【政治制度に関するタイ語】民主主義、君主制、軍事政権ってどういうの?

今タイでは政治制度に対するデモが盛んにおこなわれており、非常に不安定で危険な状況が生じつつあります。

もちろんこのブログがどちらかの勢力を支持するようなことはありませんが、それに関係するタイ語を知っておくのは有益かもしれません。

この記事ではタイ語で「民主主義、君主制(王政)、軍事政権」をどのように表現するのかを見ておきましょう。

【政治制度に関するタイ語】民主主義、君主制、軍事政権ってどういうの?

政治制度

まず最初に「政治制度」をタイ語でどのように言うのかを見ておきましょう。

ระบอบการปกครอง:ラボーp ガーンポックローン」

発音確認→ Google翻訳

 

「制度、仕組み、システム」という意味の「ระบอบ:ラボーp」という単語の後に、「支配」を意味する「การปกครอง:ガーンポックローン」を付けることで「政治制度」という意味になります。

直訳すると「支配制度」となり強烈な印象を受ける人もいるかもしれませんが、この「การปกครอง:ガーンポックローン」という言葉はタイの日常生活でもよく使われている言葉です。

例えば児童たちの保護者や、地区の責任者のことを「ผู้ปกครอง:プーポックローン」と呼んでいるのをよく耳にします。

 

民主主義

タイ語で「民主主義、民主制度」を次のように言います。

ระบอบประชาธิปไตย:ラボーpプラチャーティッパタイ」

発音確認→ Google翻訳

 

上記した通り「ระบอบ:ラボーp」という単語には「制度、仕組み、システム」という意味合いがあります。

なのでその後に続く「ประชาธิปไตย:プラチャーティッパタイ」に「民主」という意味合いがあるのでしょう。

 

君主制、王政

「君主制、君主主義、王制」を表すタイ語は次のものです。

ระบอบราชาธิปไตย:ラボーpラーチャーティッパタイ」

発音確認→ Google翻訳

 

え?さっきのとどこが変わったの?

と思われるかもしれませんが、先ほどの「プラチャーティッパタイ」の「プラチャー」の部分が「ラーチャー」に変わっています。

 

「ราชา:ラーチャー」というタイ語には「王」という意味があり、「王様」に関する言葉などに多く使われています。

例えば「王国」は「ราชอาณาจักรซ:ラーチャアナージャッk」と言いますが、良く注目すると「ราชา:ラーチャー」という言葉が少し変形して含まれていることに気づかれるでしょう。

実際タイも制限された君主制を持つ国の一つです。ちなみに日本もそうです。

 

軍事政権

軍事政権のことをタイ語では次のように言います。

ระบอบเผด็จการทหาร:ラボーpパデッtガーンタハーン」

発音確認→ Google翻訳

 

これもタイ人から教えてもらった表現ですが、調べてみると「เผด็จการ:パデッtガーン」には「独裁」のニュアンスが含まれているようです。

なのでおそらく軍側にいる人はこの表現を好まないかもしれませんね。

状況によっては「ระบอบการปกครองทหาร:ラボーpガーンポックローンタハーン」ぐらいの表現の方が良いのかもしれません。「ทหาร:タハーン」には「軍隊」という意味があります。

 

タイも2014年に起こったクーデターによって軍政が続いていましたが、2019年に行われた選挙によって民主化された政治制度へ移行したことになっています。

まとめ

少しですが政治制度に関するタイ語をご紹介いたしました。

タイ人との会話の導入部分やタイ語ニュースを聞き取るのに役立つかもしれません。ぜひ覚えてみて下さいね。

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