※2018/03 リライトしました。
このタイラボを見て下さっている方の多くは何らかの形でタイに関心をお持ちの方だと思います。
タイに住んでいる、タイへの渡航予定がある、タイ人の友達がいる、タイ料理が好き、といろいろなパターンが考えられますが、いずれにせよ我々タイ好きの前に立ちはだかる大きな壁の一つに「言語」があります。
タイ語のようなマイナーな言語はいろんな参考書や辞書を調べてもいまいちピンとこないことが多いかもしれません。
このタイラボの「タイ語」カテゴリー内には、私Nobuが実際にタイ人の友人に確認してまとめたタイ語に関する興味深い記事ができるだけ分かりやすくまとめられてありますので、是非お役に立てていただければと思います。
さて今日はタイ語で可能性を表す表現の使い分けについてご説明したいと思います。日本語の「たぶん、おそらく、かもしれない」といった表現ですね。ではいってみましょう。
タイ語で可能性を表す表現を使い分けよう!
「อาจจะ~:アー(ト)ジャ」(かもしれない、ひょっとしたら)
「かもしれない」「もしかしたら」「ひょっとしたら」という比較的、可能性の低い事柄を述べる時に使う表現ですがタイ語では次のように言います。
「อาจจะ~:アー(ト) ジャ」
可能性のあることについて話す際、多くの場合まだ起きていない事を話す文章になりますので未来形の「จะ:ジャ」が付きます。
もし過去のことについて述べる際には「จะ:ジャ」を省き、「อาจ:アー(ト)」の後に動詞や名詞が来ることになります。
「อาจจะ」の使用例ですが、
「อาจจะไป:アー(ト)ジャパイ」(行くかもしれない)
「อาจจะทำ:アー(ト)ジャタム」(もしかしたらするかも)
「อาจจะรู้:アー(ト)ジャルー」(ひょっとしたら知ってるかも)
といった感じの文章になります。
可能性が30~40%ぐらいある事柄に使うイメージで良いと思います。
「คงจะ~:コンジャ」(たぶん、おそらく)
先ほどの「อาจจะ」より可能性が高い事柄に使うタイ語です。可能性50~70%といったところでしょうか。次のように言います。
「คงจะ~:コンジャ」
先ほどと同じように過去のことについて言及する際には「จะ:ジャ」を省きます。
使用例ですが、
「คงจะไป:コンジャパイ」(たぶん行く)
「คงจะทำ:コンジャタム」(おそらくする)
「คงจะรู้:コンジャルー」(たぶん知ってる)
といった感じになります。
先ほどの「อาจจะ~:アー(ト)ジャ」と、この「คงจะ~:コンジャ」を使う際に覚えておいていただきたいのが、基本的には「自分のことを語る際には使わない」という点です。
つまり「ผมคงจะไป:ポムコンジャパイ(私はたぶん行く)」というふうにはほとんど使いません。しかし「เขาคงจะไป:カオコンジャパイ(彼はたぶん行く)」という使い方だと自然でOKです。
しかし後に説明文が付くと自分に向けて使うことができます。つまり‥
といった文章の場合は自分に向けて使ってもOKということです。‥ややこしいですね。
日本語とちょっと違う使い方なので理解しにくいかもしれませんが覚えておきましょう。タイ語に慣れてくると自然に使い分けれるようになると思います。
「น่าจะ:ナージャ」(きっと、~に違いない)
かなり確信がこもった表現です。可能性80~90%といったところでしょうか。そしてこの言葉は他人にも自分にも使えます。
「น่าจะ:ナージャ」
使用例は先ほどの「อาจจะ~:アー(ト)ジャ」「คงจะ~:コンジャ」と一緒です。かなり可能性のある事柄について言及する際に用いましょう。
まとめ
少しまとめてみますと
「อาจจะ~:アー(ト)ジャ」 可能性30~40%
「คงจะ~:コンジャ」 可能性50~70%
「น่าจะ:ナージャ」 可能性80~90%
※「อาจจะ」と「คงจะ」は基本的に自分に向けて使わない、でも後に「もし~なら」などの説明文を付け加えるなら使用可能。
これだけ説明しておいてなんですが、「自分に向けて使える or 使えない」というのは無視して、まずは自分の伝えたい事柄の可能性が何%ぐらいかに合わせて「อาจจะ~:アー(ト)ジャ」「คงจะ~:コンジャ」「น่าจะ:ナージャ」を使い分ける練習からしていきましょう。
そのうち自然とこの三つの言葉の使い方のコツがつかめるようになると思います。間違っても伝わります!習うより慣れるって感じですね。共にタイ語勉強がんばりましょう!