かつて中国に並び「コピー大国」と呼ばれたタイ、買い物をしていると明らかに正規品ではない商品を見かけることがあります。
徐々に本物志向になってきたとはいえ、やはり凝り固まった商業体制はそうやすやすと変わるわけではないでしょう。
非正規品の商品をつかまされて後悔することが無いよう、「これ本物?」と聞くことができるようにぐらいはなっておきたいものです。
それで今日の記事では「本物、偽物、正規、非正規、公式、非公式」といったニュアンスを持つ幾つかのタイ語を紹介していきたいと思います。
「本物、偽物、正規、非正規、公式、非公式」ってタイ語で何て言えばいい?
「本物、正規、公式」
使えるタイ語のレパートリーが少ないうちは、「本当、真実、真の」という意味を持つ「จริง:チンg」という単語を使うことが多かったかもしれません。
「これ本物?」と聞きたいときに「อ้นนี้ของจริงไหม?:アンニーコーンgチンgマイ?」と言うと、まぁそれなりに意味は伝わるかもしれません。
でも発音などが不明瞭だと「これ中国産?」を意味する「อ้นนี้ของจีนไหม?:アンニーコーンgチーンマイ?」と聞き間違えられることもあります。
なのでさらに具体的で伝わりやすい次の言葉を使うと良いでしょう。
「แท้:テー」
「本物、正規の」というニュアンスを持つタイ語です。
《使用例》
(これは本物ですか?)
(これはAppleの正規商品ですか?)
ちなみに「正規の」というニュアンスを持つタイ語ですが、「正規の従業員」とかだとまた別の単語を使うことになります。
さらに公式という意味を持つタイ語も見ておきましょう。
「เป็นทางการ:ペンターンgガーン」
「公式、公認」という意味があるタイ語で、日本人が使う「オフィシャル」に近いニュアンスです。
《使用例》
(これは公式の発表文です)
文によっては前に「อย่าง:ヤーンg」を付けたり、「เป็น:ペン」を省いたりします。
「偽物、非正規、非公式」
この際に上記した単語の逆の意味を持つタイ語も一緒に覚えておきましょう。
まずは「偽物、非正規」という意味を持つタイ語です。
「ปลอม:プローm」
《使用例》
(これは偽物ですか?)
あり得ない値段でブランド物を売っている露天商なんかに上記の文を使って「これって偽物?」と聞いてみて下さい。
ニコニコしながら「チャーイ!(そうだよー♪)」と答えてくれる人もいるでしょう。さすがコピー大国。
この「プローm」は「偽造する」という意味合いが強いタイ語です。なので偽札のことを「ธนบัตรปลอม:タナバッtプローm」と言います。
こうして見るとマイナスイメージが強い言葉のように感じますが、「ดอกไม้ปลอม:ドーkマイプローm(造花)」「ฟันปลอม:ファンプローm(入れ歯)」といったような一般的な使われ方もします。
「เทียม:ティヤm」という単語を使うこともあります。
このタイ語には「本物を模倣して作る」「人工の」というニュアンスがあるみたいです。
例えば「ขาเทียม:カーティヤm(義足)」「แขนเทียม:ケーンティヤm(義手)」「ฝนเทียม:フォンティヤm(人口降雨)」といった使われ方をしています。
あまりマイナスイメージのない言葉かもしれませんね。
次にあげるのは「非公式」を意味するタイ語です。
「ไม่เป็นทางการ:マイペンターンgガーン」
《使用例》
(これは非公式の発表文です)
先ほど見た「公式」を意味する言葉に否定形の「ไม่:マイ」を付けるだけなので簡単ですね。
あえて注意点を上げるなら「ไม่:マイ」を付ける位置かもしれません。「ペン」の前に来ます。
他にも「偽の、偽りの」という意味合いで使われる「เท็จ:テッt」というタイ語を見ることがあります。
「嘘、虚偽」という意味合いを含んだ単語で強いマイナスイメージが付く言葉ですので、日常生活ではあまり使うことはないかもしれませんが、ついでに覚えておくと良いかもしれません。
まとめ
今日この記事で紹介したタイ語をまとめてみましょう。
少しややこしかったかもしれませんが、それぞれ表現にどのようなニュアンスがあるか掴んでいただけたたでしょうか?
「ちょっとまだいまいち意味が掴めない…」というかたは、ぜひもう記事を見返してみて下さいね。一緒にタイ語の勉強頑張っていきましょう!
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