日本語に「早口言葉」ってありますよね。練習すると滑舌を鍛えることもできる言葉遊びです。
おそらくこの言葉遊びは様々な言語文化の中に存在するのでしょう。もちろんタイ語にも早口言葉は存在します。
今日の記事ではタイ語の激ムズ早口言葉を厳選して6つご紹介したいと思います。
これが発音できればタイ人から一目置かれること間違いなしでしょう!
先に言っておきますが今日紹介するのは本当に難しいタイ語文章です。すぐにできなくて当然ですのでまずは最後までご覧になってくださいね。
タイ語で「早口言葉」って?6つの激ムズワードにチャレンジ!!
タイ語で「早口言葉」って?
タイ語で「早口言葉」のことを次のように表現するそうです。
「ลิ้นพันกัน:リンパンガン 」
直訳すると「舌のもつれ」…まぁなんとなく言いたいことは伝わってきますね。
ではさっそく6つの「タイ語早口言葉」を見ていきましょう。
①「ยายกินลำไยน้ำลายยายไหลย้อย」
発音を日本語表記にすると以下のようになります。
「ヤーイ キンラムヤイ ナム↗︎ラーイ ヤーイ ライ⤴︎ヨーイ↗︎」
「お婆さんがラムヤイを食べて、お婆さんのよだれが滴る」という意味の文です。
もちろん早口言葉を言う際にも「正しい声調」を意識する必要があります。
この場合だと「ナム」が高声、「ライ」が上声、「ヨーイ」が高声、その他はすべて並声となります。
文字の上に声調記号をつける方法をご存知の方がいましたらぜひ教えてください。
ここからの早口言葉には声調記号をつけませんので、どうぞタイ文字を読める方は正しい発音を解析して挑戦してみてください。
②「ยักษ์ใหญ่ ไล่ ยักษ์เล็ก ยักษ์เล็ก ไล่ ยักษ์ใหญ่」
発音を日本語表記にすると以下のようになります。
「ヤッkヤイ ライヤッkレッk ヤッkレッk ライヤッkヤイ」
「大きな鬼が小さな鬼を追い払い、小さな鬼が大きな鬼を追い払う」という意味の文です。
③「เช้าฟาด ผัดฟัก เย็นฟาด ฟักผัด」
発音を日本語表記にすると以下のようになります。
「チャオファーt パッtファッk イェンファーt ファッkパッt」
「朝にカボチャ炒めを食べ、夕方に炒めたカボチャを食べる」みたいな意味だと思います。
④「กินมัน ติดเหงือก กินเผือก ติดฟัน กินทั้งมัน กินทั้งเผือก ติดทั้งเหงือก ติดทั้งฟัน」
発音を日本語表記にすると以下のようになります。
「キンマン ティッt ングァッk キンプァッk ティッtファン キンタンgマン キンタンgプァック ティッtタンg ングァッk ティッt タンgファン」
「芋を食べたら歯茎にくっつき、タロイモを食べると歯にくっつく。芋もタロイモも食べたら歯茎にも歯にもくっつく」って意味…
⑤「ชามเขียว คว่ำเช้า ชามขาว คว่ำค่ำ ทั้งชามเขียว และ ชามขาว คว่ำทั้งเช้า คว่ำทั้งค่ำ」
発音を日本語表記にすると以下のようになります。
「チャーmキヤオ クワmチャオ チャーmカーオ クワmカm タンgチャーmキヤオ レッ チャーmカーオ クワmタンgチャーオ クワmタンgカム」
「緑色のボウルは朝にひっくり返され、白いボウルは夜にひっくり返される。緑色のボウルも白色のボウルも毎朝、毎夜にひっくり返される」
⑥「ทหารแบกปืน ถือปูน ไปโบกตึก」
発音を日本語表記にすると以下のようになります。
「タハーンベーkプーン トゥープーン パイボーkトゥッk」
「銃を持った兵士がセメントを背負って建物を塗りに行く」
なんだかどの文章もシュールな空気を纏っていますね(笑)
①~③ぐらいまでは練習さえすれば意外と簡単に言えたりします。
単語と発音がシンプルな②などは特に早口でも言いやすいかもしれませんね。
④⑤でかなりレベルが跳ね上がります。
文も長くなっていますし発音の変化も目まぐるしく感じることでしょう。まず文章として覚えること自体が難しくなってきます。
そして意外に難しいのが⑥番。
文自体は短く覚えやすいのですが、発音時に口の形が複雑に変わる文章構成となっています。
まとめ
タイ語の早口言葉「ลิ้นพันกัน:リンパンガン 」のご紹介しました。
正直わたしも④以降は「少し早く読める」程度でした。文章を覚えてしかも早口で言うのは無理っぽいっす。
①~③も文字を目で追いながらじゃないとけっこう難しく感じます。
ちなみに⑥番はタイ人でも難しいという人が多いそうです。
ご友人のタイ人に言わせてみてはいかがでしょうか?けっこう盛り上がると思いますよ。
この早口言葉が流れるように言えれば、あなたは超級の「タイ語滑舌」を持っていると言えるでしょう。
「我こそはタイ語に自信あり!」という人はぜひチャレンジしてみてくださいね。