークは箱を空けたらすぐ使い始めることができ、特別な設定もなくクラウドに接続しての翻訳。内蔵のグローバルSIMは109の国や地域に対応し、旅行先ごとに買い直したり設定を変えたりする必要がない。SIMは2年間使い放題で追加費用は一切かからない。(SIMが内蔵されていないモデルは手動での設定が必要)
・一回の充電で連続使用できる待ち受け時間は約240時間、翻訳時間は約7時間。
・手のひらに収まるコンパクトサイズ+操作しやすい2.4インチのタッチスクリーン採用。音量や明るさ調節などの設定もタッチパネルで直感的に操作可能。
他にも、「人混みの中でも聞きやすいノイズキャンセル機能 デュアルマイク搭載」「Bluetooth接続」「会話履歴記憶」「よく使うフレーズ登録」なども便利な機能として搭載されています。
情報、画像参照:https://pocketalk.jp/
見る限りではかなり高スペックの翻訳機ですね。現在対応している74言語のなかにはもちろんタイ語も含まれています。
SIMを搭載することによって翻訳をクラウド上(簡単に言うとインターネットを経由して)行なうので、常に最新の翻訳データに更新されていくというのは非常に良いポイントだと思います。
タイ語では本当に使えるの?評判は?
英語や中国語といったメジャー言語で使えても、タイ語のようなマイナー言語でも本当にちゃんと使えるのか?というのが実際に気になるポイントかもしれません。
この点でネット上にある情報をいくつか探してきましたので参考にしてみましょう。
参考情報➀
大手ポータルサイトの「ライブドア」が運営するニュースページに、「日本へ観光に来たタイ人とポケトークで会話をしてみた」という記事がありました。
夢の通訳機「POCKETALK」でチャレンジ! 秋葉原のアメリカ、アイスランド、タイ観光客に通用するのか?
なのでこれは主に日本語からタイ語への翻訳という分野になりますね。
簡単に掻い摘んでまとめますと、このポケトークはタイの「単語」翻訳に関しては十分使えるレベルだということです。
しかし長文になるとまだまだ厳しく、タイ人に「正しく翻訳できてない」と言われてしまっています。
ということは日常会話向けというよりは「日本 ⇋ タイへの観光客」といった限られた状況の中では便利に使えるのかもしれません。
しかし上記URL先の記事を見ている感じでは簡単な会話は成り立っているようですね。
参考情報➁
翻訳機としてもう一つ大事なのは「相手側の言語をちゃんと日本語に訳してくれるか」ということだと思います。以下の動画はその検証に役立つかもしれません。
タイトルは「Pocket talk」になっていますが、間違いなくソースネクスト社のポケトークを使ってのレビュー動画ですのできっと参考になるでしょう。
13:00~ (タイ人の片言)日本語 → タイ語(ポケトーク)
14:30~タイ語(ネイティブ) → 日本語(ポケトーク)
【日本語 → タイ語】
タイ人の片言日本語ですのでうまく訳せていない場面も見受けられましたが、ゆっくり丁寧に話すことによってある程度の翻訳を期待できそうです。
単語だけではなくそれなりの長さの文章でも訳せています。
【タイ語→ 日本語】
これは凄いですね。ネイティブのタイ語をしっかり聞き取って日本語に通訳しています。
一部翻訳が正確にされていないところ(15:50~)がありましたが、タイ語発音がちょっとつまり気味だったことが影響しているのかもしれません。
しかも全く間違っているわけでなく、理解力ある人にならある程度伝わる翻訳結果となっています。(正しくは「私は乾燥肌の人用のメイクアップが欲しいです」って言ってる?)
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