人と話しているときにその人をある行動へと促(うなが)したいと感じることがあるかもしれません。
例えば非常にお買い得な商品がセールに出ているのを見つけたなら、友達にも「早めに買いに行ったほうがいいよ」と勧めたりすることがあるでしょう。
今日のタイラボではそんな「人をある行動へと促したい時」「人に何かを勧めたい時」に使えるタイ語を4つご紹介したいと思います。
「人を行動へと促す」「人に何かを勧める時」に使える4つのタイ語
「~したほうがいいよ」
記事冒頭でも例文としてあげましたが「~したほうがいいよ」と人に何かを勧めるのはよくあることだと思います。
そんな時は次のタイ語表現を使いましょう。
「ดีกว่า:ディーグワー」
直訳すると「より良い」という意味になりますが「~したほうがいいよ」という意味でよく使われています。
《 使用例 》
もちろん否定形としても用いることができます。
日常生活で本当によく使う表現ですのでぜひ早い段階で覚えて使ってみましょう。
「~すべき」
「~したほうがいい」という表現よりさらに強く行動を促したいときに「~すべき」という表現を用いることがあるでしょう。
タイ語では次の表現を「~すべき」に該当するものの一つとして使うことができます。
「ควรจะ:クワン ジャ」
あえて付け加えて説明するなら「~すべき」に該当する表現は他にも幾つかあります。
しかし使い方や前後の文によってニュアンスが微妙に違ってくるものもあり、一緒に紹介すると複雑になってしまいそうなのでこの記事では省きたいと思います。
《 使用例 》
先ほど紹介した「ดีกว่า:ディーグワー」が、相手に何かを促す度合いを100ある内の「50」としたらこの表現は「80~90」といったところでしょうか。
「あなたは選ぶことができるけど正しい選択はこれだよ、ぜひそうしてね」という気持ちで使う感じです。
もちろん否定形で「~すべきではない」というふうにも用いることができます。その点は以下の記事で紹介されています。
「~しなければならない」
「~すべき」よりさらに強く行動を促す表現として「~しなければいけない」というものがあります。
タイ語では次のように表現します。
「ต้อง:トン」
《 使用例 》
ビザの申請や延長となると期限内に必ずしなければいけないものですよね。そういった場合だと先ほどの「ควรจะ:クワン ジャ」では弱いのでこの「ต้อง:トン」を使います。
相手に何かを促す度合いとしては満点の「100」といったところでしょうか。そうしなかった場合に何か弊害が生じるようなケースで使えるでしょう。
しかし注意すべき点として、短く比較的言いやすい言葉なのでついつい多用してしまうことがあります。
そこそこ選択の幅がある小さなことにもこの「ต้อง:トン」をいつも使っていると「厳しい制限的な人」と見られてしまうかもしれません。
この表現の否定形についても上に貼ったリンク先の記事の中で説明されています。
「~するのは良いこと」
日本語だと聞き手が率先して自分で良い決定をすることができるよう促すために、「~するのは良いことだと言えます」みたいな奥ゆかしい表現を使うことがありますよね。
タイ語でもよく似たニュアンスを持つ表現があります。それがこちら。
「นับว่าดีที่จะ:ナッpワー ディー ティー ジャ」
「นับว่า:ナッpワー 」を直訳すると「数えると…」という意味になるのですが、使い方次第では上記のようなニュアンスを持つことになります。
詳しくはタイ人に聞いてみないと分かりませんが、もしかすると「○○なことの内に数えることができます」というニュアンスになるのかもしれません。
《 使用例 》
ちなみにこの表現、「ดี:ディー:良い」の部分を変えることによってかなり応用の利くものとなっています。
応用例
- นับว่าสำคัญ:ナッpワー サムカン:~するのは大切なこと
- นับว่าฉลาด:ナッpワー チャラーt:~するのは賢明なこと
- นับว่าเหมาะสม:ナッpワー モソム:~するのは相応しいこと
タイ語で講話やディスカッションをする機会がある人なら使うことがあるかもしれませんね。ぜひ覚えておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
「人を行動へと促す」「人に何かを勧める」ときに使える4つのタイ語をご紹介しました。
- 「ดีกว่า:ディーグワー」=「~したほうがいいよ」
- 「ควรจะ:クワン ジャ」=「~すべき」
- 「ต้อง:トン」=「~しなければいけない」
- 「นับว่าดีที่จะ:ナッpワー ディー ティー ジャ」=「~するのは良いこと」
この四つの表現を抑えるだけでこちらの気持ちの温度に沿った促し方、勧め方ができるようになります。
言い方ひとつで聞き手が受けるイメージもずいぶん違ってきますので正しく使いたいですね。
この記事がタイ語習得に奮闘している皆さんのお役に立てれば幸いです。
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