日々の生活を送っていると、時には「言い訳」したくなる時もありますよね。
聞くに耐えない見苦しい言い訳は良くないですけど、程よい言い訳が事を荒げずその場の状況をうまく回すことも実際にあります。
それで今回のタイラボでは「言い訳する時」に使える5つのタイ語表現をご紹介したいと思います。
これから紹介する表現を上手に使えると、一気に会話のレパートリーも充実すると思いますので是非ご覧になってみてくださいね。
ネガティブ上等!「言い訳する時」に使える5つのタイ語表現
「〇〇すぎる」
まずはオーソドックスな「〇〇すぎる」という表現から。タイ語では次のように言います。
「เกินไป:グーンパイ」
「余りにも〇〇」とか「〇〇しすぎ」という意味合いも含みます。言い訳するときの常套(じょうとう)句ですよね。
《 使用例 》
考えつかない、思いつかない
以前の記事でも書いたことがあるタイ語ですが次のように言います。
「คิดไม่ออก:キッ(ト)マイオー(ク)」
「นึกไม่ออก:ヌッ(ク)マイオー(ク)」
「考えつかない」「思いつかない」といったニュアンスを持つタイ語です。考えているフリをしている時に使いましょう。
《 使用例 》
間に合わない
「ไม่ทัน:マイタン」
「ทัน:タン」という言葉には「間に合う」という意味があり、否定形の「ไม่:マイ」をつけると「間に合わない」という意味になります。
主に時間に間に合わない時なんかに使える言葉です。ちなみにタイ語では次のように言います。
「เวลาไม่ทัน:ウェーラーマイタン」
この「ไม่ทัน:マイタン:間に合わない」という言葉はかなり応用がきく言葉です。
例えば「聞くのが間に合わない」、つまり「聞き取れない」という意味のタイ語なら次のように言えます。
「ฟังไม่ทัน:ファンマイタン」
相手が話すのが早すぎて聞き取るのが間に合わないときに使える言葉です。
1つ前で紹介した「オー(ク)」を使って「ฟังไม่ออก:ファンマイオー(ク)」と言っても「聞き取れない」という意味になりますが、どちらかというとこれだと能力や声量が足りなくて聞き取れないといったニュアンスに近くなります。
しかしこの「ฟังไม่ทัน:ファンマイタン」だと話すスピードが早すぎて聞き取るのが間に合わないというニュアンスになります。微妙な違いですね。
「考える」を意味する「คิด:キッ(ト)」をつけるなら「考えが追いつかない、間に合わない」といった意味になります。
《 使用例 》
「時間さえあれば…」そんな言い訳フレーバーをふわりと匂わすことのできる便利なタイ語です。
思いもよらない、考えつきもしない、想像以上の
自分の考えていたことをはるかに超える状況に際して使える言葉です。
「คาดไม่ถึง:カー(ト)マイトゥン」
そして「いやー、思ってた以上だったんで…」というちょい褒め(ちょい上から目線)言い訳スタイルを確立させてくれるタイ語です。
「คาด:カー(ト)」には「期待する」といったニュアンスがあり、その後に「届かない、至らない」といった意味の「ไม่ถึง:マイトゥン」をつけることによって上記のような意味を持つ言葉になります。
「ไม่ถึง:マイトゥン」だけだと「足りない」みたいな表現ですが、使い方によっては「想像以上」みたいなニュアンスになるのが面白いですね。
よく使う表現なので「คาดไม่ถึง:カー(ト)マイトゥン」の1セットで覚えてしまいましょう。
《 使用例 》
不可能、ありえない
「できるはずない」「ありえない」「無理」「不可能」 そんなニュアンスを持つタイ語がこちら。
「เป็นไปไม่ได้:ペンパイマイダイ」
全てを拒絶する最強の言い訳ワードですね。
感情を伴って「ペンパイメダーイ」と発音すると「できっこないっす感」がぐっと強まります。
《 使用例 》
まとめ
いかがだったでしょうか。
「言い訳する時」に使えそうな5つのタイ語を紹介しました。
いつもポジティブで健全なタイラボには珍しいと感じたかもしれませんが、たまにはこういう記事も良いんではないでしょうか。何事も「ギャップ」が大切ですよね。
ほんわか温かな記事はこちらをどうぞ。
もちろん今日の記事で紹介した5つのタイ語も、上手な使い方次第でポジティブなニュアンスを含ますことができますのでご心配なく。
近づき過ぎると火傷する「火」も、適度な距離を保てば人を温めるものになる、まぁなんかそんな感じのアレですよ。
いつものポジティブテイストに戻ったところで今回の記事を終わりたいと思います。