このタイラボをご覧になってくださっている人の中にはタイで仕事をしているという方も多いことでしょう。
タイ人相手に仕事の話をしたり、中には少しかしこまった形式の文章を作成する必要が生じる場合もあると思います。
日本でも「ビジネスシーンで使う言葉」と「日常生活で使う話し言葉」ではかなり違ってきますよね。日本ではこの使い分けがとても厳しく見られている場合が多々あります。
タイではどれほど厳しく見られているかは分かりませんが、相応しい言葉を相応しいシーンでさらっと使えるとかっこいいですよね。
ということで今日のタイラボでは、ビジネスシーンなどで使える丁寧なタイ語表現を6つご紹介したいと思います。
【了解しました】ビジネスでも使える6つの丁寧なタイ語表現
※もちろんこの記事内で紹介する言葉の語尾には、男性なら「ครับ:クラッp」、女性なら「ค่ะ:カ」をつけて丁寧な表現にしましょう。
①「承りました、承知、了解しました」
まずは定番のこちらの言葉から。何か用事を頼まれたりしたときによく使いますよね。
タイ語では次のように表現します。
「รับทราบ:ラッp サーp 」
「ทราบ:サーp」には「知る」という意味があり、同じ意味を持つ「รู้:ルー:知る」より丁寧な表現となります。むしろ書き言葉に近い表現かもしれません。
タイ語には関係ありませんが、日本では「了解しました」は目上の人に対して使う言葉としては相応しくないと聞くことがあります。
あれって本当のところどうなんでしょうか?個人的に「わかりました」って言われるよりずっと丁寧な気がするんですが…。
②「合意、了承、納得」
上で紹介した表現に少し近いニュアンスを持つ言葉ですが、何かの契約を交わす状況などにはこちらの言葉を使うほうがふさわしいでしょう。
ほかにもインターネット内の確認事項のページなどにチェックボックスと一緒に出てきくることが多いですね。
「ตกลง:トッkロン 」
「ตกลงไหม?:トッkロン マイ?」と疑問形にすることで「合意しますか?納得していますか?」と確認することができます。
お互いに合意している場合、「ตกลงกัน:トッkロン ガン」というふうに表現します。
③「失礼いたしますが……でしょうか?」
次に紹介する言葉を日本語で言うなら上のような言い回しになると思います。
「失礼いたしますが…」と毎回付くわけではないかもしれませんが、丁寧なニュアンスの質問言葉だと理解していただければと思います。
「…をいただいてもよろしいでしょうか?」というニュアンスも含めると意味がより明瞭になるかもしれません。
タイ語で次のように表現します。
「ไม่ทราบว่า…:マイ サーp ワー… 」
こちらの言葉かなり使い勝手が良く、後につながる部分を変えるだけでいろいろ会話の幅が広がります。例えば…
訳しますと「失礼いたしますが、どなた様からのお電話でしょうか?」といった感じです。受付やテレアポのお仕事をしていると使うことが多いかもしれません。
訳しますと「何かお手伝いできることがありますでしょうか?」となります。非常に丁寧な言葉で接客業でもよく使いますし、サービスを提供するビジネスシーンではかなり使う言葉かもしれません。
④「伝言をお預かりしましょうか?」
ビジネス上では「伝言」を預かるということもあるでしょう。そんな時タイ語では次のように言えます。
「จะฝากข้อความไว้ไหม?:ジャ ファーk コークワーム ワイ マイ? 」
「ข้อความ:コークワーム」には「情報、内容、文章、メッセージ」といったニュアンスがあり、意外と仕事関係の話の中で使う単語だったりします。覚えておくと何かと捗る便利な単語です。
⑤「ご返信ください」
メールにせよ電話にせよ相手側からの「返信」が必要な場合があるかもしれません。そんな時はタイ語で次のように言えます。
《メールの場合》
「ขอช่วยตอบกลับ:コー チュワイ トーp グラッp 」
《電話の場合》
「ขอช่วยติดต่อกลับ:コー チュワイ ティットー グラッp 」
「ติดต่อ:ティットー」の前に「電話」を意味する「โทร:トーン」を入れて言うとより明瞭になりますが、無くても伝わります。
「ขอ:コー」の代わりに「กรุณา:ガルナー」という言葉を使うと非常に丁寧な言い回しになりますが、かなり相手との距離感がある言葉ですので使い方に注意が必要です。
⑥「完了いたしました」
何かの手続きや、用事が完了したときに使えるタイ語です。
「เรียบร้อยแล้ว:リヤッpローイ レーオ 」
直訳すると「整いました」となります。きちんと整えられた状態を指す言葉なので、この言葉を聞くと相手は物事が滞りなく解決したことに安心感を抱くことでしょう。
ただ単に「終わった」を意味する「เสร็จแล้ว:セッt レーオ」よりもいいですね。
気を付けて聞いていると日常生活でもよく耳にしている言葉だと思います。携帯の料金チャージ、銀行での手続き、他にも散髪が終わったときなんかに聞くかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?ビジネスでも使える6つの丁寧なタイ語表現をご紹介しました。
自分が意識して使い始めると、いろんなシーンでタイ人がこれらの言葉を使っているのが目に付くようになるかもしれません。
相応しい言葉遣いができるということで人間関係も向上するかも?なのでぜひ機会を見つけて使ってみてくださいね。
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