あまり普段目を向けないかもしれませんが日常生活では辞書に載っていないような言葉を使うことが多々あります。
英語などメジャーな言語ならまだしも、タイ語などマイナーな言語だと「この表現ってなんて言うんだろう」というのが辞書を調べても出てこないことがほとんどです。例えば「感嘆詞」などがそうかもしれません。
「えぇ~??」とか「おぉー!」とか感情を表す言葉は国によって違うのですが、知りたいと思って調べてもなかなかすぐに出てくるものではないかもしれません。
今回のタイラボでは「ビックリした時、感動した時などに使えるタイ語の感嘆詞」をいくつかご紹介したいと思います。
ビックリした時、感動した時に使えるタイ語の感嘆詞まとめ
タイ語で「感嘆詞」は何て言う?
まずは感嘆詞をタイ語で何と言うかを見ておきましょう。
「คำอุทาน:カム ウターン」
例えばタイ語の感嘆詞を集めたラインスタンプが欲しかったらこの言葉で検索をかけることが出来るでしょう。
さて日常でよく使うタイ語の感嘆詞を見ていきましょう。今回は声調(発音)も大切なのでしっかり説明していきたいと思います。
「えぇ~?? えぇー!!」(疑い、驚き)
信じられないようなことが起きた時やとても驚いた時に使う感嘆詞です。幾らかの疑いの気持ちを含む表現でもあります。
タイ語では次のように表現します。
「หรือ:ルー」
「หรอ:ロー」
どちらも低音から中間域の音の高さへ上がる(∨)声調ですが、イメージしやすく言うと日本語で疑ってかかる時の「えぇ~?」と同じ声調(発音)です。
《 使用例 》
感情の強さに合わせて語尾を延ばす長さや声調の高低差を調整するとより気持ちが伝わりやすくなります。そこらへんは日本語と同じですね。
「あぁ~!!」(理解した時)
説明を受けたりして何かを理解したときに出る感嘆詞です。
タイ語では次のように表現します。
「อ๋อ:オォー」
こちらも先ほどと同じ低音から中間域の音の高さへ上がる(∨)声調です。
《 使用例 》
日本語だとビックリした時などにこの感嘆詞が使われますよね。では次はタイ語でビックリした時どんな感嘆詞を使うか見てみましょう。
「おぉー!」(驚き)
タイ語で驚きを表すとき次のような表現を使うことが多いようです。
「ว้าย:ワーイ」
なんだか漫画みたいなリアクションですね、可愛い。
声調は中間域の音から高音へ上がる(/)発音です。
《 使用例 》
一見するとなんか喜んでいるような印象を受けますね。この表現に慣れていないとそうそう自然には出てこないかもしれませんね。
「あぁ‥」(可哀そう‥)
大変そうな、または可哀そうな状況にある人に同情するようなときに出る感嘆詞ですが、タイ語では次のような表現を使うようです。
「โธ่:トー」
声調は上から下に下がる(∧)発音です。
《 使用例 》
これも私たち日本人にとってはすぐには出てこない表現ですね。
私もタイに住んで6年がたちますが意識していなかったせいかあまり耳に入ってきたことがありません。
これからは「トー」と言っている人がいるのかアンテナを張っていきたいと思います。
「いたっ!いてててて...」(痛いとき)
調理中に指を切った時やタンスの角に小指をぶつけた時など、身体的な「痛さ」を感じた時につい出てくる表現です。相手の「痛い経験」を聞いた時も使える表現ですね。
タイ語で次のように言います。
「โอ๊ย:オーイ」
声調は中間域の音から高音へ上がる(/)発音です。
《 使用例 》
タンスの角に小指をぶつけて、
本当に痛い思いをした時など突発的な状況でもしこの表現が出てくるなら身も心もタイに染まりつつあること間違いなしですね。
「わぁー!わーぉ!」(感動)
感動したときに出る表現です。まさに「The☆感嘆詞」という感じですね。
いくつかありますがよく使うのがこちら。
「โอ้โห:オーホー」
発音ですが、最初の「オー」が上から下に下がる(∧)発音、続く「ホー」が低音から中間域の音の高さへ上がる(∨)声調です。
《 使用例 》
綺麗な風景を見て、
これは意識していればけっこう使える感嘆詞です。感動したときにぜひ使ってもらいたいのですが「オ~ホ~」の響きがけっこう心地よく感じられると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。日常生活でよく使う感嘆詞をいくつかご紹介しました。
自然に口をついて出てきやすいものもあれば幾らかのトレーニングが必要なものもあるかもしれませんね。
ぜひタイ人相手の会話で使ってみてください。きっと相手のリアクションも変わって関係も深まると思いますよ。
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