タイの街中を歩いているといろんな看板が目に飛び込んできます。
地域名を記したものやお店のコマーシャルであったりいろいろありますが、「駐車禁止」など交通規則に関する看板も多いですよね。
タイでも駐車禁止区域があり時間や日によって変わることがありますので注意が必要です。うっかり見落として罰金とられたくないですよね。
実際のところ交通規則に限らず、なんでも「禁止」されているものに従わないならいくらかの弊害が生じるものです。
ということで今日のタイラボでは、「禁止」「すべきではない」「ダメ」などのニュアンスを持つ6つの言葉を紹介していきたいと思います。
「これはして欲しくない!」という気持ちを伝えるときにも使えるでしょう。さっそく見ていきましょう。
「禁止」のニュアンスを持つ6つのタイ語 「ダメ」「すべきではない」など
①「ห้าม:ハーm」
「ห้าม:ハーm」
まさに日本語の「禁止」に当てはまる言葉です。この単語の後に禁止する物事や動作を言います。
例えばこんな感じ。
「駐車禁止」=「ห้ามจอดรถ:ハーm ジョーt ロッt」
「喫煙禁止」=「ห้ามสูบบุหรี่:ハーm スーブリー」
「進入禁止」=「ห้ามเข้า:ハーm カオ」
結構厳しく禁じられている感じで、従わなかった時には罰則が生じるイメージがあります。
このタイ語が使われた場合は真面目に対応したほうが良いでしょう。
②「อย่า:ヤー」
「อย่า:ヤー」
日本語でいうと「ダメ」に対応する言葉です。こちらもこの単語の後に禁止する物事や動作を言います。
《 使用例 》
お母さんが子供を叱るときなどによく使っていますね。使い方にもよりますが少し温かみのある表現のようにも感じます。
他にも親しい間柄などで使うことが多い言葉だと思います。
③「ไม่ต้อง:マイトン」
「ไม่ต้อง:マイトン」
「○○しなければいけない」という意味の「ต้อง:トン」の否定形です。
日本語だと「○○しなくてもいい(する必要がない)」というニュアンスでしょうか。
しかし使い方によっては「○○してはいけない」というちょっと厳しめなニュアンスに近くなる気がします。
《 使用例 》
個人的な経験ですが、最初はずっと「○○しなくてもいい」というニュアンスでこのタイ語を使っていたのですが、シリアスな状況でこの言葉を使うといくらか厳しい雰囲気に伝わるような感じを受けましたので使い方に気を付けるようにしました。
なので最近は次に紹介する少し柔らかいニュアンスの表現を使うことが多くなっています。
④「ไม่ควรจะ:マイ クワン ジャ」
「ไม่ควรจะ:マイ クワン ジャ」
「○○すべきではない」という意味合いを持つ言葉です。先ほどの「ไม่ต้อง」より自主性を促す表現になります。
《 使用例 》
「ไม่ควรจะทำ:マイ クワン ジャ タム:すべきではない」
「ไม่ควรจะชื้อ:マイ クワン ジャ スー:買うべきではない」
ほとんどの人がそうだと思いますが、とりわけサバーイ気質のタイ人は強制されることを嫌いますのでこの表現は非常に使いやすいと思います。
ただ結果が「相手の考え方しだい」になってしまう可能性大ですので悩ましいところですね。使いどころを選ぶ必要がありそうです。
⑤「ไม่สามารถ○○ได้:マイ サーマーt○○ダイ」
「ไม่สามารถ○○ได้:マイ サーマーt○○ダイ」
日本語に直すと「○○することができない」(資格や能力ゆえに)といった感じでしょうか。「不可能」に近いニュアンスです。
自分に向かってでなく何かを禁止するために使うならかなりハッキリした禁止表現になるタイ語です。
《 例文 》
「คุณไม่สามารถเข้าประเทศไทยได้ถ้าไม่มีวีซ่า:クン マイサーマーtカオ プラテーt タイ ダイ ター マイミー VISA」
「もしVISAが無いならタイに入国することはできません」
結構シリアスな状況で使われる言葉かもしれませんね。この言葉を使って禁止されてしまうと何をどうしても結果を覆せないイメージがあります。
⑥「ไม่ได้:マイダイ」
「ไม่ได้:マイダイ」
直訳すると「できない」ですが、雰囲気&使い方しだいでは「ダメ」に近いニュアンスになります。
《 使用例 》
ちょっと可愛らしく「メダイナ~」とか言ってみるといいかもしれませんね。女子が愛嬌たっぷりに言うと効果倍増かもしれません。
私は猫に向かってよく使っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。「禁止」のニュアンスを持つ6つのタイ語をご紹介しました。
「ห้าม:ハーm」
「อย่า:ヤー」
「ไม่ต้อง:マイトン」
「ไม่ควรจะ:マイ クワン ジャ」
「ไม่สามารถ○○ได้:マイ サーマーt○○ダイ」
「ไม่ได้:マイダイ」
これらをマスターしておけば「交通違反」など罰則の生じるような事態を避けることができるでしょう。
会話内でうまく使えば意思表示のレパートリーも増えますね。ぜひ覚えてみてください。
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