※2017/12加筆修正しました。
良い人間関係に「挨拶」は欠かせません。「親しき中にも礼儀あり」昔からよく言われることです。
タイ語で挨拶というと「สวัสดี:サワッディー」がよく使われる言葉です。
でも毎回「サワッディー」ばかりの挨拶では少し味気ないというかボキャブラリーの少なさを感じますよね。
実際タイ人は日本語ではあまり使わないような言葉を挨拶代わりによく使います。
それでこの記事では「サワッディー」以外にもちょっとした挨拶代わりに使える便利なタイ語をご紹介したいと思います。
「サワッディー」だけじゃない!?挨拶代わりに使える便利なタイ語
「どこ行くの?」「どこ行ってきたの?」
ちょっとすれ違った人に向けて使える挨拶代わりの言葉です。タイ語では次のように言います。
「จะไปใหน?:ヂャ パイ ナイ?」(どこ行くの?)
自分の家の前を知り合いが通った時、出先で友達に会った時などに使ってみましょう。
応用編として「どこに行ってきたの?」と尋ねる言葉もちょっとした挨拶の言葉として使うことができます。タイ語で次のように言います。
「ไปใหนมา?:パイ ナイ マー?」(どこに行ってきたの?)
この言葉もちょっとすれ違った知り合いなんかに使える言葉です。
この2つの言葉は日本でも挨拶代わりによく使いますよね。ぜひタイ語でも覚えておいて使ってみましょう。
「ご飯食べた?」
日本ではこの言葉を挨拶代わりにすることはあまり無いかもしれません。しかしタイでは多くの人がちょっとした挨拶として「ご飯食べた?」と聞いてきます。
タイ語で次のように言います。
「กินข้าวแล้วหรือยัง?:キン カーオ レーオ ルー ヤン?」(ご飯食べた?)
もしかすると知り合い同士だと「サワッディー」よりもよく使う言葉かもしれません。それぐらいタイ人は顔を合わせばこの言葉を使ってきます。
では「キン カーオ レーオ ルー ヤン?」と聞かれたらどう答えればよいのでしょうか?
ざっくりと二種類に分けると次のように答えることができます。
・「กินแล้ว:キン レーオ」(食べました)
・「ยังไม่กิน:ヤン マイ キン」(まだ食べてないです)
「ยัง:ヤン」(まだです)と短く答えることもできます。
尋ねている人も挨拶代わりのつもりでしょうからそんなに長い文章で答える必要は無いかもしれませんね。
この言葉は本当によく使います。電話口で最初の挨拶時なんかにも尋ねられることがありますので是非聞き取れるようになっておきましょう。
そしてこちらからも挨拶代わりに使うならきっとタイ人に喜んでもらえると思いますよ。
「どんな感じ?」「最近どう?」
勝手に大阪のイメージとして持っていますが、「もうかりまっか?」「ぼちぼちでんな」みたいな、尋ねていることを本当に知りたいわけではない決まり文句みたいなあいさつの言葉もありますよね。
次のタイ語がそれに近いかもしれません。
「เป็นอย่างไร:ペン ヤーング ライ」
かなり親しい間柄で使う言葉です。
「どんな感じ?」「最近どうよ?」みたいなかなりフランクなあいさつ言葉です。
「どう?」聞かれた方も事細かく答えるのではなく「イイよ~」「元気~」みたいにサクッと答えることが多いでしょう。
しかし本当に深刻な悩みや考え事を抱えている人なら、この機会に気持ちを打ち明けてくれるかもしれません。相手の心情や置かれた状況を探れる便利な言葉ですね。
まとめ
あいさつ代わりに使えるタイ語をいくつかご紹介しました。
個人的な観察ですがタイ人はとても人とのコミュニケーションを大切にしているように思えます。また人への関心が日本人に比べて強いようにも思えます。
ですからちょっと会った人にも声をかけたり「ご飯食べた?」と聞いてくるのかもしれませんね。
タイで生活をし始めた友人が、「日本の1960〜80年代頃の雰囲気に似たものを感じる」と言っていたのを聞いたことがありますが、そんな古き良き温かさがタイにはまだあるのかもしれませんね。
「郷に入りては郷に従え」ということわざもありますので、是非タイ流の挨拶の仕方を覚えて使ってみましょう。きっとこれまで以上に異文化コミュニケーションを楽しめるはずです。